城崎温泉駅
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城崎温泉駅(きのさきおんせんえき)は、兵庫県豊岡市城崎町今津稗田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅。
北近畿の温泉の名所として、また、冬の蟹料理の本場として、観光地としての賑わいを見せている。京都からの山陰本線の電化区間は当駅までで特急「きのさき」、エル特急「北近畿」の終着駅となっており、この先は伯耆大山駅まで非電化区間となり気動車での走行となる。
2005年4月1日に城崎町が隣の豊岡市と合併することに伴い、2005年3月1日に「城崎駅」から「城崎温泉駅」へと改称された。
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[編集] 駅構造
島式・相対式3面4線のホームを持つ地上駅である。かつては2面3線であったが、京都から当駅までの電化が完成し、折り返す特急が増えたため、もう1面1線が追加された。
蟹料理の本場らしく、駅構内の至る所に蟹のポスターが掲示されている(かつては水槽があり生きた蟹を見ることができた)。待合室にキヨスクと駅弁販売所兼用のうどん店がある。
駅前の(自称)日本最大の駅舎温泉「さとの湯」は城崎温泉街の外湯のひとつとして機能しており、城崎総合支所の「温泉課」の庁舎でもある。無料で利用できる足湯があり、電車の待ち時間をゆったりとすごすことができる。
[編集] 利用状況
年間を通して観光利用の大変多い駅であるが、「かにカニ日帰りエクスプレス」が運行される冬場の賑わいが特に目立つ。
但しJR西日本は、平成17年~18年にかけてのシーズンは,福知山線脱線事故の営業広告自粛の影響により「カニ列車」を運行せず,定期列車の増結で対処する方針。城崎温泉ではこの影響を危惧している。
[編集] 駅周辺
- 駅舎温泉 「さとの湯」(駅前・当駅下車すぐ。)
- 城崎温泉の温泉を利用した足湯(無料)も、設置されている。
- 城崎温泉 - 駅前より城崎温泉街を形成。
- 豊岡市役所城崎総合支所温泉課(駅舎温泉さとの湯と同一建物内に所在)
- 円山川
- 「城崎マリンワールド」(瀬戸・当駅から全但バス 竹野駅・「日和山」行きで、「日和山」下車すぐ前、 または送迎バス(要予約)利用)
- 「円山川屋形船川下り」 (小島岸壁発着 当駅から全但バス 竹野駅・「日和山」行きで「小島岸壁」下車)
- 「津居山漁港」(当駅から全但バス 竹野駅・日和山行きで「津居山」下車)
[編集] バス
停留所名・城崎温泉駅前
[編集] タクシー
[編集] 歴史
[編集] 駅弁
蟹を使った駅弁のレパートリーが豊富。
- うな弁
- 但馬路御料理弁当
- バスケットランチ
- 柳ごうり弁当
- かにずし
- 鮭ずし
- かにめし御前
- 松葉かに釜めし
- 松茸釜めし
- ステーキな弁当
[編集] その他
第1回近畿の駅百選選定駅である。 豊岡市などと合併することにより,自治体名から「城崎」が消える危機感が根強く,城崎ブランドを守るため地元議会などの要請により,旧城崎町が経費を全額負担して「城崎温泉駅」が実現した。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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