世界平和記念聖堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

世界平和記念聖堂 碑 ヨハネ・パウロ2世像

世界平和記念聖堂（せかいへいわきねんせいどう）は、広島県広島市中区にある、カトリック広島司教区の司教座聖堂＝大聖堂＝カテドラルである。広島世界平和記念聖堂（ひろしませかいへいわきねんせいどう）、幟町カトリック教会（のぼりちょうかとりっくきょうかい）等とも呼ばれる。

目次 1 概要 2 建築概要 3 教会概要 4 周辺 5 ミサ聖祭（Holy Mass）の時間 5.1 平日 5.2 金曜日 5.3 土曜日 5.4 日曜日 6 交通アクセス 7 外部リンク

[編集] 概要

元々、戦前よりその地には幟町天主公教会があった。1945年8月6日の原子爆弾投下で、爆心地より1.2kmの所にあった教会は、聖堂は倒壊、倒壊しなかった司祭館も延焼により焼失してしまう。その時、被爆したドイツ人主任司祭フーゴ・ラッサール（1948年、日本に帰化し日本名愛宮真備になる）が、原爆犠牲者を弔い、世界平和を祈念するために聖堂の建設を決意し、募金を集めて建設に至った。建築するに当たり、戦後初めてコンペが行われたが、2位に丹下健三らが選ばれたが、1位は無く、審査員であった村野藤吾が自ら設計する事になった。1950年8月6日着工、1954年8月6日完成した。鉄筋コンクリート造の建物に被爆地広島の土砂を使い、灰色のレンガを外観部に積み上げている。中にあるパイプオルガンはケルン市より、4つの鐘はボブメル・フェライン等より贈られた。

1981年2月25日にローマ教皇のヨハネ・パウロ2世が平和アピールを発表した。1983年に大規模な改修を行っている。

2006年7月、丹下健三作、広島平和記念資料館(1955年　広島市中区中島町)とともに、戦後建築としては初めての重要文化財(建造物)に指定された。

[編集] 建築概要

• 設計:村野・森建築事務所（村野藤吾）
• 施工:
• 竣工:1954年
• 構造:鉄筋コンクリート造　及び　木造
• 規模:地上3階
• 所在地:広島県広島市中区幟町4-42
• 建築面積:1230平方メートル
• 延べ床面積:2361平方メートル
• 塔の高さ:45メートル
• 備考:重要文化財（2006年7月5日指定）

[編集] 教会概要

• 教会名:広島幟町カトリック教会・ヨセフ三末篤實司教
• 英名:Hiroshima World peace Memorial Cathedral

[編集] 周辺

教会の横にはエリザベト音楽大学がある。

[編集] ミサ聖祭（Holy Mass）の時間

[編集] 平日

• 07:00

[編集] 金曜日

• 07:00
• 10:00
• （第一金曜のみ18:00）

[編集] 土曜日

• 18:00

[編集] 日曜日

• 08:00
• 09:30
• 14:30
• 18:00

[編集] 交通アクセス

ＪＲ広島駅より、南西へ徒歩10分程度

[編集] 外部リンク

• +Catholic Noboricho Church　カトリック幟町教会 - FrontPage
• カトリック広島司教区公式ホームページ

この「世界平和記念聖堂」は、キリスト教に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。