下土狩駅
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下土狩駅(しもとがりえき)は、静岡県駿東郡長泉町にある東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線の駅である。
丹那トンネル開通前はここが三島駅と呼ばれた。
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[編集] 駅構造
[編集] 駅周辺
当駅から南東方向に歩くと約10分で三島駅に行くことができる。
[編集] 歴史
前述の通り、元々はここが「三島駅」であった。その経緯については三島駅#歴史も参照。
- 1898年6月15日 三島駅(初代)として開業。豆相鉄道~駿豆鉄道線(現、伊豆箱根鉄道駿豆線)の分岐駅としての役割も担った。
- 1934年10月1日 下土狩駅に改称。
- 1934年12月1日 丹那トンネルの開削により東海道本線のルートが変更され、そちらに三島駅(2代)が設けられて、駿豆鉄道の起点も同駅に変更される。
なお、当駅が三島駅として開設されてまもない1900年5月に、大和田建樹によって作成発表された『鉄道唱歌』第1集東海道編では、以下のように開業まもない豆相鉄道と共に三島を歌っている。「官幣大社」とは、豆相鉄道の三島町駅(今の駿豆線三島田町駅)や今の三島駅からほど近い三嶋大社のことである。
- 16.三島は近年ひらけたる 豆相線路のわかれみち 駅には此(この)地の名をえたる 官幣大社の宮居あり
更に同年10月、『鉄道唱歌』に倣って早速発表された『豆相鉄道唱歌』でも、以下のようにこの駅を歌った。
- 1.雲井を凌ぐ白妙(しろたえ)の 富士と富士見の滝つ瀬を うしろに三島立出づる 豆相線路の汽車の旅