ロジャー・ラビット
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『ロジャーラビット』(Who Framed Roger Rabbit)は、1988年のアメリカ映画でタッチストーン・ピクチャーズ製作の映画、またそれにでてくる主人公の名前。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
舞台は1947年のハリウッドで、そこで活躍する実社会に存在しているアニメーションキャラクターと人間の関係をコミカルに描いた作品。1988年アカデミー賞視覚効果賞、編集賞、音響効果賞受賞。
舞台となる場所と人物はほとんど実写だが、それに絡むようにトゥーン(アニメーションキャラクター)が合成されて製作された。この映画に出てきたトゥーンたちが住む街、「トゥーンタウン」はその後、世界各地のディズニー・テーマパーク施設に作られ、キャラクターたちが住む街という設定も踏襲されている。
なお、この映画に出演しているトゥーンはディズニー作品だけでなく、バッグス・バニー(ワーナー・ブラザーズ)やドルーピー(MGM)、ベティ・ブープ(パラマウント映画)など、アメリカアニメ映画の黄金期を飾った他社のキャラクターまで幅広く出演している。特に、ワーナー系のキャラクターはディズニーキャラクターよりも出番が多いくらいである。
[編集] ストーリー
アニメーション映画スターであるロジャー・ラビットは今日もベビー・ハーマンと共に映画撮影の真っ只中。しかしいつもの調子が出ずNGを繰り返してしまう。ロジャーの奥さん、ジェシカが浮気をしてるのではとの噂があるからだ。 一方で探偵のエディ・バリアントは現在ではアニメを憎んでいたが、一緒に探偵をやっていた弟をアニメに殺害されるまではアニメにかかわる仕事が大好きだった。彼は映画会社の社長に、ジェシカの浮気現場を押さえるように依頼される。そして証拠をつかみ、ロジャーに見せた翌日、その浮気相手が何者かに殺害された。ピアノを頭上から落とされる、というアニメのような手口で。そしてその手口は、エディの弟が殺された方法と同じだった。 この事件に、ドゥーム判事が乗り出した。彼はトゥーンたちをきらい、トゥーンを元の絵の具に戻してしまう「ディップ」を発明。容疑者であるロジャーを絵の具に戻してしまおうとする。一方で、この事件にはトゥーン・タウン全体の運命がかかわっていることが明らかになっていく。
[編集] スタッフ
- 監督 ロバート・ゼメキス
[編集] キャスト
- エディ・バリアント:ボブ・ホスキンス
- ドゥーム判事:クリストファー・ロイド
[編集] 主なキャラクター(他社も含む)
ディズニー
ワーナー・ブラザーズ
- ダフィー・ダック
- バックス・バニー
- トゥイーティー
- ポーキー・ピッグス
パラマウント映画
- ベティ・ブープ
MGM
- ドルーピー
[編集] その他の登場キャラクター(他社も含む)
- ロードランナー
- ワイリー・E・コヨーテ
[編集] 備考
- この映画のほかに、ロジャー・ラビットの出演するアニメ作品が製作されている。
- この映画が最初にテレビ放送された際に、「トゥーン」という言葉が日本ではあまり認識されていなかったため、「アニメ」という言葉で置き替えられ、「トゥーンタウン」も「アニメタウン」という言葉に変えられた。
[編集] 関連項目
- 東京ディズニーランド トゥーンタウンにある「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」はこの映画のアニメ部分を基に作られている。
- スペース・ジャム ワーナーブラザーズ製作の実写合成アニメ映画。バックスバニー他タスマニアンデビルなどワーナー系アニメキャラが総出演する。
- フリーウェイ
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