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モーターヘッド (ファイブスター物語) - Wikipedia

モーターヘッド (ファイブスター物語)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モーターヘッド (Mortar Headd) は、漫画ファイブスター物語』に登場する架空ロボット兵器の呼称。略称は MH。名前はイギリスロックバンドモーターヘッドに由来している。

目次

[編集] 概要

作品の舞台であるジョーカー太陽星団で開発された最強の戦闘兵器。通常人型をしており、大きさは肩高15メートル前後。エネルギーに変換して天文学的な出力を発する外燃機関「イレーザーエンジン」を動力源とする。主兵装は近接戦用の武器(刀剣など)。これはMHが非常に強力な戦闘兵器であり、他の対象にはほぼ無敵で、自ずと戦闘は対MH戦を主眼としているからである。レーザーやミサイルなどは騎体各所に装備されており、MH以外の駆逐の為に用いられる。MHは防御も優れており、飛び道具はほぼ無効である為だ。奇特なMH(主人公のMHなのだが)には火炎放射器、巨大なブーメランであるバル・バラ、果ては剣玉フレイル(影が1コマだけ登場)なる訳の分からない武器まで用意されている。あまりにも強力すぎることから、法律で禁じられている作中での最強の武器バスターランチャーを装備する騎体もある。

活動範囲も地上から空中、水中、宇宙にまで至る万能戦闘兵器である。しかし戦闘は戦術上ほとんどが地上で行われる。光速移動(劇中では「テレポート」とも表現される)、つまり瞬間移動も可能となっている。しかし光速移動には多大なエネルギーを必要とし、自らのエネルギーで行うとその直後は行動不能になることが多く、戦闘時の使用は実用的ではない。

平均的な人間を遥かに超えた反応速度をもつ人間、騎士(ヘッドライナー)の動きをトレースすることから、目視や誘導でも攻撃を当てることは容易ではない。また偶然当たったとしても、優れた強度と自己修復能力が備わった有機珪素(ネオキチン)の装甲は容易には破壊できない。また装甲自体に記憶された形状に自己修復する能力が備わっており、破壊は瞬時に大規模に行う必要がある。そのためMHには基本的MHでしか対抗できない。しかしその一方で、転倒などでは自重で破損してしまうという脆弱さも併せ持っている。 この様に、MHは非常に高性能だが、それに比例して操縦者にも非常に高い能力や衝撃に耐えられる身体を要求するため、普通の人間は操縦することができない。動かすには、「騎士(ヘッドライナー)」と呼ばれる特別な能力を持った者と、「ファティマ」と呼ばれる専用の情報処理能力を持った人造人間を必要とする。

騎士
モーターヘッドの操縦者。ヘッドライナーとも呼ばれる。かつてのAD世紀時代の「超帝國」で遺伝子操作等により戦闘を目的に作られた人間。騎士の能力発現は劣勢遺伝であり、現在では全ての人々にその遺伝子が行き渡っている一方で太古から連綿とした血統を保っている王族などにでは強力な騎士が高確率で発現する。現在では民間からも生まれることがあるが、稀である。普通の人間の10倍以上の反応速度と、100メートルを2秒(時速180km)で走り、30m以上を跳び上がるなど驚異的な身体能力を持つ。基本的にMHの動作は搭乗した騎士の動きのトレースである。
詳細は騎士を参照のこと。
ファティマ
MHが強力となったことで騎士が単独で操縦を行うことが困難になったことから、操縦の補佐として情報処理用に開発された人造人間。MHの動作衝撃に耐えられるように、100メートルを2秒77(時速130km)で走り、15m以上を跳び上がるなどの騎士に近い身体能力(騎士の約80%の筋力、反応速度)を持つ。出力調整、索敵、火器管制等を行い、騎士がモーターヘッドの操縦に専念できるようになった。これによりMHはより高い能力を持つことになった。
詳細はファティマを参照のこと。

騎士の操縦は頭部を除く全身で行うため、騎士用コクピットは騎士の身体に合わせて作られている。別の騎士が搭乗するにはコクピットの入れ替えが必要となる。全てのファティマが一人の騎士の細胞から作られていることから個体差は小さいことから、ファティマ・シートはは共用が可能である。ファティマは騎士に近い強靭な肉体を持つうえ、美観的に劣るという理由からファティマ・シートに拘束具などは備わっていない。

構造は人間の背骨の様な竜骨と呼ばれるメインフレームに、イレーザーパワーで駆動される動力ピストンとインナーフレームが取り付き、その上を何重もの装甲が覆う構造となっている。その装甲や装備は戦闘を行う場所の環境や戦術に応じて変更され、同一のMHでも全く異なる姿で現れる事がある。また騎士のコクピットは胸部の竜骨前方に、ファティマコクピットは竜骨の最登頂部、MHの頭部に収まっている。

MH自体には意志は存在しないが幼児程度の知能は備わっている。騎士やファティマを父や母として認知し、その行動に盲目的に追従する。基本的な行動パターンはプログラムされている。しかしレッド・ミラージュにおいては眼にした物を全て破壊する強力な破壊本能がプログラムされており、騎士とファティマは暴走を抑える安全装置に過ぎない。

設計・製作は特別な能力を持った人間に限られ、「マイト」と呼ばれている。 また組み立て・調整もマイトに次ぐ能力が求められ、専門の技師「マイスター」と呼ばれる。どちらも星団では希少であり高い地位を得ている。

[編集] 戦争におけるモーターヘッドの役割

ジョーカー星団での戦争は、土地や人民を手に入れる国家間交渉の一手段とされている。その為に被害を最小にする目的で戦争代理人として騎士、そしてMHが用いられて、艦隊戦など多大な被害が予想される作戦は行われない。その為に非常に強力な兵器を開発した。それがMHであり、その操縦者が騎士である。

作中では、コーラス軍の空中戦車に搭載された連射式(1分間に1,200発)の180mmガンランチャーが偶然命中した事で、ハグーダ軍のMHマグロウが撃墜されている。しかしこれはコーラス軍の空中戦車隊にとってはかなりの幸運であり、通常ならば10台の戦車での予測攻撃の上で5,000発の射撃をしても、MHにかすらせる事すらできない。この為、本来ならばMHは空中戦車の様な通常兵器を歯牙にもかけない。こうした圧倒的な力の差は、『ウルトラマン』や怪獣映画における科学特捜隊自衛隊の兵力が殆ど無力である事と似ているが、MHと対峙した通常兵器は見逃されない限り撤退すらままならない。A.K.D.の戦車隊がシーブルの対MH戦で単発で射撃しているが、これは作者がポカミスであることを認めている。MHの任務が対人殲滅ならば、MHのセンサーをかく乱する様な特殊な気象条件か、よほどの幸運がない限り、一般兵が生き残る事はできない。

MHはMHでしか対抗できない存在であり、MH同士の戦闘は決戦となる。通常兵力同士の戦闘は敵勢力のMH配備数を把握するまでの時間稼ぎである。敵勢力よりも自勢力のMH数が上回ればMH戦に移ることで勝算が非常に高いものになるし、逆に下回ると自軍に特別強い騎士やMHがない限りは撤退が賢明となる。この判断に時間を要するとそれだけ一般兵士に被害が大きくなり、劇中で描かれる戦争には情報戦の側面がある。

MHの存在意義は、戦死者の軽減はもちろん、戦火で土地や人民を損なうリスクを最小限に抑えて領地を手に入れられるという点にある。またそれ故に騎士は戦争の全権代理人である。ジョーカー星団では強力な能力から騎士には人権が大きく制約されているが、それと引き替えとしてとても高い地位が与えられている。

[編集] 権威の象徴としての役割

MHの操縦は簡易的な範囲であればファティマ単独でも可能であり、優れたファティマの場合は騎士抜きでのMH戦すら試みることができるが、MHの能力を引き出すまでには至らない。また、騎士ではない人間では戦闘行動による衝撃に耐えられない。この為、騎士ではない為政者がMHを所有するのは、自分の権力を誇示する為の虚飾としてであり、金銭等で騎士との縁戚関係になる事と共に行われる。

国家や騎士が所有する場合でも、MHには国家の威信を示す等の役割があり、式典専用の優美な装甲が作られる場合もある。MHが兵器であると同時に最高の美術品と言われる由縁である。式典用装甲は極めて脆弱な場合が多いが、名のある騎士やファティマの搭乗騎では、戦闘用装甲であっても装飾が行われていることが少なくない。

[編集] モーターヘッドの歴史

MHの前身は、AD世紀に生み出された戦闘マシン「マシンメサイア」である。現在の騎士をはるかに凌駕する強力な「純血の騎士」との完全シンクロにより、その戦闘力は後のMHすら上回っていたと言われている。騎士やダイバーの能力は、当初は一部の権力者に独占されていたが、それらの能力は遺伝により受け継がれることから、時代を経ることで、一般人の中に拡散していった。権力の独占を失ったことで超帝國は滅亡した。

マシンメサイアは星団暦に入りMHに変化し、依然としてジョーカーの最強兵器として君臨していた。しかし科学の衰退によりMHはマシンメサイアには劣るとされている。そして、後世の薄められた騎士の力では、MHでさえも能力を十分に引き出す事が出来ていないと言わざるを得なかった。

星団暦2310年に発明開発された有機コンピュータ「ファティマ」により、騎士はMHの操縦に専念することが可能になり、それ以前と比べより強力なものとなり、MHは新たな時代へと突入する。 3007年、アマテラスが火炎放射器を装備したレッド・ミラージュ、バスター砲を持つナイト・オブ・ゴールド、そして巨大MHヤクト・ミラージュなどの「ミラージュ・マシン」を公開した時、星団中に失笑が走った。従来の常識では、MH同士の戦いでは飛び道具など無用の長物であり、まして巨大MHは敏捷性で通常のMHに敵うはずがないとされていたからである。

しかし3159年、天照の星団侵攻が始まると失笑は恐怖の叫びに変わる事になる。強力な火炎放射器は刃渡り数百メートルの巨大な剣となり、間合いに入ることさえ不可能。その炎に触れた物は瞬く間に焼き尽くされる。アマテラスのMHは対MH戦を行う兵器だという常識を完全に無視し、バスターランチャーは戦地を蹂躙する。アマテラスのミラージュはMHを全く相手にしなかった。

慌てて戦力増強を図ろうとした各国だったが、MHの開発・製造が困難になっているという現実に直面する。ひとつに星団中の資源が枯渇しつつあった事、さらにMHの開発を行えるマイトの血筋が薄れ、その能力を持つ人間がほとんど生まれなくなっていたためである(これはファティマ・マイト、そして騎士においても同様であった)。やむなく限られた資源と人材により既存のMHの改良が進められたが、もはや星団が天照の手に落ちるのを止める事は出来なかった。

星団を統一したアマテラスが時空の彼方に去った後、星団は再び混迷の時代を迎える事になるが、その頃にはもはやMHは伝説と博物館の中のみの存在となっていた。

[編集] デザイン

モーターヘッドのデザインは、連載開始時にデザインが公開されたものについては、作者である永野護メカニックデザインキャラクターデザインを手がけたアニメ重戦機エルガイム』の架空の戦闘兵器「ヘビーメタル」を元にしている。特に、冒頭で『エルガイム』に登場するバッシュを基にしたバッシュ・ザ・ブラックナイトと、ブラッド・テンプルを基にしたレッド・ミラージュとの戦闘が描かれた事は、読者を物語に引き込むための作者の意図である事が明かされている。

また、『エルガイム』でのデザインを基にしていると言っても、劇中に出てこなかったものも多い。ブラッド・テンプル自体、『エルガイム』では活躍しておらず、発掘されたブラッド・テンプルの頭部がエルガイムmk-IIの頭部になったという裏設定があるのみで、その頭部自体もレッド・ミラージュとは全く別物のデザインである。つまり、ブラッド・テンプル自体にも複数のデザインがあったのである。この様な複雑な関連になっているのは、『ファイブスター物語』自体が、永野護によって作られた『エルガイム』の敵役のポセイダルを主人公にした裏設定をクリンナップする形で成立したものだからである。この為、『エルガイム』においてはアニメーション動画用に省略されていたロボットの細部が、マンガである『ファイブスター物語』では妥協なく書き込まれ、同じ種類のモーターヘッドであっても「装甲換装」や「バージョンアップ」によって、多様なバリエーションを与えられている。

連載が進むにつれて『エルガイム』には全く見られなかったデザインも登場する様になる。例えば「アシュラ・テンプル」は、『エルガイム』と『ファイブスター物語』の双方に登場するが、副腕を持つという共通点以外は全く別物である。

しかしながら、こうした変化は「脱エルガイム」というわけではなく、『エルガイム』以来のメカニックデザインが洗練されていっているという事である。連載開始20周年・単行本第12巻の時点でも、『エルガイム』で活躍したオージェを原型としたAUGE(オージェ)や、エルガイムにデザインのルーツを持つMHエンゲージが活躍し、対決が再現されている。また第11巻には、『エルガイム』の劇中で活躍した「グルーン」が「ヘビーメタル」としてのイメージを残したままで「モーターヘッド」として登場している。これらは永野自身が『エルガイム』以来のモチーフを大事にしている事と、最初期からのファンへのサービスとしてストーリー作りやデザインを行っている事の現れである。

なお、連載開始時にデザインが公開された中では、ホワイト・ミラージュが唯一、『エルガイム』とは無関係である。ホワイト・ミラージュは没となった永野案のΖΖガンダムが基になっているが、その後、「ワイツ・ミラージュ」に改名される等の変遷を経て、現在では設定から外されている。

[編集] 模型

WAVE海洋堂ボークスなど模型製作・販売会社の各社が、レッド・ミラージュ等のガレージキットプラモデルを発売している。また、2つのバスターランチャー砲(通称ツインタワー)を持つヤクトミラージュが1/100のサイズで発売された際は、20万円近くにもなる価格もさることながら、全長2m以上という超ド級のスケールで周囲の度肝を抜いた。

余談だが、ワールドタンクミュージアムの原型で知られ『天才』と称される原型師谷明は、元々は個人ガレージキットディーラーとしてMHを製作していたところを永野に見出され、海洋堂に紹介されて入社した経緯を持つ。

数あるモーターヘッドの中で一番立体化,商品化されたのはLEDミラージュとの事。

ガレージキットの祭典ワンダーフェスティバル、近年のファクトリーズ・アライアンスにおいて法人、個人問わず数多くのモーターヘッドの立体物が見られる。
近年では、プラモデルでのLEDミラージュの半透明装甲の再現や、エッチングパーツを使用した多重装甲の表現などといった新しい試みがなされている。

[編集] 主なMH一覧

作品に登場する主な国別の、モーターヘッドの一覧。ただし、モーターヘッドを個人所有している騎士がどの国に仕官もしくは加勢しているかという事や、国名を明かさずに他国に援軍を派遣する場合、他国のMHを接収して用いる場合、個人傭兵や傭兵騎士団などの国から独立した武装勢力が存在するという事情があるので、単純に国別に分ける事はできない。時代によって、各勢力を転々とする機体も存在する。

[編集] A.K.D.

[編集] ザ・ナイト・オブ・ゴールド(K.O.G.)

ザ・ナイト・オブ・ゴールド(The Knight of Gold、K.O.G.)は、アマテラスの皇帝騎の総称。単にザ・ナイト・オブ・ゴールドと呼ぶ場合はラキシスの為に製作した騎体を指す。正確には専用のエンジンを使用していればナイト・オブ・ゴールドであり、その種別はモーターヘッドに限らない。K.O.G.は、専用エンジンを使用した機体と定義されている。公開されたK.O.G.のイレイザーエンジンの中で、使途が不明な1台が存在する。そのため、K.O.G.は以下の機体以外に、もう1機存在することになる。

ザ・ナイト・オブ・ゴールド(ディスティニー・ミラージュ)
型式名、Mirage D。正式名称「KNIGHT OF Titin D」。「黄金のモーターヘッドで迎えに来て」というラキシスのお願いを叶える為に製作された。最外殻の装甲の全てに純金メッキが施されている。最強と言われる強力な騎体で、有り余る出力は3次元空間を歪めるほど。破壊力により星団法で禁止されているはずのバスター・ランチャーを固定武装として装備する。しかし不安定で度々動作不能になる。日本の武士がそうであるように盾を装備しない完全駆逐用MH。
第1話では目的地のバストーニュにたどり着く前に墜落。追われるソープがラキシスと墜落現場に逃げて騎乗、バルンシャとデヴォンシャ、ヘルマイネを倒す。第2話ではコーラスの決戦に参戦するも整備不良でほとんど役に立たず、ジュノーンに剣を渡すに留まった。
巨大な頭部には本来使い道の無い数々の特殊な機能や設備を持ち、今後のラキシスの運命とその後の世界をも予見して作られていることが分かる。
ルミナス・ミラージュ(カルバリー・R、the K.O.G.ルミナス)
正式名称「ポコちゃん1号」。ワスチャにMH戦で白星を上げさせる為に貸し出した擬装時の名称。外装はクロス・ミラージュ雌型と同形に換装される。しかし装甲の半分は新規製造で、本体の金属も赤色金属を用いるなど1日で仕上げたとされるもかなり凄い仕上がり。単独での長期行動する為の装備が外されていることから、本来の姿と比べると細身に仕上がっている。バスター・ランチャーはオプション装備化。
星団最強と言われるヒュートランのサポートにも関わらず負けそうになったところ、ずっこけて相手の武器をはじき、戦意喪失させて辛勝。
ナイト・オブ・ゴールドII ラキシスマリッジ
3239年に惑星カラミティの爆発により行方不明となったK.O.G.とラキシスは、放浪した後にジョーカー星団が存在した空域にある緑の星フォーチュンで7777年に天照と再会する。その改装された姿がK.O.G. IIだと言うが、詳細は不明。
シュペルター(K.O.G. ウォータードラゴン)
型式名、Mirage hX。ナイト・オブ・ゴールド・シリーズの最初の騎。アルス・キュルと同時期に製作に着手し先に完成した。デイモス・ハイアラキに与えられ、後にカイエンが譲り受け改装しシュペルターと呼ばれた。
劇中での初登場はツァイハイ。アウクソーを失って失意のカイエンがATと名乗る首領に率いるパルチザンに捕らえられていたところをウースー共和国のパルチザン狩りの2騎のMHに強襲された為、カイエンがシュペルターを持ち出した。パートナー不在のカイエンだったが、A.T.(アトロポス)がファティマシートでサポート。敵MHビルドーを一撃のもと撃破。メイユ・ズカのザカーも撃退する。
2度目はカステポーでのソープ救出戦で、使えるミラージュ・マシンは全て星団外に出払っておりフロート・テンプルには1騎も残っていなかったことからカイエンがルンに貸与した。ミラージュ仕様(シュペルターで無様な戦いをさせないよう)に塗装され、L.E.D.ミラージュのベイルを装備。戦闘中の最前線に降下し、マエッセンの青騎士を撃破。敗走するシーブル国が撃ったバスター・ロックの周囲への被害を食い止めるため、シュペルターはバスター・ランチャーで撃ち落とし、対消滅させた。
その後、カイエンがハスハの筆頭騎士となったことでシュペルターもハスハの旗騎となった。星団暦3030年のバッハオマのハスハ侵攻において、出撃することもなくカイエンは死亡し、王宮陥落。シュペルターはバッハトマに接収され、デコーズの次に手柄を立てた無名の騎士ジィッドに褒美として与えられた。
カイエンとそのパートナーであるアウクソーが搭乗するシーンは、本編中では一切存在しない。剣聖とK.O.G.との最高の状態での組み合わせは筆舌しがたいということか。
オージェ・アルス・キュル
ウォータードラゴンの姉妹騎としてカイエンの為に製作された。マシン・メサイアAUGEを模した外観を持ち、王家のMHとして実戦は行わないことを前提に自動弾除けとしてランダムバインダーを装備している。しかし、カイエンがウォータードラゴンを継承したことでバランシェ邸に放置されていた。その後、成人したアトロポスが逃がされる際に持ち出した。それまでバランシェがファティマ開発に利用していたと思われる。
ソープとアトロポスがシーブル軍の傭兵ブラフォードのMH・アパッチに追われた時、「ファティマを使わないMHを開発する」というソープの願いへの参考にとファティマを乗せず、アトロポスが単独で使用。アパッチの性能は低いもののブラフォードとファティマ・京の能力により、善戦するも敗退。騎体の機密保持の為に自爆させた。ソープはアトロポスの為に作るとその場で約束した。イレイザー・エンジンは回収され、後にK.O.G.ATに使用された。
若かりしボード・ビュラートがバランシェ邸を訪問した際、建設中のテストサイロにクバルカンのバングと共に置かれていた。
ナイト・オブ・ゴールド・AT / パトラクシェ・ミラージュ
型式名、Mirage A1E1。正式名称「KNIGHT OF Titin D2」。ATはアトロポスを意味する。アトロポスとの約束に従いオージェ・アルス・キュルのイレイザーエンジンを使って新たに作られた。ラキシスのK.O.Gとは頭部の違いとバスター・ランチャーが取り外されている点を除き形状と性能は同じ。
行方不明だったアトロポスがアマテラスの元に現れ、星団暦3960年に本騎を駆って星団統一に参戦。星団暦4100年はユーパンドラが騎士、アトロポスがファティマとして出撃し、コーラス26世のジュノーンと相討ちとなる。
ザ・ウィル
形式名Mirage W。3185年に完成した天照の戦闘コロニー。全長32.5kmとジョーカーにおいても桁外れのスケールを誇る巨大戦艦。MHでは無いが、同型のスーパーイレーザーエンジンを2組搭載している事からK.O.G.の系譜に含まれる。形見としてソープに託したDr.バランシェの設計で、ラキシスの願いによって、当時使う者も無く埋もれていた技術・次元航行デバイスが搭載されている。完成後はミラージュ騎士団の移動基地として星団侵攻の拠となった。星団制圧後、天照はA.K.D.をユーパンドラに譲ってウィル内に隠居、4100年にはミラージュ騎士団、グリース国民と共にラキシスを探す為に星団を去る。
バイナス
形式名M.M.T.-3。アマテラスとラキシスの娘カレンの為に製作されたというが、詳細は不明である。人型のロボットのようだが、M.M.T.というところからMHではなさそうだ。

[編集] ミラージュ・シリーズ

レッド・ミラージュ(B型)
ホーンド・ミラージュに代わるミラージュ騎士団の主力となったモーターヘッド。3159年の星団大侵攻ではわずか15騎で星団を蹂躙し恐怖に陥れた星団史上最強の「ロボット」であり、後世の歴史家はあまりの強さからこの騎体を「モーターヘッド」のカテゴリーから外しているほどである。レッド・ミラージュとあるが「RED(赤)」のミラージュではなく、L.E.D.・ミラージュである。これはleadの過去形過去分詞形である。正しくはLEDだが、L.E.D.という表記する理由は不明。
クロス・ミラージュ
本来MHは万能兵器なのだが、ことミラージュ・マシンにおいてはその限りではなく特殊用途用が多い。クロス・ミラージュは集団戦闘での索敵などを念頭に開発されたMHだが、ミラージュ・マシンの中では珍しく汎用性の高い。その結果、単騎での出動などで最も頻繁に用いられることとなった。
カルバリィ・C(C型)
開発用として先行して製作した騎体のコードネーム。コーラス - ハグーダ戦でディッパが操縦したのはこれ。
クロス・ミラージュ雄型(G型)
クロス・ミラージュの重装甲型。魔導大戦で使用されるようだ。
クロス・ミラージュ雌型(G2型)
軽装で高出力化した騎体。過度のチューニングが施されており、非常に扱いづらい(ミラージュ騎士の能力であれば問題は無い)。アイシャがアシュラ・テンプル戦で使用した。しかし出城時にチェックされず出撃も緊急出動した為に不完全な状態であり、自滅した。
ヤクト・ミラージュ(J型)
正式名称「錨は巻き上げられ、炎の時代が始まる」。2種2騎が製造される。本体のサイズは長年の経験によるベストと思われたサイズの3倍の約40m。それでいて通常のモーターヘッドと同等以上の運動性能を誇る。また装甲もその巨体に比例して厚くなっており、さらに膝から下はさらに厚くしてある。しかも、膝から上は軽量化の為に装甲が各所でスケルトン構造になっているが、膝下の装甲には隙間が無い。通常のモーターヘッドの全高は当騎の膝あたりまでであり、膝から上には剣は届かず、膝から下は剣を跳ね返す。本来の目的である砲戦のみならず通常のモータヘッド戦も真剣に検討されていることが分かる
別名ツインタワーとも呼ばれ、その名の通り2門の最大サイズのバスター・ランチャーを装備する。その場合の全高は200mに達する。バスター・ランチャーの射撃時には四つん這いになるが、副腕副脚の合計4本の副肢は射撃の反動で騎体が地面から浮かないように掴まえるためのモノ。射撃の閃光は宇宙からでも肉眼で見えるという。衛星軌道上からの砲撃から市街戦、果てはモーターヘッド戦もこなす為にありとあらゆる兵器を装備している。K.O.G.サイズのバスター・ランチャーも装備するが、主バスター・ランチャーの標準を合わせる試射で使う。
オレンジ・ライト“ドラゴン”
グリーンレフトに遅れて完成。全体が直線基調の外観とグリーン・レフトとは異なっていて、共通パーツはほとんどないらしい。バスター・ランチャーの着脱は出来ない。カラーリングはオレンジ。オレンジドラゴンとも。ドラゴンを思わせる羽状のパーツを持つ。
グリーン・レフト“デーモン”
フロート・テンプルに入城したラキシスに製作中の第1装甲を取り付けた状態の騎体をアマテラスが見せた。
ボォス星のソープ救出戦。フロート・テンプルに使える騎体が無かったことから、ラキシスがまだ未使用のグリーン・レフトの使用をシャフトに許可した。デルタ・ベルン星のフロートテンプルから単騎で出動。しかしバスター・ランチャーは今回は装備していない。ボォス星のカステポーまでへの移動中、シャフトのパートナー、パルテノにより、参考となる騎体が存在せず戦闘データが全くない赤子の状態から立ち上げが行われた。後発のルンの隊が先に到着しアイシャの参戦もありA.K.D.軍は劣勢を挽回するに見えたが、
ソープの位置をシーブル軍も見付けたことでA.K.D.軍は突然の窮地に陥った。絶体絶命と思われたその時、巨体が大気圏突入で降下してきた衝撃波で戦場は大混乱に。混乱は収まったものの、たその巨体を見た者は皆恐怖した。ブラフォードは「あの巨体で(通常の)MHと渡り合うのは無理」と見たが、操縦するシャフトとパルテノの能力もあり、その巨体からは信じられないほどの機動性によりブラフォードのアパッチ、パイパーとケルシャーの青騎士、スカのザカーの計4騎をこともなく撃破。
現在この騎体を収容できる艦船がジョーカー星団には存在しないこともあり、単騎出撃となったが、復路はパルテノが独りで乗って還ったとのこと。
スピード・ミラージュ
今後の宇宙空間への展開を予想し、飛行能力を充実させたMH。2種2騎が存在する。カラーリング違いのみの同型騎との設定は没。バスター・ランチャーを標準装備。
ヴンダーシュッツェ(S型)
1号騎。名称は旧称ワンダースカッツのドイツ語読みに変えられた。ヴンダーシェッツェは一部にミラージュマシンの面影を残すが小型宇宙高速船のような形状で人型への変形は出来ない。脚もライディング・ギアの様である。
A.K.D.が星団統一後、アマテラスはアラートに打倒A.K.D.パルチザンへの参加を命ずる。アラートの先祖とアマテラスが作ったA.K.D.の首都フロート・テンプルを襲撃し、A.K.D.の打倒は果たされる。
ヴォルケシュッツェ(S2型)
2号騎。旧称クラウドスカッツ。名称はヴォルケシェッツェに改められた。液体金属によるモーフィング装甲を持ち、飛行形態と人型とに変形する。しかし飛行能力は1号機には及ばない。ログナーは中途半端で扱いづらいと述べている。
フロート・テンプル陥落でログナーが、メガエラとバーデンバーグを回収しコクピットに乗せて脱出。アラートのヴンダーシェッツェに任務完了の労いの打電をする。
テロル・ミラージュ(H型)
正式名称は“GUAST IN TERROR”。隠密行動を前提に開発され、後方攪乱などを行うMH。ステレオタイプ忍者のような機体で、バル・バラ(手裏剣型ホーミングブーメラン)や、剣玉フレイル(単行本ではカット)などの良く言えば特徴的、悪く言えば胡散臭い武器を持ち、カムフラージュなどの為の特殊装備が多数搭載されている。また、勝手に動いて後のマスターであるブラフォードにウィンクして挨拶するなど、怪しい機能を多数持っている。下半身は通常サイズのミラージュと同じだが、他のミラージュより全高は低い(つまり座高が短い)。隠密行動用ではあるがレッドミラージュと同型のイレーザーエンジンを搭載しており、パワーもレッドに匹敵する。
初登場はアイシャとアレクトーによるカステポーでの対シーブルのソープ救出戦。
アイシャがヤーボから電話で情報を仕入れ、アレクトーがクロス・ミラージュのビョンド・シーカーにソープを捜索させようとモーター・ドーリーのハンガーに来たら、クロス・ミラージュではなかったという。ノーチェックで出城した為にクロス・ミラージュと間違えて持ち出した。捜索地域では既にA.K.D.とシーブルのモーターヘッド戦が始まっていた。アレクトーがソープ捜索に専念していたためにケーニヒのバイ・オ・ラに苦戦したが、ソープを発見したと、同時に一瞬にしてバイ・オ・ラの両手首を切断(歴史に残る貴重なMHを潰さないため)し、戦闘不能にしている。戦闘終了後、ミラージュに入団したブラフォードに与えられるが、既に独りでにブラフォードにウィンクしてた。後に当初のカラーである黒からロービジ(低視認性)に変更される。
当初の設定では、ロービジをブラフォード、黒をカイダが使用するという2騎の製造だったが、1騎のみとなったようだ。
ルガー・ミラージュ
形式名Mirage R。テロル・ミラージュの姉妹騎。ヤクト・ミラージュの出撃シーンで無重力ハンガーにて1コマだけ登場している。
ホーンド・ミラージュ
レッド・ミラージュが完成するまでのミラージュ騎士団の主力MH。名前の由来は頭部のデザインが楽器のホルンに似ているとことから。老朽化が進んでおり、L.E.D.の完成と共に退役。一部はベルゲ・ミラージュに改装された。
ラキシスの入城時やランドの帰還の時に式典装飾され宮殿に配置されていた。
カヴァード・ミラージュ
レッド・ミラージュの開発の為に作成されたホーンド・ミラージュを基とした原寸大のMH。モックアップというところから動作は限られたものと思われる。ホーンド・ミラージュのその後のミラージュの基本となる小型のイレイザー・エンジンを2機搭載するレイアウトなどを検証するなどした。それに続いてさらにL.E.D.・ミラージュの開発用にE-S(イーエス)、E-L(イーエル)、E-N(イーノウ)のテスト用3騎が続いて作られた。
ジャッジメント・ミラージュ
型式名Mirage J。ソープがジュノーンがL.E.D.・ミラージュの改修でエンジンを組み込んだことから、ミラージュの一つとしても分類される。詳細はジュノーンの項を参照。
マイティ・ミラージュ
型式名Mirage M。Dr. ダイアモンドの開発したマイティ・シリーズにもL.E.D.・ミラージュのイレーザー・エンジンが使用されていることから、ミラージュ・シリーズとして分類されることがある。詳細はマイティ・シリーズの項を参照。
フレイム・ミラージュ
型式名Mirage F。運用が困難なヤクト・ミラージュの縮小版として今後製作されるバスター・ランチャーを装備する2種2騎のMH。失敗作になるというが、本編に登場する可能性はある。
ルージュ・ミラージュ
型式名Mirage A。アーキ・ミラージュとして試作された。運用が困難なヤクト・ミラージュの軽量版となる。ビア樽型のランダム・バインダーを装備し、ビラルケマレーザーマシンガンを装備する。設定は公開されている。アドラー侵攻で参戦するようだ。
ビラルケマ・レーザーマシンガンを装備したキュキィの個人騎エレシスも、ルージュ・ミラージュと呼ばれることとなるようだ。
クルツ・ミラージュ
形式名Mirage K。ミラージュ最軽量のMHとして登場予定。峡楼姫とエレーナが使用すると設定されているが、1騎のみで2名というのも、ミラージュ騎士ではないエレーナが使用するというのも設定が変わっている可能性がある。
ワイツ・ミラージュ
デザインはサンライズ製作のアニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場するガンダムとしてデザインされたが、スポンサーにガンダムに見えないとしてクレームにより没になったものを流用したもの。現在はファイブスター物語の設定からも外れて、完全にお蔵入りとなった。
ルクス・ミラージュ
形式名Mirage L。失敗作という以外に詳細不明。
ゴウト・ミラージュ
形式名Mirage X。ハスハのエンプレスをそっくり模したMH。ミラージュ騎士であるファティマ・タワーが使用する。ファティマは不要だというソープの願いを完成させた騎体という設定。
プレシジョン・ミラージュ / レッド・ミラージュ II
形式名Mirage α。7777年以降にフォーチュンで製作されたMHの最終形とされるMH。
ベルゲ・ミラージュ
モーターヘッドを回収するにはモーターヘッドが最適だということで、行動不能になったモーターヘッドを回収する為のミラージュ。レッド・ミラージュから製造した騎体とホーンド・ミラージュから製造した騎体とがある。モーターヘッドの価格は天文学的なものであるため、使用できるものは極力回収して再利用される。これは他の騎士団でも同様(フィルモアには「ベルゲ・サイレン」と呼ばれる騎体が存在)である。

[編集] その他

ミラージュはアマテラスの私兵であるミラージュ騎士団が使用するMHで、A.K.D.にはそれ以外の騎士が使用するMHも当然ながら存在する。インペリアル・ゴーズとグリエーズは名前だけの登場。

ブラッド・テンプル
ダイアモンドによるゴーズ騎士団の主力MH。詳細はテンプル・シリーズを参照。
AUGE(オージェ)
名前はアナミー・ユニゾナー・フォー・グリーン・エンプスの略。アマテラス家ではなく近縁のグリーン家に古代から伝わるマシンメサイア。性能は現在のMHを遥かに凌駕する。建造時にはファティマは存在していなかったため、2300年代にファティマ搭載型に改良された。しかし問題が発生したためファティマ・ダイオード専用となってしまっている。オージェ・アルス・キュルの外見はこれを模している。両肩のバインダーに多数のスロウランサーを装備する他、組み合わせる事でサイスになるレーザー剣を装備する。
現在の所有者はネイパーと共に第5話エピローグ1で初登場。美しいと言われるMHエンゲージの登場に気を悪くしていたようだが、3030年、魔導大戦に乗じてどちらが優れているのかを競うためにボォスに侵入。ノウラン近郊でアルルのエンゲージの進路上に陣を構えるロッゾ帝国の多数のMHを蹴散らして待ち構えていた。アマテラスから無断拝借したクロス・ミラージュのビョンド・シーカーと、剣玉フレイルも勝手に持ち出し、バインダー内に隠し持ち、エンゲージを捕捉し強襲したが、セイレイのエンゲージSR3が割って入ったこととゲンジャのA・トールESSQの撹乱で取り逃がしてしまった。
A.K.D.の最友好国のコーラスの騎に戦闘を仕掛けたことでアマテラスからの処分、自ら呼んだテレビ局で星団中に放映され星団中で悪役として認知されると思われ、非常に望ましくない結果になっている。
エレシス
ミラージュ騎士キュキィが個人で所有するMH。キュキィがミラージュに入団した際、ソープの手によってチューニングが施され、その際にミラージュマシンのパーツが各部に使用されており、このためルージュ・ミラージュの別名を持つ。魔導大戦で使用する予定。

[編集] コーラス王朝

コーラス王朝参照

下記の他に劇中では名前だけ登場するキラーラやアマロンが存在する。

[編集] エンゲージ・シリーズ

コーラス王家のモーターヘッドのシリーズ。特にコーラス23世が開発したものを惑星ジュノーからとってジュノーンと呼ぶ。
エンゲージ・オクターバーSR1
コーラス21世がMH・マイト、マール・クルップに依頼したコーラス王のMH。クルップ博士が死去した後はバッシュの設計などで知られるルミラン・クロスビンが製作を継続し、コーラス王朝の旗騎となった。同型騎が多いこのMHは単に『エンゲージ』と呼ぶ騎体はこのオリジナルを指す。
このMHは非常にコンパクトに出来ており、その後のコーラスやクロスビンのMHへと多く仕様が引き継がれる。特徴的な脚部のランダム・ストレートはコンパクトな騎体から発生する過剰なエネルギーと熱を強制的に排除するもので、このMHのパワーを象徴するものだ。特徴的なのは肩の装甲で、刃の付けられた上腕部がメインで、その上に被さる2枚の肩装甲は2枚貝の様に前後に分かれる。これで一見稼動範囲が限定されそうな上腕部は問題なく稼動する。肩の後ろに付いているのはKOGやバングなどに見られるスタビライザーである。それだけ出力計とコントロールがデリケートであると証拠ともいえる。
コーラスの一家メロディ家の剣聖ハリコンが使用したことで「ハリコンの神騎」とも呼ばれる。メロディ家が取り潰しになる際、王女アルル・フォルティシモ・メロディ4と共に行方不明となる。国宝級のMHを持ち出したとの理由でアルルはコーラスから指名手配となっている。アルルがハスハの傭兵となったことがコーラスの魔導大戦への参戦の口実となった。
エンゲージ・オクターバーMk2
王家のMHエンゲージがメロディ家に行った為に、コーラス22世が発注したエンゲージ仕様のMH.。友人であったモラード、クロスビンの協力を得てSR1をアレンジしたものでエンゲージシリーズではもっとも汎用に優れている。使用されているエンジンはバッシュと同じもので、王の好みに合わせて各部がエンゲージより堅牢に作られているのが特徴だ。
現在はマイスナー家の所有で、王子イェンテの婚約者マロリーに、セイレイ王女の支援として軍資金を付けて貸し出した。魔導大戦で登場する予定。物語で『Mk2』と呼ぶ場合この騎体である。
エンゲージ・シリーズ・セカンド
ジュノーンと呼ばれる騎体は誕生から時系列を追って、主に3種類の改良を加えられ、それぞれ呼び名が違う『アーリィ・ジュノーン』『レート・ジュノーン・クローソー』『ジュノーン・o.d.k.』それぞれの騎体の特徴と時代背景を各項目で解説
アーリィ・ジュノーン(エンゲージ・オクターバーSR2)
コーラス23世が王国に残っていたSR1の設計図を基に30年もの歳月をかけて造り上げたエンゲージの2番騎、コーラス王朝の象徴となるMH。特徴的な肩など、オリジナルの騎体を受け継いでいる。各部のパーツの詰め合わせが上品にすりあわされて、得もいわれぬ美しさを発していた。マイトではないコーラス23世が組上げるのには限界があったようで、チューニングの不調で基本的なエンジン出力が足りず、それが各部に影響を与えた状況で、ラウンドブースターを装備し対ハグーダ戦で未完成ながら試運転で出撃。マグロウなど数騎を倒すなど実戦データを収集していたが、ギエロが駆るブーレイと遭遇した際、パワー不足により行動不能になり墜落。コーラス23世は負傷し、逃亡戦でウリクルは死亡した。その後、ディッパのカルバリー・Cにより回収された。
レート・ジュノーン・クローソー
レディオスソープ(天照)の興味によりエンジンをL.E.D.ミラージュに使われているスーパー・イレーザー1051を2基搭載しメインエンジンが脚部に移される事になる。胸部のサイドがえぐられたのは、この部分にあったエンジンがジェネレーターとデバイスのみとなった為である。レッドミラージュのエンジンを搭載され凶悪なまでの出力を得る事になったジュノーンであるが、このウルトラピーキーなMHをコントロールできるのはクローソーだけ。クローソーの搭乗により星団最強のMHの性能を得た。
ハグーダとの決戦に出撃するも、戦うためのファティマを乗せていない事もあり、士気高揚の為に本陣で陣取るだけの予定であった。だがブーレイのラルゴがサイレンでテレポートで強襲、コーラス23世は死亡しジュノーンは小破し行動不能に陥る。しかし、ジュノーン自身の願いによりクローソーの力で再起動し、サイレンを撃破。その直後クローソーは自ら眠りについた。
ジュノーン・o.d.k.(ジュノーン最後期型)
コーラスを失い損傷したジュノーンを最後期形に改修し現在クローソーと共に封印される。アマテラスの星団統一の侵攻を避けコーラス5世により密林に隠される。
o.d.k.はオクターバー・デストロイド・キッドの略。密林で発見され改造が行われる。巨大な頭部を持ち、2体のファティマを搭載する。コーラス26世が駆り対AKD戦でK.O.G.ATと一騎討ちの末、相討ちになる。最新の設定ではエンゲージ・オクターバーSR4と呼称される。
エンゲージ・オクターバーSR3(ジェイド・テンプル、セイレイ・ジュノーン)
コーラス23世の娘セイレイが父の設計を基にSR2の出力系の問題の改良の為にダイアモンドに製作を依頼したSR2と完全同型騎。同時にパイドルスピアの設計もダイアモンドに渡っていたのが幸いし、SR3はパイドルスピアを装備している。
国賊アルル逮捕を口実に魔導大戦に参戦。AUGEと交戦中のアルルを捕捉、戦闘に割り入るもアルルを取り逃す。

[編集] トリオ・テンプル騎士団

マイスナー、バランカ、コーラスの3王家の騎士団を統合したコーラス王朝主力騎士団。「他国への侵略を行わない」と言う国策の為に、原則的に他国に出ることが無い「国家自衛の為の騎士団」、例外として王族の警護として国外にごく小数出ることがある。グリーン色に配色されたMHベルリンはトリオ・テンプル騎士団専用MH、その中でもコーラス王家づきの騎士は、その乗騎としてホワイト・バイオレットにカラーリングされたベルリンを与えられ、王家に常駐している少数の騎士が『トリオ・デ・トリオ』と呼ばれエリート中のエリートである。

[編集] ベルリン

ベルリン(SR1)
ルミラン・クロスビンの設計で、グルーン・エルダグラインはベルリンと平行して開発され、ベルリンはグルーン・バッシュと同じサイレンM型フレームを基本に作られた兄弟騎といえる。またベルリンの製造時のノウハウがバッシュ(黒騎士)に盛り込まれエンジンも同じでベルリンの基本性能の優秀さが分かる。本土防衛を前提として作られた装甲の厚いMH、1兆1千馬力と2900年代では低出力ながら乗り手を選ばない使い易く手堅く作られ、乗り手次第で高い能力を発揮する。新興の強国らしい合理主義的な設計思想が良く生きたコーラス王朝の主力量産型モーターヘッド。
トリオ・デ・トリオ用の白と一般用のグリーン、2種類のカラーリングがある。
ベルリンSR2
魔導大戦時のベルリン。ダイアモンドに発注して完成したドラクロア・テンプルをベルリンの後継騎として制式採用したという設定があったが、最新の設定では装甲を換えただけとある。セイレイと共に魔導大戦に参加、各国のMHの情報収集も任務の範疇にあり、各種のトレーディングデバイスもセットされている。新型装甲とセットアップモニターも兼ね、あらゆる情報をコーラスに送る為の万能索敵騎の役割も強い。

[編集] フィルモア帝国

フィルモア帝国参照

[編集] ノイエ・シルチス

星団で最も古い歴史を持つフィルモア帝国を代表する帝国最上位騎士団。卓越した能力と、その容赦の無い戦いぶりから『血の宮殿騎士団(ブラッドテンプルナイツ)』と呼ばれ3大MHの一つ【北の魔人】サイレンを主力とする。フィルモア帝国は4000名近くの騎士を持ち、中でも300名のエリートが帝国騎士団の頂点の「ノイエ・シルチス」、さらに選ばれたエリート騎士がサイレンを駆るサイレン・ライダー。彼らに皇帝代理騎士(ハイランダー)、三銃士を加えた騎士のことを皇帝警護騎士(フィルモアセンチュリオン)と呼ぶ。フィルモア帝国最上位騎士団のノイエ・シルチスと別に皇帝直下の騎士団がある。
3000年代 ノイエ・シルチス編成
  • 皇帝警護騎士団アルカナ・ナイト(MHアルカナ・サイレン4騎)
  • 王宮騎士団(赤グループより選抜、本体つきMHサイレンA型15騎)
  • 赤騎士団(騎士数80名、MHサイレンB型80騎)隊長騎F型1騎
  • 青騎士団(騎士数46名、MHサイレンD型60騎)隊長騎H形1騎
  • 黒騎士団(騎士数46名、MHサイレンC型60騎)隊長騎G形1騎
  • 白騎士団(騎士数26名、MHサイレンR型30騎)
星団暦1500年代~3239年の全滅まで星団を代表する騎士団。

[編集] 皇帝直下の騎士団

皇帝直下の騎士団は議会、軍部の決定を待つことなく皇帝単独の意思でフィルモア皇帝出陣の時や皇帝勅命の時に直下に置かれる騎士団。皇帝警護騎士(アルカナ・ナイト)は完全なる皇帝側近騎士団で帝国議会の決定により動く事は無い、皇帝の勅命により全ての機関から独立して行動。皇帝騎士団「ノイエ・シルチス白騎士団」 (魔導大戦にそなえて3000年代初期に黒グループを中心として皇帝警護騎士団、白グループが新設された)この二つが皇帝直下の騎士団。

[編集] サイレン

フィルモア帝国の主力MHであり、配備される騎士団によって型式が分かれる。ミラージュ騎士団のように外見によって性能が違うのではなく、全型式が同一のフォーマットで作られている。ただしL型以降は装甲形式が異なる。サイレンの設計は古く、星団最高峰のマイトが何度も改良に携わった。星団3大モーターヘッドに数えられる強力なモーターヘッド。2900年代後半からA型~M形まであるバリエーションでB型を除いて軽装化されていた装甲を、3000年代星団規模のMH戦術ぼ変化があり複数のMHの戦闘力を奪う事を目的とした重装甲に戻し、MH主武装を剣からメイス(重鈍器)やランサー(槍)に変えた。(B型は以前の戦闘形態を継承する形で細身の装甲をまとう)
MH・バッシュはグルーン・エルダグライン(M形サイレン)が基本となっている。
L~O型はいずれも特殊仕様となっており、この内V・サイレン(サイレンO型・N型)はサイレンの名前がつくものの、通常のサイレンと比べエンジン出力等が1,5倍に強化され、騎体サイズもまったく別物で、グルーンやバッシュに近いコンパクトなMHであり、サイレンと並んでいるのを見比べれば、一回り以上小型なMHだと分かる。ネプチューンは戦闘的であり、プロミネンスは様式美に乗っ取った騎士然とした姿である。
また、ベルゲ・サイレンと呼ばれるフィルモア帝国のモーターヘッド回収用の機体がある。詳細は不明だが、魔導大戦でメヨーヨとの軍団戦で登場している。
A型
本土防衛用・王宮直属帝国カラーのアイスグリーンに白の縁取り。A型サイレンはフィルモア帝国に所属する騎士『エンペラー・ガード(皇帝警護騎士)』が仕様。
B型・C型・D型
Bは赤の縁取り(識別色クリムゾン・レッド)、Cは黒の縁取り(識別色メタルブラック)、Dは青の縁取り(識別色・藍色)、通常サイレンと言うとこのA型を含めた4種を指す。通常ノイエシルチスが使用するため、あらゆる戦場で見かけられる。
E型:アルカナ・サイレン
皇帝護衛旗と呼ばれる重厚なスタイル。フィルモア帝国ではなく皇帝直属騎士、アルカナ・ナイトが騎乗し基本的にA形を元に徹底的チューニングと最新技術導入(積層装甲とパイドル・カウンター・テッシューという腱筋関節)で、非常に微妙な調整が必要とされるエースカスタム騎体、本来MHの特徴セッティングとメンテナンス不要の要素を犠牲にして反応速度と防御性を高めた特別仕様。強力だが製造に手間がかかり量産には向かない。:E型にはA形の改良実験的な側面を持ち、ここで得られた新技術はA形にフィードバックされる。
便宜上E型と呼称している程度でA形改めアルカナ・ナイツ専用機と言うべき騎体、ハート・スペード・クラブ・ダイヤの4騎が存在する。ネプチューンとプロミネンスに対し護衛としてそれぞれ2騎づつ付いた。
F型・G型・H型
基本構造はA型と変わらず、骨格はA型と同じだがパワーマネージメントがまるで変わっている。このMHは非常に軽量に作られ、ハイパワーチューニングのエンジンを装備したパワフルで軽快なMH。各グループ隊長騎。
I型・J型・K型
エンジンマネージメントがデフォルトされた輸出用サイレン。購入した国家や騎士団で最終調整が行われる。I形・J型・K型の違いは、そデフォルトセッティングの違いとファンクションシステムの差であり、パワー形、汎用型など発注先の要望によってこれらのパーツが変えられ輸出される。
L型
装甲換装・セッティング変更が行われたサイレン。I~K型の基本構造を元に製造され、ブーレイ騎士団がかつて使用していた。
M型:グルーン・エルダグライン
騎体形式抹消・詳しくはグルーン・エルダグライン参照
N型:ネプチューン(Vサイレン - 103)
フィルモア帝国の皇帝騎(帝国旗騎・国家を象徴するMH。インシグニア・MHとも呼ぶ)の一騎。フィルモアの皇帝色である孔雀色のMH。徹底した軽量化のため装甲は薄く、背面側の装甲はほとんど無い。
ネプチューン自身がクリスティンを主として認め、退位したレーダー5世からクリスティン・ヴィが譲り受けた。3030年、クリスの初陣として魔導大戦のメヨーヨ騎士団との軍団戦で戦うが、5騎撃破したもののクリスティンは経験不足により精神的に不安定な状態に陥り、騎体を労わる余裕の無い無理な戦闘がたたり戦闘不能に。後退時に敵と遭遇し、皇帝騎でありながらダイ・グのプロミネンスに助けられるという醜態を招いた。
クリスティン仕様ネプチューンは徹底的に軽量化されたネイキッドモデルのためナンバーが(VサイレンーN103)
O型:プロミネンス(Vサイレン - 104)
祖母にあたる剣聖エナからダイ・グが譲り受けた皇帝騎。
ダイ・グは、皇帝でありながら自ら戦場に降下し、メヨーヨ戦に参加した。アシュラ・テンプル3騎を撃破し、機関故障で後退行動中だったネプチューンを守る。皇帝自らの参戦は驚きと共に賞賛された。
R型
3000年代に新設された白騎士団(白グループ)で使用されその強力さの為に、他の騎士団や様々な戦場の火消し役として数騎から単騎で投入される事があるHunter-tuned・MH。

[編集] ファントム

ルーテン・シャープスをマイトとしてエンジン・フレームともに新規で開発したフィルモアのMH。骸骨のような頭部デザインと細身の騎体が特徴。試験運用の為に3騎を先行して完成させた。3騎はそれぞれ赤・白・黒のカラーリングが施され、赤はエナ、白はナイアス、黒はマドラに託されている。試験結果が良好の場合にはサイレンの後継騎として正式採用されると思われる。シャープス曰く「マドラの為に作ったら勢い余って3騎完成してまった」とのこと。

[編集] ハスハ連合共和国(アトール聖導王朝)

ハスハ連合共和国(アトール聖導王朝)参照


[編集] AP騎士団

ボォス星の最大国家ハスハ連合共和国の筆頭騎士団はAP騎士団と呼ばれ、12の各騎士団と皇帝警護騎士団に分かれている。各騎士団は支隊と独特の呼び方で呼ばれ、12騎士団中の7騎士団が連合共和国内に散って管理維持し、第4~第10騎士団がローテーションで何年か一度国家内を回って配置についている。もっとも名前が出るのはスパース隊とスキーン隊はハスハ王宮と首都ハスハントの固定騎士団で王宮警護騎士団のドゥーチェ隊と合わせてこの三つは移動する事が無い。アトール巫女の警護騎士団として皇帝支隊、AP騎士団最大の騎数を持つスパチュラー隊とディスターブ隊はハスハの複数の国家に分散配備、実戦的なAP騎士団は戦闘時には戦闘薬を服用し戦闘に際して合理的な運用がある意味徹底している。服用中は血管が浮き出た容姿になる。

[編集] Aトール

MH・Aトールはジョーカーを代表するマイトゼビア・コーダが大型フレームにゆとりを持たせて設計して、ラウンドバインダシステムや各騎士団のバリエーションなど、あとから改良がしやすく設計されている。このMHはパワーに任せて操る為にピーキーなチューニングやきめ細かなファティマコントロールは必要とされない。設計思想は古いが3大MHに数えられる優秀な騎体、エンジン出力はバリエーションにもよるが1兆2千馬力程度 A・トールの外見の共通する特徴は、他のMHは人間と同様で瞳が左右1対あるが、A・トールは中央に単眼状のアイグラス1個でこれが独特の威圧感をこのMHに与える。装甲形態や装甲色は異なるが、特殊な使われ方をするダングラダータと索敵MHのスクリティ以外は性能に大差が無い。

【第1騎士団・本陣強支隊スパース隊】(首都防衛騎士団)AトールBS 22騎
AP騎士団を代表する本陣強支隊、スバース隊の機体で、首都ベイジに常駐。両肩にラウンド・バインダーを持ち、カラーリングはダーク・グリーン。隊長マイケル・ジョーイ・ギラ、副隊長ヤーボ・ビート。その後、ヤーボは騎士権剥奪により除隊。ギラも魔導大戦の混乱を収める為に制服組として政治に参加し隊長を退く。ヤーボが搭乗していた騎体は型のマーキングとコブラの頭部を象ったベイルから特に「Aトール・コブラ」と呼ばれ、魔導大戦では現役復帰したハレーが同騎を駆る。
2989年、ハグーダ - コーラス戦ではハグーダへの援軍としてジュノー上空で待機していたが、戦況の悪化により参戦せずして終戦。帰国後、ヤーボは手合いで参戦できなかったうさ晴らしを行い、相手を不必要に破壊してしまう。その様な度重なる素行不良によりヤーボは騎士権を剥奪されるが、Aトール・コブラを持ってカステポーに修行に出される。カステポーでのアシュラ・テンプル退治では哨戒中にアシュラ・テンプルに接近するも、ランダム・バインダーがアシュラ・テンプルにとって分が悪いとのことで交戦を避けられ、不戦。3030年魔導大戦の開戦直後、首都ベイジに侵攻してきたバッハトマ騎士団と交戦するが、王宮陥落にて退却する。
【第2騎士団・本陣参謀支隊スキーン隊】AトールSKS 24騎
【第3騎士団・本陣城支隊ドーチェ隊】AトールDS 28騎
【第4騎士団・スパチュラー隊】Aトール焔星 45騎
【第5騎士団・エンブリヨ隊】AトールEBS 12騎
【第6騎士団・ジャーグド支隊】AトールJG(駆逐騎士団)12騎
【第7騎士団・マルコンナ支隊】AトールMMS 15騎
【第8騎士団・バローラ支隊】AトールHS 14騎
【第9騎士団・ディスターブ支隊】Aトールフィニトライブ 45騎
【第10騎士団・ツラック支隊】AトールKK 12騎
【第11騎士団・宇宙騎行支隊】Aトール・ダングラダータ 20騎
ボォス星ではない植民衛星ダンタグラータ宇宙都市を担当する宇宙騎行支隊エンブリヨ隊が使用する。現在開発中で、最高機密の宇宙戦用の騎体。三角錐の頭部と直線的なシルエットが特徴。カラーリングはスカイブルー。
ハーレーが脱走に使用した機体。ハレーのファティマ、ハルペルはこの開発に携わっていた為に騒ぎが一層大きなものとなった。
【第12騎士団・警察騎士団スクリティ。ポリディ隊】AトールESSQ 6騎
悪名高き『掃除屋』警察騎士団スクリティ・ポリティ隊仕様の索敵騎体。隊長はロータス・バルンガ。Aトールの特徴と言うべきラウンドバインダは装備されておらず、かわりに甲殻状の装甲が全身を覆っている。円盤状の頭部は3次元スキャナに最適化した形であり電子機器の関係上ファティマ・シェルは首の後ろに。Aトールとしてはかなり特異な形状をしている。カラーリングは山吹色。
【アトール皇帝警護騎士団・皇帝支隊】Aトール・シルバー 6騎
独特の銀の装甲を持つ機体。王宮の塔に似た頭部を持つ。皇帝側近騎士は女性のみ。劇中には1コマだけ登場。

[編集] ジ・エンプレス・フレーム 聖堂王朝皇帝騎

アトール巫女直属の聖堂王朝皇帝騎。歴代アトール皇帝の始動キーが渡され、このMHの使用にはハスハではなく皇帝の許可が必要とされる。
マイトのゼビア・コーター公が2499年にアトール王朝、エダクダ女皇帝がじきじきに製造を依頼したMH15台分の金を掛けられて作られた。星団一美しいモーターヘッドと呼ばれ、超帝国の「炎の女皇帝」をイメージとした頭部にはファロス・カナーンの黄金の山羊の角(ゴウト・ホーン)の彫刻が施され、装甲の主要な関節部やボルトなどを極力隠すと言う非常に珍しい装甲形態を持つ、最大の特徴は騎体の太ももにAD世紀のマシン・メサイア焔星(エンシー)のエンジンを2基搭載し、Aトールの1,7倍の3兆馬力と言う桁違いの出力を誇る。その出力は制御し切れないエネルギーにより、周囲に炎を発生させてしまうほど。
ムグミカがりヤーボに貸与しハーレー脱走事件を収めたが、ヤーボの死により息子のデプレに受け継がれる。後にアマテラスがファティマ・タワー用にもう一騎組上げたのが『ゴウト・ミラージュ』であるこの2騎はまったく同じ外見を持つ。

[編集] クバルカン法国

バング(S.S.I.クバルカン)
「バンドール」や「破烈の人形」などの俗称がある。星団3大MHの一つに数えられる。しかし同じく三大MHであるサイレンとA・トールは量産されているのに対し、バングは一時代に最大でも5騎しか存在しないクバルカンの最高機密兵器である。その意図は不明だが、移動はドーリーではなく、「格好悪い」という姿に変形させてトレーラーに収納されている。専用武器であるバスターエネルギーを刀身で爆発させるエネルギーソードの威力は重装甲のアシュラ・テンプルですら一撃で破壊可能。オプションでバスター・ランチャーも用意されている。当初は「S.S.I.クバルカン」が正式名称だったが、現在では「バング」に変更されている。
カーディナル・バング
ノンナ・ストラウスが使用しているというMH。詳細は不明だが、バングの名を持つ事からバングのバリエーション機の可能性がある。しかしバングはルーン騎士団のみが使用するとされ、そのルーン騎士団は男性のみで構成とされていることから、女性であるノンナがバングを使用するとなると設定と矛盾することになる。

[編集] ダイアモンド・ニュートラル作

[編集] マイティ・シリーズ

駆逐用MHで3騎が存在する。アマテラスから手に入れたLEDミラージュのイレイザー・エンジンを搭載し、装甲には半透明化積層装甲を持つ。それ故にマイティ・ミラージュとしてミラージュ・シリーズに分類されることもある。ダイアモンドが言うには、乗りこなすには天然馬鹿でないと駄目らしい。錫華御前が自ら鍛えたメトロテカクロムの実剣を装備する。

暁姫(あかつきひめ)
別名レッド・ミラージュ・B4・デストニアス。テストネーム・マイティα。完成後に引き取ったアマテラスが更なるチューニングを行った。それにより剣聖クラスの騎士でないと扱えないという、非常に扱いづらい騎体となった。魔導大戦でマキシが搭乗する。カラーリングは半透明のオペラピンク。
雷丸(いかずちまる)
別名レッド・ミラージュ・バビロンズ。テストネーム・マイティβ。再生したログナー、エンデが搭乗する。3騎のうちもっとも重装甲の騎体。カラーリングは黒。メイスを装備。
彗王丸(すいおうまる)
別名ハイドラ・ミラージュ。テストネーム・マイティγ。シュペルターの紋章を持ち、シュペルター・セカンドとも呼ばれる。カラーリングは白銀。使用者はジャコー。強天位騎士でありながら敵の罠とも気付かずに飛び込んでいくというジャコーの天然っぷりを見たダイアモンドが気に入ったようだ。

[編集] テンプル・シリーズ

頭文字がアルファベット順のとなるように名称が付けられている。他国や騎士団より受注し開発する。

A-アシュラ・テンプル
ダイアモンドの処女作。メヨーヨ朝廷での御前試合でタイトネイブがクラーケンベールと引き分けたことでダイアモンドの優秀さを証明し、売り込みを成功させ、採用された。試作機として3騎が先行完成し、後にアシュラ・テンプルDDとして量産された。
部に「ドラゴン・トゥース」と呼ばれる副腕があり、これで相手MHの肩を捕まえて身動きを取れなくした上で攻撃を加える。初登場時のプロトタイプでは装備されていたが、副官クライマー・パイドル機以外の、試作機の残りの2騎は簡略化され、魔導大戦時の量産型では集団戦では使いにくいという事から外されており、機会を見て装備することになるようだ。
パワーでは3大MHクラスより劣るものの、その装甲は非常に堅牢であり、クロス・ミラージュ雌型やネプチューンの剣ですらはじき返す程である。3199年のボォス侵攻でL.E.D.ミラージュが投入されたのもこの機体が存在したためとされている。
カステポーで手合いと称して試作騎で29騎と交戦し、実戦データを収集していた。しかし30騎目でクバルカンのバングのパワーの前にドラゴン・トゥースは効かず、敗れ機密保持の為に破れ自爆した。
3030年、魔導大戦のナカカラでのフィルモアとの軍団戦で一歩もひけを取らなかった。その後、ワスチャがクラーケンベールの副官クライマー・パイドルに戦闘を仕掛け、攻撃は全て受け流されたものの、撫でる様な打ち込みという奇怪な戦闘に戦意喪失し、機会を見付けて離脱していった。
B-ブラッド・テンプル
舞の素晴らしさからジャージャー姫がアマテラスの命に気に入られ、A.K.D.のゴーズ騎士団に採用された。
C-コーカサス・テンプル
現在のところ未登場。
D-ドラクロア・テンプル
コーラスで採用されベルリンSR2となる。
E-エンパー・テンプル
イズモ・アストロシティのMH。錫華御前、Dr.ダイヤモンドなどが搭乗。現在のところ未登場。
F-フランベルジュ・テンプル(姫沁金剛)
アシュラ・テンプルの優秀さからメヨーヨが皇帝騎として追加発注し、クラーケンベールが使用した騎。アシュラ・テンプルに似ているが、全くの別物とのこと。
魔導大戦でメヨーヨの侵略で初登場。先頭に立ってフィルモア軍を激突したが、戦闘の最前線ではなく少し引いた位置に付けているようだ。
G-ガスト・テンプル
シーブルが発注していたMH。隠密行動に向いた騎体。試作の2騎がボーグブルドン衛星騎士団のケサギとカエシに渡されたが、両名ともバッハトマ魔導騎士団にガスト・テンプルと共に移籍。
3030年の魔導大戦の開戦直後のハスハの首都ベイジ戦で、先発のデコース隊との交代の為に後方で待機していたと推測されていた。後にマグダル追跡でケサギの搭乗で初登場(1コマのみ)。
H-ハープーン・テンプル
イオタ宇宙騎士団が使用するMH。現在のところ未登場。
I-インフェルノ・テンプル
現在のところ未登場。
J-ジェイド・テンプル(エンゲージSR3)
セイレイ王女が父であるコーラス3世亡き後、父のジュノーンの設計図を基に製作を依頼した騎体。ジュノーンSR2の初期型と外見は全く同じ。

[編集] クルマルス・シリーズ

星団初のファティマ搭載型MHの3騎。ただし同時期に製作されたわけではなく、完成はかなり間が開いている。マイトはゼビア・コーター。当初ナッカンドラ・スバースが3騎とも所有していたが、現在は各国の一流の騎士に渡っている。(ギブソン社エレクトリック・ギターがモチーフともの説もある。)

クルマルス・バイロン
クルマルス・シリーズの1番騎。ナッカンドラがファティマ・フォーカスライトを使って星団最初ののファティマ搭載のデモンストレーションを行った。フィルモアに移った後長らく不稼働だったが、ゼビア・コーターの孫であるマギー・コーターの手によってサイレンのエンジンを使用しレストアを施される。現在の所有はフィルモアの筆頭騎士のアビエン・疋棟斎(ヒートサイ)。
クルマルス・ヴァイ・オ・ラ
クルマルス・シリーズの2番騎。使用者は時々変わり、魔導大戦時の開戦時にはバキンラカン帝国の旗騎となっている。スパーク(マドラ人格)の使用時には撃破スコア78騎という偉大な記録を残している。
劇中最初の登場はパイドパイパー騎士団の所属として。パイパーは、団長である自ら使用せずに最も使いこなせるとの判断からイアン・ケーニヒに使わせていた。カステポーでの対ブラッド・テンプル戦では事も無げに2騎撃破。しかしアイシャのテロル・ミラージュには瞬殺。歴史に残る貴重な騎体のため、損壊を最低限に留め戦闘不能にさせる為に両手首を斬り落とされた。その後A.K.D.に接収されたが、ソープによって改修されバキンラカン帝国に返還される。魔導大戦ではバキンラカンのママドア・ユーゾッタが使用する予定。
クルマルス・ビブロス(ブランジ)
クルマルス・シリーズの3番騎。トラン連邦共和国大統領ミッション・ルースがボード・ビュラードという名偽名で使用するため、搭乗者が特定されぬように擬装し、ブランジという偽名を使っている。しかし見る人によるって簡単に見破られるが、それを見破るくらいの人物は心得ており見逃されている。
2988年ラキシスのお披露目でビュラードが持ち込んできた。ソープは一発でブランジとその所有者が誰なのか見当が付いたが、それは黙っていた。ビブロスの出番は無し。2989年コーラス・ハグーダ戦では決戦にコーラスの友軍として参戦し、ブーレイ撃破。2997年スクリティー隊のハレー討伐では、重装甲化し、ヤーボのジ・エンプレスと共にスクリティ隊を止めに入ったが、ビュラードがモータースキル(MH剣技)を使用したことによりスクリティ隊隊長のバルンガはビブロスの操縦者が誰なのか分かってしまい、国際問題になりかけた。

[編集] ルミラン・クロスビン 作

ルミラン・クロスビンは、バッシュ、ベルリン、サイレンM型(V・サイレン)、グルーンなどを開発したMH・マイト。エンゲージSR1やエンゲージMk2、バング、サイレンの開発にも参加している。その後、バッシュとエストの悲劇的な奪い合いが起こり心労で亡くなったようだ。

[編集] バッシュ・ザ・ブラックナイト(黒騎士)

その黒い装甲から畏敬をこめて「黒騎士」(ブラック・ナイト)と呼ばれ、恐れ敬られている。超帝国の騎士、ヤーン・バッシュ王女の名を冠したMH。ファティマ・エストを専用ファティマとして同時に製作され、彼女に選ばれこの騎体に搭乗する者は「黒騎士」と称号が付く。フィルモア帝国のサイレンをコンパクトに設計したグルーン・エルダグラインを基に開発され、またルミラン・クロスビンがベルリン開発で得られたノウハウも盛り込まれている。
クロスビンとモラードによって星団で唯一開発に成功したシンクロナイズド・フラッターシステムによりエストは3Aにも届く化け物じみたパワーゲージ性能を発揮、またMHバッシュはファティマ・エスト専用のMHであり、このシステムを作動させる為にバッシュに最適な騎士が必要、これら3つが揃う事により星団でもトップクラスでL.E.D.・ミラージュとも互角の性能を誇る。
第1巻冒頭ではグラード・シドミアンが操縦し、カーレル・クリサリスのL.E.D.ミラージュと65時間にも及ぶ戦闘を繰り広げられた。力量がかなり違うと瞬間的に決着がつくが、互角の場合はこのような長時間の戦闘になるという。その戦闘で機能停止。エストと共に眠りにつく。

[編集] グルーン・エルダグライン

ルミラン・クロスビンによるMH。ジャスタカーク宮殿騎士団長アイオ・レーンの騎で同国の旗騎。重装甲大型を良しとするフィルモア帝国の風潮に合わなかったためキャンセルされた、M型サイレンである。この機体を元にプロミネンス・ネプチューンが製造され、バッシュ・グルーン・プロミネンス・ネプチューンは非常によく似たフレーム構造をしている。フィルモア帝国にキャンセルされたM型サイレンはルミラン・クロスビンがコーラス帝国MHベルリン開発の傍らこのMHを完成させた。MHバッシュはこの機体と7割が共通部品でありグルーン・バッシュ共に骸骨デザインのマスクをしているのも興味深い。

[編集] ブーレイ傭兵騎士団

所属不明の騎士団。その装備から並の国家規模では有り得ないと考えられている。ハグーダ戦では、ブーレイ騎士団がフィルモアとハスハと共同で編成している非公式な騎士団という印象であったが、実際は違うようで謎が多い。

ブーレイ
特定の機種を指すものではなく、サイレンやA・トールをベースに装甲を擬装した機体で、ブーレイ傭兵騎士団のMHというところからブーレイと呼ばれるに過ぎない。ハグーダ戦で参加したのはサイレンをベースとして擬装した7騎。騎体ごとにカラーリングが違い、虹のブーレイとも呼ばれる。しかし実際には赤・橙・黄・緑・青・紫・朱・空・茶の9騎がある(2機は予備)。劇中にはフィルモアのサイレンであることを窺わせる演出があるが、機体の素性を外部から判断しようとすることは何故かしておらず、最終決戦まで謎のMHという扱いだった。
コーラスの駐屯地を襲うが、戦車隊の一斉射撃でも全く無傷で蹂躙し、その力を見せ付けた。その後、哨戒中のギエロはブーレイでジュノーンと遭遇し、ジュノーンを小破しコーラス23世を負傷させた。最終決戦では、赤のラルゴはサイレンで出撃したこと、黄のギエロは死亡により決戦で不使用で、出撃した5騎は全騎撃墜された。残りの予備騎の空と朱とで計4騎が残った。ブルーノが使用していたのは青。AP騎士団のメンバーも(その時点の)ブーレイ傭兵騎士団に加わっており、終戦後、AP騎士団のギラは、回収したブルーノに対し「後で使う身になれ」「失った5騎はA・トールで作り直す」と言っている。
ボストークT233
魔導大戦に参戦したブーレイ傭兵騎士団が使用したMH。エンジンはA・トール、フレームはフェードラの物を使用している。ナイアスが率いるフィルモアの教導騎士団として登場している。

[編集] パラベラム・スターム作

いわゆるやられ役としてばかり登場し、良い印象がない。しかし、逆に採用する騎士団や国家が多いことから、その能力は決して低くはないようだ。

ザカー
ウースーのメイユ・スカ将軍が特注したMH。シュペルターやヤクト・ミラージュなど凶悪な相手とばかり戦わされたため強いという印象はないが、それなりに高性能なMHであるとされる。承認を得ずにザカーを作ったことでスカは国費着服としてウースーを追放されてしまったが、追放と同時に持ち出したので着服と言えなくもない。ヤクト・ミラージュの大太刀の一振りで原形をとどめないほど大破し、スカとファティマ・リンザ共に死亡した。
ヘルマイネ
ロッゾ帝国ヴーグラ騎士団の主力MH。出力は並だが非常に装甲が厚い重MHで、多くの騎士団などでも運用されているようだ。
2989年、騎士ではないバストーニュ領主ユーバーが購入して来客に見せびらかして権力を見せ付けていたが、K.O.G.に事も無げに破壊された。
3030年、エンゲージ・オクターバーSR1の進路にいたロッゾ騎士団がAUGEに全滅させられた。またその付近で展開していたヴーグラ騎士団からエンゲージ・オクターバーSR1を逃がそうとゲンジャのA・トール・ESSQが囮になったが、そのグランドジャマーを難なく回避してきて能力の高さを見せる。しかしその直後、1騎が慧茄のファントムの一太刀で真っ二つにされた。
バルンシャ
デコースの個人所有のMHとして登場。2989年、ユーバーの甥として登場した時にはK.O.G.に胴体を二つに斬り倒された。その後、ジョルジュの回想に登場し、中古のエトラムル仕様でありながらでありながらフィルモアのバーバリュース・Vをはじめとしたサイレン3騎を倒し、デコースの強さを演出した。その時の名前は何故か「デヴォンシャ」になっている。デヴォンシャの1バリエーションなのかもしれない。
デヴォンシャ
国家や組織をまたぎ星団中で広く使用されている。2989年、K.O.G.が頭部を握り潰してあえなく戦闘不能に。
プルート
デヴォンシャ型の3番機シリーズの1騎。形状はバルンシャに似る。レスターが使用し、A・テンプル戦で敗れた。

[編集] その他の主要モーターヘッド

アパッチ
アーレン・ブラフォードが傭兵をしていた時期に個人で所有していたMH。中古であり、元々の性能も非常に低いが、ブラフォードと京の能力によりかなりの戦闘能力を有する。アルス・キュル戦では、京の不調ながら殴るというブラフォードの本来有り得ない用法をして辛くも勝利した。その後のヤクト・ミラージュ戦では、ヤクト・ミラージュが撃ったMHには効かないはずのビーム兵器にてあえなく破壊され、パイパーやスカに嘲笑され傭兵を解雇されることとなった。それによりフリーとなったブラフォードにはミラージュ入団の道が開けた。アパッチのメモリは、後にブラフォードが使用することになるテロル・ミラージュに移植されることとなった。
カナルコード・エリア・ナイン(カン)
コーネラ帝国が開発した不確定要素となるファティマを排除し、代わりにエトラムルを搭載したMH。脚部にイレーザーエンジンを装備するなど、いち早くL.E.D.・ミラージュの優れた設計思想を取り入れた騎体である。
カン・アーリィ
コーネラ帝國の主力騎。カン・セカンドとの区別の為にカン・アーリィと呼ばれる。従ってまだカン・セカンドが登場していない劇中での名前はカンである。
カン・セカンド(カン・α)
後にA.K.D.がコーネラ帝国を吸収するとともにカンを収し、ジョージョ長官が改良を加えた騎。ゴーズ騎士団のMHとなる。
紫怨鋼(青騎士、ブルーアーマー)
ウモス国家社会主義共和国が開発したMH。“青騎士”という名は中世の騎士を思わせる装甲の形状と青(正確には紫)のカラーリングから付けられた愛称であり、正式名称は「紫怨鋼」。作中ではパイドパイパー騎士団に貸与された騎体が登場。しかしA.K.D.戦で全騎撃破されている。
マグロウ
コーラスに侵攻したハグーダ帝国の主力MH。しかしハグーダ独自の騎であったのか、輸入したものなのかは不明。ハグーダ戦の後の魔導大戦で、ロッゾ騎士団の騎としても劇中で登場している。
シャクター
ジャスタカーク公国のジャスタ宮殿騎士団員が使用する量産MH。ジャスタでは騎体ごとに番号で呼ばれていた。
アウェケン
バッハトマの主力騎。デコースは「ちゃんとしていないなんて事はない」と評価している。魔導大戦でのベイジ戦では戦斧を装備していた。
フェードラ
バキン・ラカン帝國の主力モーターヘッド。作中でディモス・ハイアラキが使っていた時は軽装甲となっていたが、本来は重装甲が施されている。魔導大戦に登場予定。
ビルドー
ウースー国の主力モーターヘッド。ツァイハイ村の掃討戦にザカーと共に登場する。カイエンとアトロポスが乗るシュペルダーに一瞬で倒されてしまった。
ルビコン
複数の国家で運用されている優秀なモーターヘッド。手合いをしていた騎士が自信満々であることからも窺える。しかし次に遭遇したのはケーニッヒが駆るアルカナ・サイレンだったことから、一太刀を交わしただけで割に合わないとして逃亡した。
焔聖(イェンシー)
AD世紀の超帝国のマシンメサイア。マシンメサイアは現在のMHを遙かに凌駕する戦闘能力を持っていた。ファティマがまだ存在しない時代であり、騎士が単独で操縦する。焔聖のエンジンはエンプレスに搭載され、制御し切れないほどのパワーがある。

[編集] 外部リンク

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