メジロライアン

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メジロライアン
性別	牡
毛色	鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	1987年 4月11日
父	アンバーシャダイ
母	メジロチエイサー
生産	メジロ牧場
生国	日本（北海道伊達市）
馬主	（有）メジロ牧場
調教師	奥平真治（美浦）
競走成績	19戦7勝
獲得賞金	4億9204万400円
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メジロライアンは、北海道伊達市のメジロ牧場で、父アンバーシャダイ、母メジロチェイサー(母の父メジロサンマン)の間に生まれた鹿毛の牡馬である。名前は往年の大投手ノーラン・ライアンにあやかってつけられた。

近親として叔父に秋の天皇賞馬メジロティターン（メジロマックイーンの父）、姉に1988年の目黒記念、日経賞優勝馬メジロフルマーを持つという血統背景もありメジロ牧場 87年組ではメジロルイス（シェリル産駒:メジロライアンの叔父）と並んで牧場の期待を背負っていた（メジロルイスは3戦未勝利で引退）。また、この87年組にはメジロマックイーン、メジロパーマーという後のGI優勝馬もいた。

[編集] 戦績

2歳時に中央競馬・美浦の奥平真治厩舎に入厩。初勝利は4戦目。2歳時には6戦2勝であった。

3歳になると、ジュニアカップ(当時2000m)を勝ち、続く弥生賞でも勝利を収めて、1990年クラシック候補の1頭に推され期待通りの成長を見せていた。だが、皐月賞はハクタイセイの3着。日本ダービーでは1番人気に押されるもアイネスフウジンの2着に敗れた。秋の京都新聞杯で勝利を収めて、菊花賞でまた1番人気に押されるが、同牧場育成のメジロマックイーンの台頭によって、勝利を逃した。

年末の第35回有馬記念。逃げる筈の馬が逃げれず想定外の超スローペースになった事が仇となり、オグリキャップの奇跡の復活の前に追い込み届かず2着。この時にテレビの解説を行っていた大川慶次郎は、レースの実況中である事を忘れ、「ライアン!ライアン!」と本馬を応援して、その声が実況の音声に入ってしまう出来事があった。しかも、この実況を明石家さんまが自分の番組で取り上げた事で大川慶次郎の名前が一般人にも広まることになった（「ライアン!ライアン!」と声が出る「慶ちゃん人形」も売り出された）。

4歳時は中山記念で逃げたユキノサンライズを捕らえきれず2着、春の天皇賞もメジロマックイーンの4着と精彩欠き、主戦騎手・横山典弘の騎乗問題にまで発展した。周囲の説得もあって続投が決まり、背水の陣で宝塚記念に出走。1番人気をメジロマックイーンに譲り2番人気で出走したが、いつもの後方一気ではなく、まくり気味でレースを押し切り念願のGI制覇を遂げ、歯がゆい気持ちで見ていたファンに恩返しすることができた。

その後は屈腱炎に悩まされ、一度は復活して5歳時には日経賞で勝利を収めるが、屈腱炎が再発。それが最後の競走となった。

1994年から種牡馬入りすると、初年度産駒からメジロドーベルとメジロブライトがGI競走に勝利、同期の中では一番の成功を上げ種牡馬としての地位を確立した。

[編集] 代表産駒

メジロブライト：天皇賞（春）、ステイヤーズステークス、アメリカジョッキークラブカップ、阪神大賞典、日経新春杯
メジロドーベル：阪神3歳牝馬ステークス、優駿牝馬、秋華賞、エリザベス女王杯（2回）
ウインブレイズ：カブトヤマ記念、福島記念、鳴尾記念
トーホウドリーム：産経大阪杯
エアガッツ：ラジオたんぱ賞
スキップジャック：京王杯2歳ステークス

[編集] 血統表

メジロライアンの血統　ノーザンダンサー系／Hyperion 5×5×5=9.38% 、Lady Angela 5×4=9.38% 、Bull Lea 5×5=6.25% 、Nearco 5×5 =6.25%
父アンバーシャダイ 1977 鹿毛	* Northern Taste 1971 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Lady Victoria	Victoria Park
			Lady Angela
	* Clear Amber 1967 黒鹿毛	Ambiopoise	Ambiorix
			Bull Poise
		One Clear Call	Gallant Man
			Europa
母メジロチエイサー 1977 鹿毛	メジロサンマン 1963 鹿毛	Charlottesville	Prince Chevalier
			Noorani
		* Paradisea	Aureole
			Chenille
	* Cheryl 1971 鹿毛	* Snob	Mourne
			Senones
		Chanel	Pan
			Barley Corn F-No.8-c