ハクタイセイ
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性別 | 牡 |
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毛色 | 芦毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1987年4月17日 |
死没 | 生存中 |
父 | ハイセイコー |
母 | ダンサーライト |
生産 | 土田農場 |
生国 | 日本(北海道三石町) |
馬主 | 渡辺重夫 |
調教師 | 布施正(栗東) |
競走成績 | 11戦6勝 |
獲得賞金 | 1億8067万100円 |
ハクタイセイは日本の競走馬。主な勝鞍に皐月賞、きさらぎ賞がある。
[編集] 戦績
1989年7月小倉競馬場でデビューした。10月に未勝利を脱するまでに5戦を要したが、これ以降は400万下条件、シクラメンステークス、年が明けての若駒ステークスと順調に勝ち進んだ。
次走は、阪神3歳ステークス馬コガネタイフウ、ダイタクヘリオスら有力馬が集まったきさらぎ賞。 不良馬場を物ともせず、1番人気に応えてこれを制し、鞍上の須貝尚介共々重賞初制覇を飾って、クラシック路線の有力候補に名乗りを挙げた。 この後、陣営はハクタイセイが輸送に弱いことを考慮して、調整のためトライアルを回避。 皐月賞に直行する道を選ぶ。
本番の皐月賞では須貝から南井克巳に乗り替わり、アイネスフウジン、メジロライアンに次ぐ3番人気に推される。 レースでは好位をキープし、逃げるアイネスフウジンをクビ差差し切って、父のハイセイコーに続く皐月賞父子制覇を成し遂げた。 なお、調教師の布施正は、既にバンブーアトラスで東京優駿(日本ダービー)、バンブービギンで菊花賞を獲得しており、 この勝利で史上7人目の3冠トレーナーとなった。 また、小倉デビュー馬のクラシック制覇は史上初めてのことである。
続く東京優駿(日本ダービー)では鞍上に武豊を迎えて、父の果たせなかった2冠制覇に臨んだ。逃げるアイネスフウジンを2番手で追走する展開でレースを進めたが、距離の壁もあってか直線で伸びず、5着に沈んだ。
この後、ハクタイセイは、屈腱炎を発症してしまい長期休養を強いられる。 ようやく復帰の目途が立ったのは1年後。安田記念がその復帰戦となるはずであった。 しかし、レースを目前にして屈腱炎が悪化。引退を余儀なくされた。
[編集] 引退後
引退後は、1992年から日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬入りしたが、初年度の種付けは26頭にとどまった。 翌年には鹿児島に移るが、マークオブディスティンクションに人気が集中したため、ここでも種付け数が伸びず、目立った活躍馬を輩出できないままでいる。
なお、現在は十勝軽種馬農協種馬場で繋養されている。
[編集] 血統表
ハクタイセイの血統 ハイペリオン系/4代内アウトブリード | |||
父
ハイセイコー 1970 鹿毛 |
*チャイナロック China Rock 1953 栃栗毛 |
Rockefella | Hyperion |
Rockfel | |||
May Wong | Rustom Pasha | ||
Wezzan | |||
ハイユウ 1961 黒鹿毛 |
*カリム | Nearco | |
Skylarking | |||
*ダルモーガン | Beau Son | ||
Reticent | |||
母
ダンサーライト 1982 芦毛 |
*ダンサーズイメージ Dancer's Image 1965 芦毛 |
Native Dancer | Polynesian |
Geisha | |||
Noors Image | Noor | ||
Little Sphinx | |||
ネバアーライト 1966 栗毛 |
*ネヴァービート | Never Say Die | |
Bride Elect | |||
ミスフォール | クモハタ | ||
スターライト F-No.4-d |
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