マツダ・トリビュート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マツダ・トリビュート (Mazda Tribute) はマツダが製造、販売するSUV型の小型自動車である。日本国内ではスズキエスクードのOEMだったプロシードレバンテの実質的な後継車種に位置付けられるが、2005年12月に生産・販売を終了した。
[編集] 歴史
[編集] 初代(2000~2005)
2000年、発売を開始。親会社のフォード・モーターと共同開発した小型SUVで、フォードからも姉妹車としてフォード・エスケープが2001年に発売されている。両車の外観は非常に似通っているが、外板は全くの別物である。エンジンは当初マツダ製直列4気筒2000ccとフォード製V型6気筒3000ccの2種類を用意。直4は2003年に2300ccに切り替えられた。
一時期、映画「サトラレ」・音楽・アパレル業界とタイアップし、「トリビュート・リンク」というプロジェクトを立ち上げたことがあった。
トリビュート/エスケープの生産は当初、右ハンドル仕様がマツダの防府工場で、左ハンドル仕様がフォードの米国工場で行われていた。しかしながら日本市場では振るわず、トリビュートについては2005年12月に日本国内での生産および販売を終了。翌2006年1月には防府工場でのエスケープの生産も終了している。これにより日本でのマツダのラインアップからSUVが消えてしまったが、実質的な後継車種として新型クロスオーバーSUVのCX-7を2006年秋に発売する予定である。
北米では引き続き販売され、エスケープに先行投入されていたハイブリッド仕様も今後投入される予定である。また、アジア太平洋仕様については今後は台湾・福特六和汽車で生産が行われる。2006年2月のメルボルンモーターショーでフェイスリフト版が公開されており、同年6月には台湾からの完成車の輸出が開始された。
[編集] 関連項目
- フォード・エスケープ
- 映画 : サトラレ