フォード・エスケープ
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フォード・エスケープ (Ford Escape) はフォード・モーターが製造、販売するSUV型の小型自動車である。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(2001~)
2001年、発売を開始。フォード傘下のマツダと共同開発した小型SUVで、マツダからも姉妹車としてトリビュートが2000年に発売されている。両車の外観は非常に似通っているが、実のところ外板は全くの別物である。同年、欧州でもフォード・マーヴェリック (Ford Maverick) の名称で発売開始。ちなみに先代マーヴェリックは日産テラノIIの姉妹車である。
エンジンは当初マツダ製直列4気筒2000ccとフォード製V型6気筒3000ccの2種類が用意されたが、直4は2003年に2300ccに切り替えられた。
2004年にはマーキュリー版としてマーキュリー・マリナー (Mercury Mariner)というバッジエンジニアリング車を発売。また、同年にはハイブリッド仕様(フォード・エスケープ・ハイブリッド、マーキュリー・マリナー・ハイブリッド)も発売された。アトキンソンサイクル化した直列4気筒2300ccエンジンにボルボ・カーズ、アイシンAWと共同開発したハイブリッドシステムを組み合わせている。
2005年、エスケープをベースにFord Asia Pacific社と台湾の福特六和汽車(Ford Lio Ho Motor)社が開発した「イクエイター・コンセプト」(Equator Concept)が第39回東京モーターショーで世界初公開された。
2006年6月21日、一部改良して発売。フェイスリフトされたアジア太平洋仕様車が日本にも導入された。
[編集] 生産拠点
エスケープ/トリビュートの生産は当初、右ハンドル仕様がマツダの防府工場で、左ハンドル仕様がフォードの米国カンザスシティ工場で行われていた。しかしながら両者とも日本市場では不振であったことから戦略の変更を余儀なくされ、2006年からは北米仕様車を従来通りフォードの米国工場で、アジア太平洋仕様車を台湾・福特六和汽車の工場で生産することとなった。これにより防府工場での生産は、トリビュートが2005年12月に(日本国内での販売は終了)、エスケープが翌2006年1月に終了。2006年6月よりエスケープが日本国内でビッグマイナーチェンジされ、日本仕様車は台湾からの輸入に切り替えられた(従来通り右ハンドル仕様)。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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