ピュグマリオン
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ピュグマリオン(Pygmalion)は、ギリシア神話に登場するキプロス島の王である。
現実の女性に失望した彼は、自ら理想の女性・ガラテアを彫刻し、それが人間になることを願った。アプロディテがその願いを容れて彫像に生命を与え、ピュグマリオンはそれを妻に迎えた。
一部の伝承にはゼウスがその女を望んで、ピュグマリオンから奪ったという。
映画『マイ・フェア・レディ』の下敷きになったバーナード・ショウの戯曲『ピグマリオン』はこの伝説に材をとったものである。また、和田慎二のファンタジー漫画『ピグマリオ』でも、石になった女性というモチーフが用いられている。
[編集] 関連項目
- ピグマリオン効果
- ピグマリオンコンプレックス
- 「未来のイヴ」 (リラダン)