バットマン (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バットマン | |
監督 | ティム・バートン |
---|---|
製作総指揮 | ベンジャミン・メルニカー マイケル・E・ウスラン |
製作 | ピーター・グーバー ジョン・ピーターズ |
脚本 | サム・ハム ウォーレン・スカーレン |
出演者 | マイケル・キートン ジャック・ニコルソン |
音楽 | ダニー・エルフマン |
撮影 | ロジャー・プラット |
編集 | レイ・ラヴジョイ |
配給 | ワーナー・ブラザーズ |
公開 | 1989年 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
次作 | バットマン・リターンズ |
IMDb | |
(■テンプレート/■ノート) |
『バットマン』(Batman)は、1989年のアメリカ映画。アクション映画、SF映画。
DCコミックによる同名のアメリカの漫画を原作とする。『バットマン』参照。
続編に「バットマン・リターンズ」がある。
1969年公開の旧TVシリーズ映画版以来の映画化である。監督には当時ほぼ無名であり、実写映画のキャリアも二作しかない新人ティム・バートンが抜擢された。
当時アメコミは、リアルな世界観に移行している時期であり、本作もその影響下にある。ゴシック様式と工業都市が交じり合ったゴッサムシティの造形にダウンタウンの描写、そこを疾走するバットモービルなど現実とフィクションの間を狙ったような画面作りが特徴(『フルメタル・ジャケット』などの美術監督アントン・ファーストがこの作品でアカデミー美術賞を得た)。
加えて、監督バートンの資質である、異形への愛が、バットマンやジョーカーといったキャラクターに注がれている。
製作当時、コミックの姿とは似ても似つかないマイケル・キートンの起用に対し、ファンからの批判が起こったが、映画の方向性が狂気を内包したバットマンと、狂気を体現するジョーカーの対比に置かれていたことから、公開後そうした声は収まっていった経緯がある。
しかしより原作コミックのイメージを重視したバットマン ビギンズへのコアなバットマンファンの支持も多い。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
犯罪都市ゴッサム・シティ。ギャングやチンピラが横行するこの街に、一人の怪人が現れた。犯罪者を闇に紛れて倒していく黒の怪人、その名はバットマン。彼は犯罪者たちに「自分のことを話せ」と言い残しては消えていく。都市伝説として流布されるこの噂を、新聞記者ノックスとカメラマン、ヴィッキー・ベールは追及していく。そんな中、二人はゴッサム一の大富豪、ブルース・ウェインと知り合う。惹かれあうヴィッキーとブルース。一方、ゴッサムの裏社会を牛耳るマフィア、グリソムの右腕ジャック・ネーピアはグリソムの女に手を出したことで罠にはめられ窮地に立たされる。そこに現れたバットマンと格闘の末、化学薬品の液槽に転落、ジャックの顔は漂白され、引きつった笑い顔に固定されたその姿はまさしくトランプのジョーカーの如く変貌していた。 だがゴッサムの二人の怪人、バットマンとジョーカーの間にはもうひとつ、重大な過去の因縁が隠されていた。
[編集] キャスト
- ブルース・ウェイン/バットマン:マイケル・キートン
- ジャック・ネーピア/ジョーカー:ジャック・ニコルソン
- ヴィッキー・ベール:キム・ベイシンガー
- アレクサンダー・ノックス:ロバート・ウール
- アルフレッド・ペニーワース:マイケル・ガフ
- ゴードン市警本部長:パット・ヒングル
- カール・グリソム:ジャック・パランス
- ハーヴェイ・デント:ビリー・ディー・ウィリアムズ
- グリソムの愛人アリシア:ジェリー・ホール
- ボブ:トレイシー・ウォルター
- エクハート刑事:ウィリアム・フットキンス
- ゴッサム市々長:リー・ウォレス
[編集] スタッフ
[編集] 日本語吹替
ティム・バートン監督作品 |
---|
フランケンウィニー | ピーウィーの大冒険 | ビートルジュース | バットマン | シザーハンズ | バットマン・リターンズ | エド・ウッド | マーズ・アタック! | スリーピー・ホロウ | PLANET OF THE APES 猿の惑星 | ビッグ・フィッシュ | ティム・バートンのコープスブライド | チャーリーとチョコレート工場 |
プロデュース作品: ナイトメアー・ビフォア・クリスマス | バットマン・フォーエヴァー | ジャイアント・ピーチ |