テスコボーイ
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性別 | 牡 |
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毛色 | 黒鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1963年 |
死没 | 1987年10月25日 |
父 | プリンスリーギフト |
母 | サンコート |
生産 | Ridgewood Stud |
生国 | イギリス |
馬主 | J.E.Cohen |
調教師 | S.Ingham |
競走成績 | 11戦5勝 |
獲得賞金 | 10,090ポンド |
テスコボーイ(Tesco Boy)は、イギリスの競走馬。競走馬としてはそれなりの成績しか残せなかったが、種牡馬として日本に輸入されてからは大きく成功した。
現役時代はイギリスで走り、大レースは繰り上がりでアスコット競馬場のクイーンアンステークスを優勝したのみ。他にローズオブヨークステークス、ヴァラエティクラブステークス、クイーンエリザベス2世ステークス3着、チャンピオンステークス3着等11戦5勝の成績を残し、総額で6,841ポンドの賞金を得ている。1967年に引退し種牡馬入り、さらに翌1968年には日高軽種馬農協により日本に輸入された。日本では初年度からランドプリンス(皐月賞)を輩出するなど成功、後にはキタノカチドキ(皐月賞、菊花賞)、テスコガビー(桜花賞、優駿牝馬)、トウショウボーイ(皐月賞、有馬記念)、サクラユタカオー(天皇賞(秋))等を送り出し1974,78-81年には日本リーディングサイアーに輝いている。軽種馬農協所有のため種付け料が安価で産駒も高く売れたため、産駒のトウショウボーイと同じく「お助けボーイ」と呼ばれる事もあった。
[編集] 競走成績
1966年(11戦5勝)
- クイーンアンステークス、ウッドディットンステークス、ローズオブヨークステークス、テューダーステークス、ヴァライエティクラブステークス
[編集] 主な産駒
- キタノカチドキ(菊花賞、皐月賞、デイリー杯3歳ステークス、阪神3歳ステークス、きさらぎ賞、スプリングステークス、神戸新聞杯、京都新聞杯、マイラーズカップ)
- インターグシケン(菊花賞、きさらぎ賞、NHK杯、金杯(西))
- トウショウボーイ(皐月賞、有馬記念、神戸新聞杯、京都新聞杯、宝塚記念、高松宮杯)
- ランドプリンス(皐月賞)
- テスコガビー(優駿牝馬、桜花賞、京成杯三歳ステークス、京成杯、阪神四歳牝馬特別)
- オヤマテスコ(桜花賞)
- ホースメンテスコ(桜花賞)
- サクラユタカオー(天皇賞(秋)、大阪杯、毎日王冠、共同通信杯4歳ステークス)
- ホクトボーイ(天皇賞(秋)、阪神大賞典、朝日チャレンジカップ、京都記念(秋)、スワンステークス)
- アグネステスコ(エリザベス女王杯、神戸新聞杯)
- ハギノカムイオー(宝塚記念、高松宮杯、スプリングステークス、神戸新聞杯、京都新聞杯、スワンステークス)
- リンドタイヨー(朝日杯3歳ステークス、東京4歳ステークス)
- スーパーハニイ(プリンセスエリザベスステークス)
[編集] 血統表
テスコボーイの血統 (プリンスリーギフト系/Gainsborough 3×5=15.63%、Pharos・Fairway 4×4=12.50%、Blandford 5×4=9.38%) | |||
父
Princely Gift 1958 鹿毛 イギリス |
Nasrullah 1940 鹿毛 |
Nearco | Pharos |
Nogara | |||
Mumtaz Begum | Blenheim | ||
Mumtaz Mahal | |||
Blue Gem 1943 鹿毛 |
Blue Peter | Fairway | |
Fancy Free | |||
Sparkle | Blandford | ||
Gleam | |||
母
Suncourt 1952 黒鹿毛 アメリカ |
Hyperion 1930 栗毛 |
Gainsborough | Bayardo |
Rosedrop | |||
Selene | Chaucer | ||
Serenissima | |||
Inquisition 1936 黒鹿毛 |
Dastur | Solario | |
Friar's Daughter | |||
Jury | Hurry On | ||
TrustfulF-No.19 |
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