オールスター激突クイズ 当たってくだけろ!
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オールスター激突クイズ当たってくだけろ!(オールスターげきとつクイズあたってくだけろ)は1990年から1993年までにかけてTBS系列で放送されていたクイズ番組である。
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[編集] 基本データ
- 放送日1990年1月2日・1990年4月6日・1990年10月12日・1991年1月3日・1991年4月5日・1991年10月4日・ 1992年1月2日・1992年4月3日・1993年1月2日(全9回)
- 司会
- 高田純次+女性司会者+進行・問題解説者。
- 出題ナレーション
- 山本百合子
- クイズ王
- 道蔦岳史、石野まゆみ、西村顕治(日本経済新聞社記者)、能勢一幸(第8回のみ)、馬場洋子(第8回のみ)
[編集] 基本ルール
回によって多少の変更はあるが、芸能人が3名1組に分かれチームを組みトーナメント形式で戦う。最後まで勝ち残った代表チーム1組は、最高100万円の賞金を賭けたクイズ王との対戦の権利が与えられる。
[編集] 予選
チーム対抗だが、直接戦うのではなく、「3名のクイズ王を相手に、10問中何問正解できるか」を競う。出題形式は、全て読み上げの早押し問題。ポイント出来るのは「正解した問題」と「クイズ王が不正解した問題」のみ。相手チームよりもポイント数が多ければ勝利。
- 毎回、出場芸能人のプロフィールが紹介されていたが、ダウンタウン・松本人志のプロフィールは「資格・ロケットパンチ2級」「小学校の思い出・親父の死」(なぜか高校の思い出も「親父の死」)と、彼らしいものだった。また、島田紳助は少年時代のやんちゃな経歴を紹介された後「テレビに出すなら、先に言って」とぼやいていた(次の出場の時には、「本名・島田紳助」と表記されていた)。
- 予選のみ、賞金とは別に正解数に応じた賞品が各チームに与えられた。現実の話として全問正解が出来るわけはないので、全問正解の賞品は「クルーザー」「ヨドバシカメラの1年間フリーパス」、果ては「株式会社東京放送」そのもの、などの破天荒なものが設定されていた。
- 途中新設であるが、後ろで待機している他チームも含めて、全員参加の早押しクイズ(第3回→5問目と10問目に「チャンスクイズ」(正解者のいるチームに1ポイント加算、更に第10問目は正解者にグアム・サイパン旅行も獲得)、第5回~第8回→7問目に「ラッキークイズ」(正解者は賞金10万円獲得))が設けられた。
[編集] 準決勝
パーソナル早押し問題などで、準決勝を勝ち上がったチーム同士の直接対決。準決勝となっているが、ここで芸能人代表となる1チームを決定。準決勝終了後、決勝でクイズ王と戦うに先立って、これまでの敗者の中から2名を指名、指名した人を補強メンバーとしてチームに加えて、決勝は5対3で挑む。
[編集] 決勝
芸能人代表チームとクイズ王による、5対3の早押しクイズ。
- 芸能人代表チームには、予め100万円が渡される。
- 16のジャンルが用意されており、芸能人チームが好きなジャンルを指定できる。
ジャンル① | ジャンル② | ジャンル③ | ジャンル④ |
ジャンル⑤ | チャンス① | ジャンル⑥ | ジャンル⑦ |
ジャンル⑧ | ジャンル⑨ | チャンス② | ジャンル⑩ |
ジャンル⑪ | ジャンル⑫ | ジャンル⑬ | ジャンル⑭ |
- 芸能人チーム正解及びクイズ王不正解なら、賞金はそのまま。
- 芸能人チーム不正解及びクイズ王正解の場合は、その度に10万円(高田純次肖像画の10万円紙幣→ゴールドプレート(レプリカ))没収される。
- ジャンルの代わりに2枚ある「チャンス」を選択した場合は、クイズ王に解答権のない一問多答クイズが出題される。勿論、1度でも間違えたら10万円没収。
- 第5回以降から、正解するごとに10万円獲得する(金の御祝儀袋が置かれる)形式に変更。
- 最終問題は、現在手元に残っている賞金を全て賭ける代わりに、正解(クイズ王不正解)で100万円獲得・不正解(クイズ王正解)は0円終了という、正に「当たってくだけろ」なルールで挑む事も可能(挑むか否かは任意)。この番組は、「これだけがんばって0円で終了」という過酷なルールのクイズ番組の先駆けにもなっている。
[編集] 第1回(1990年1月2日放送)
予選 門松ブロック(A-D)・寿ブロック(E-H)
A 筑紫哲也 榊原郁恵 武田鉄矢 |
B 松本人志 藤田朋子 浜田雅功 |
C 笑福亭鶴瓶 今井美樹 石田純一 |
D 西田敏行 マルシア 生島ヒロシ |
E 舛添要一 清原和博 野々村真 |
F 掛布雅之 小泉今日子 島田紳助 |
G 小西克哉 田中美奈子 なぎら健壱 |
H 細川隆一郎 西田ひかる 三宅裕司 |
2 | 0 | 4 | 1 | 3 | 3 | 3 | 2 |
準決勝※各チーム補強メンバー2名追加で、5-5による早押しクイズ。
C 笑福亭鶴瓶 今井美樹 石田純一 筑紫哲也 西田敏行 |
F 掛布雅之 小泉今日子 島田紳助 小西克哉 三宅裕司 |
3 | 1 |
決勝
ジャンル① | ジャンル② | ジャンル③ | ジャンル④ |
ジャンル⑤ | お年玉① | ジャンル⑥ | ジャンル⑦ |
ジャンル⑧ | ジャンル⑨ | お年玉② | ジャンル⑩ |
ジャンル⑪ | ジャンル⑫ | ジャンル⑬ | ジャンル⑭ |
C 笑福亭鶴瓶 今井美樹 石田純一 筑紫哲也 西田敏行 |
800,000円獲得!! |
- クイズ王の西村顕治は当時「ギミア・ぶれいく」の「史上最強のクイズ王決定戦」で無類の強さを誇っており、ふくよかな体型に似合わない?早押しのスピードで、芸能人の攻撃の的であった。(放送期間中、4回も優勝している)西村は「キミ、友達いないだろ?」と聞かれ、「はい」と答えていた。ちなみに、本職は新聞記者である。
- 特に西村を目の敵にしていたのはダウンタウン・浜田雅功であった。西村に正解された後「西村ぁ~!」と毒づいていた。
[編集] 第2回(1990年4月6日放送)
- 女性司会者・榊原郁恵 番組進行・大島さと子
予選 第1ブロック(A-B)・第2ブロック(C-D)・第3ブロック(E-F)・第4ブロック(G-H) この回のみ、全チーム男性2+女性1の構成。
A 所ジョージ 西田ひかる(2) 野々村真(2) |
B 栗本慎一郎 渡辺えり子 柳沢慎吾 |
C 田代まさし 岩井由紀子 北尾光司 |
D 松本人志(2) 久和ひとみ 浜田雅功(2) |
E 古舘伊知郎 加賀まりこ 松尾貴史 |
F 堺正章 森川由加里 植草克秀 |
G 上岡龍太郎 高樹沙耶 西川のりお |
H 武田鉄矢(2) 佐野量子 武豊 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
- 加賀まりこが出演した際、自分がボタンを押せないのは配線が悪いから、と突然早押し機の配線をいじりはじめてしまった。このとき、キャプテンを務めていた古舘伊知郎が「加賀ライト」と称して加賀の顔に照明を当てていた。
- この回の出演者である武豊と佐野量子は、この番組で知り合い、のちに結婚するきっかけとなった、と言われている。
- 最終問題:『地理』
Q.1/25000の地図で10kmは何/cmで表されているでしょう? この最終問題は、ゲスト挑戦者の松尾貴史が解答権を得るものの、「イー…4mm!!!!」と誤答(正解は4㎝と、計算は合っていたものの単位を言い間違えていた)。
インタビューでのこと。 「でも最初(おこぼれの)1問しか取れなかったわけですからね、ま、悔いはないですよ。」
と苦笑交じりにコメントするものの、先の誤答と解答者としての(ボタンを押し負けて台を叩き捲くる等の)マナーの悪さにより、全TV局のクイズ番組出入禁止処分を喰らってしまった。
同時に翌年第5回大会まで準決勝が廃止されることにもなった(最初から、決勝進出チームが決まっていたとの苦情が後を絶たなかったから)。
[編集] 第3回(1990年10月12日放送)
- 女性司会者&番組進行・大島さと子
予選 放送時間が90分と短縮されているため、6チーム対抗でおこなった。最高ポイントのチームのみ、決勝進出。
A 山瀬まみ 伊東四朗 松居直美 |
B 渡辺正行 仙道敦子 吉田栄作 |
C 内村光良 宮崎ますみ 南原清隆 |
D 笑福亭鶴瓶(2) 渡辺満里奈 関根勤 |
E 堺正章(2) 研ナオコ 早坂茂三 |
F 大島渚 岡本夏生 吉村明宏 |
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[編集] 第5回(1991年4月5日放送)
予選 桜ブロック(A-D)・春風ブロック(E-H) 所属事務所別対抗戦。1年ぶりに8チーム対抗に戻した。
A:ホリプロ 榊原郁恵(3) 伊藤かずえ 吉村明宏(2) |
B:浅井企画 坂上二郎 奈良富士子 関根勤(3) |
C:吉本興業 浜田雅功(3) 間寛平 松本人志(3) |
D:アクターズプロモーション 竜雷太 汀夏子 三笑亭夢之助 |
E:田辺エージェンシー 堺正章(3) 研ナオコ(2) 吉沢秋絵 |
F:渡辺プロ ハナ肇 吉田栄作(2) 中山秀征 |
G:芸映 角川博 芳本美代子 國實唯理 |
H:廣済堂 梅宮辰夫 荒井乃梨子 高岡建治 |
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[編集] 第6回(1991年10月4日放送)
予選 第1ブロック(A-B)・第2ブロック(C-D)・第3ブロック(E-F)・第4ブロック(G-H) 出身地別対抗戦。
A東京A 関根勤(4) 田中律子 ルー大柴 |
B九州 田代まさし(2) 渡辺典子 高杢禎彦 |
C兵庫 浜田雅功(4) 小牧ユカ 松本人志(4) |
D東京B 森田健作 蓮舫 林家正蔵 |
E京都 上岡龍太郎(3) 三田寛子 島崎俊郎 |
F北海道 ポール牧 三笑亭夢之助(2) 岩本恭生 |
G東北 吉幾三 岸千恵子 田中義剛 |
H広島 東ちづる 風見しんご 相原勇 |
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- 予選で、数人ほど答えの言い直しをする等のマナー違反が多発した会だった。
- 決勝で、チャンス問題の一問多答クイズに挑戦したときのこと。芸能人チームが答えに詰まっていたのを察知したダウンタウン浜田が、突然腹痛になる演技で大騒ぎした。つられる様に関根勤は踊りだし、ポール牧は指パッチンを披露したが、「その(時間稼ぎの)ために君を入れたんだから!」と上岡龍太郎の突っ込みの甲斐なく、不正解だった。このとき高田は、「もう腹痛の方はいませんか?」の迷言をはいた。
[編集] 第7回(1992年1月2日放送)
- 女性司会者・多岐川裕美 番組進行・福島弓子
予選 第1ブロック(A-B)・第2ブロック(C-D)・第3ブロック(E-F)・第4ブロック(G-H)
A 栗本慎一郎(2) 山瀬まみ(3) ルー大柴(2) |
B 加山雄三 西田ひかる(4) 石田ひかり |
C 峰竜太 森川由加里(2) 松村雄基 |
D 笑福亭鶴瓶(3) 田中律子(2) パンチ佐藤 |
E 関根勤(5) 渡辺満里奈(2) 東ちづる(2) |
F 秋野暢子 東幹久 田中義剛(2) |
G 山城新伍(2) 山咲千里 森脇健児 |
H 早坂茂三(2) 野際陽子 柳沢慎吾(2) |
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[編集] 第8回(1992年4月3日放送)
- 女性司会者・山口美江 番組進行・福島弓子
予選 桜ブロック(A-D)・春風ブロック(E-H) 分野別対抗戦。クイズ王が能勢一幸、馬場洋子、西村顕治に(道蔦岳史は、この回も出演しているが、問題制作に回っている)。
A:グルメ 芳村真理 村野武憲 榊原郁恵(4) |
B:若手お笑い 林家正蔵(2) ちはる ジミー大西 |
C:インターナショナル ケント・ギルバート マリアン オスマン・サンコン |
D:演歌 小林幸子 新沼謙治 瀬川瑛子 |
E:バラエティー グッチ裕三(2) 松本明子 関根勤(6) |
F:おたく 宅八郎 西村知美 泉麻人 |
G:Mr.ダンディー 宝田明 志茂田景樹 ドクター中松 |
H:「俺たちルーキーコップ」 仲村トオル 森川由加里(3) 萩原聖人 |
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[編集] エピソード
[編集] 高田純次の迷言
メイン司会者である高田の迷言が多く飛び出し、笑いを誘った。
- 賞品の高級紅茶1年分が紹介されて「高級があるということは、低級もあるんですか?」
- 賞品紹介時「6問目以降は、賞品を用意していません!」
- 正解の説明があったあと「はぁ、そうですか、としか言えませんね」
- 女性ゲストの、クイズ王はボタンを押すのが早い、という発言を受けて「若い女性に早いなんて言われたら、男としてはもう…」
- 最終問題を知らせるチャイムが鳴った後「今のは○○さんの家が火事のお知らせですか?」「○○さんがおねむになった合図です」
[編集] 注意事項
以下の3つの大会も、「オールスター激突クイズ当たってくだけろ!」ですが、上記の基本ルールとは、ズレてしまうため、別の項としました。詳細は、それぞれの項を。
- オールスター激突クイズ当たってくだけろ!(第4回)(1991年1月3日放送)
- オールスター激突クイズ当たってくだけろ!(深夜番組対抗)(1991年9月27日放送)
- オールスター激突クイズ当たってくだけろ!(第9回)(1993年1月2日放送)
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