エターナル級
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エターナル級は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する艦船の等級。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] エターナル
エターナル | |
型式 | 宇宙戦艦 |
艦籍番号 | FFMH-Y101 |
所属 | ザフト軍→三隻同盟 |
全長 | 300m |
重量 | 不明 |
武装 | 主砲(単装) 連装レールガン×多数 ミサイル発射管×多数 CIWS×多数 |
その他 | MS搭載能力 リニアカタパルト ミーティア装備 |
ザフトが、フリーダムとジャスティスの専用運用艦として建造した、最新鋭の高速戦闘艦。核エンジンの整備・調整に必要な専用設備や機材を搭載しており、さらに艦首両舷には2機のMS用武装モジュール「ミーティア」が装備されている。ミーティアは通常時は戦艦の副砲として機能するが、フリーダム、ジャスティスにドッキングさせることにより、両機にMSの枠を超えた高機動力と戦艦並みの大火力を与える。
また、ミーティア装備時の両MSに随伴するため、コズミック・イラ71年当時の軍艦としては破格の高速航行性能を与えられており、最大戦速では快速艦として知られたナスカ級をも軽く振り切る。反面、戦闘艦としての火力は水準以上のものではなく、船体各所に設けられた多数のミサイル発射管や対空砲による対空防御・迎撃能力に重点が置かれている。フリーダム、ジャスティス(ミーティア含む)という常識外の性能を持つ両機を艦載機として擁する本艦には「高速空母」以上の能力は必要とされなかったのであろう。
本編での登場は第42話。艦長として就任したアンドリュー・バルトフェルドを筆頭に、クルーの中に潜伏していたクライン派のメンバーが、ラクス・クラインの決起と同時に本艦を強奪し出奔した。以降、アークエンジェル、クサナギと合流、三隻同盟の中核として停戦まで戦い抜いている。
戦後は、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の終結時の混乱に紛れて、小惑星に偽装された秘密工廠ごと隠匿され、マーチン・ダコスタら旧クライン派の活動拠点となっていた。再び宇宙に上がったラクス・クラインとアンドリュー・バルトフェルドの二人の合流後、艦載機の補充などを経て、オーブ第2宇宙艦隊に編入されたアークエンジェルとともにメサイア・レクイエム攻防戦に参戦。最終決戦ではストライクフリーダムと共にメサイアを陥落させ、戦闘を勝利に導いた。終戦後、プラント最高評議会に招聘されたラクス・クラインの乗艦として、プラントへ帰還した。
余談だが、レクイエム・メサイア攻防戦の折、ザフト軍ジュール隊隊長のイザーク・ジュールは『あれ(エターナル)はザフトの艦だ』と宣言し、指揮下にある自分の隊ごと公然とエターナルの援護に回っている。この発言を「イザークの自己正当化の為の詭弁」と見るか、はたまた「隊ぐるみの反逆行為と取られないよう部下を気づかって予防線を張ったもので、彼の成長が伺える」と見るか、評価の分かれるところである。イザークの心境については本稿ではこれ以上は触れないが、何しろ歌姫ラクス・クライン率いる「あの艦」である。弓引く側のザフトの将兵たちにとっても、内心、忸怩たるものがあったであろうことは想像に難くない。
艦名及び艦級名の"エターナル" (Eternal) は英語。「永遠」という意味だが、形容詞なので、訳し方は「永久の」・「永遠に」などの形になる。
[編集] 武装
- 主砲
- 艦橋前方に設置されている単装ビーム砲。威力は十分だが、旋回砲塔ではなく、艦首方向にしか射線を取れない。
- 連装レールガン
- 艦橋後方の両舷に装備されている小型の2連装レールガン。対空迎撃用以上の威力はない。
- ミサイル発射管
- 艦砲の少なさを補う意味で、多数のミサイル発射管が設置されている。敵艦、敵機動兵器、対艦ミサイルの迎撃に力を発揮する。
- CIWS
- 目標を自動追尾、又は弾幕を張ることによって敵ミサイルや敵MSなどを迎撃するための近接防御システム。
- ミーティア
- フリーダム、ジャスティス用の追加武装モジュール。普段はエターナル艦首のマウントラッチに固定されており、艦砲としても使用することができる。
[編集] 艦載機(SEED時)
フリーダム、ジャスティス
[編集] 艦載機(DESTINY時)
ストライクフリーダム、インフィニットジャスティス、ガイア(バルトフェルド専用機)、ドムトルーパー×3