ウンナンのホントコ!
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ウンナンのホントコ!(うんなん-ほんとこ-)はTBS系列で1998年10月21日から2002年3月6日まで水曜21時台に放送されていたバラエティ番組。開始当初から1999年7月までは「ウンナンのホントのトコロ」という番組名だった。番組開始からしばらくは視聴率も低迷していたが、1999年後半より「未来日記」のコーナーが開始になったのに伴い視聴率も上昇し、それまで高視聴率を誇っていた裏番組で、日本テレビの「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」(通称:生ダラ)を遂に終了まで追い込んだ。しかし、「未来日記」のコーナーが終わったことと裏番組でテレビ東京の「女と愛とミステリー」が高視聴率を出すようになったことから、再び視聴率も低迷し、「生ダラ」の後を追うようにこの番組もその1年後に終了してしまった。
目次 |
[編集] 番組内容
「世の中のホントのトコロを探る」コンセプトで様々な企画を展開。
- 公園の地下に巨大な空洞がある?(洪水時の排水用)
- カラス対策には何が一番効果があるのか? 等
初期のある回において、「最新式の家電を取り揃えた家に家族で滞在してもらう」という企画があり、 視聴者(?)の一家族が登場した。この企画は2週連続のはずだったのだが、何故か一週目のみで終了 してしまい、彼らがどのような時間を過ごしたのかは放送されなかった。何かトラブルがあったものと 考えられるが、真相は謎のままである。
[編集] 出演者(ホントコファミリー)
- 番組MCはウッチャンナンチャン(内村光良・南原清隆)の2人
- 初回からのレギュラーは柳沢慎吾・東野幸治・山田花子だけで、他は毎回ゲストを呼んでいたが、一時期ゲストがレギュラーとして固定、「ホントコファミリー」と俗に呼ばれるようになる。特に「未来日記5・スケッチブック」に関してはホントコファミリーがどこかで友情出演する演出になっていた。さらにサッポロビールのCMで柳沢・いとう・原が番組と関係なく友達の数珠つなぎで共演を果たしている。
- 柳沢慎吾(お見合い寮寮長)
- 東野幸治(ロマン東野シリーズ、トキワ荘担当)
- 山田花子
- いとうせいこう(未来日記・監修)
- 原千晶(レポートものを一手に引き受け、なぜか一時期「メールのおばちゃん」と言われる)
- 優香(芸能人メル友ネットワークなど担当)
- 石田靖(お見合い寮管理人、未来日誌・秋担当)
- ドロンズ(未来日誌・夏担当)
- 渡辺由紀
- この後,2001年10月~2002年2月に番組のエンディングで、出演ゲストの告知などお知らせVTRに三村マサカズが突っ込みを入れるために小さく登場している
[編集] 未来日記
「ドラマの様なシチュエーションを体験したら恋をするのか?」を検証する為
番組出演者が考えた「これから起こる(してもらう)出来事が書かれた日記を初対面の男女(どちらか一方の場合も有)に渡し行動してもらい、2人の間に愛が芽生えるかを追ったシリーズ。
セリフ等は指示されておらず基本的にはアドリブ。
毎回最後には別れる事が決まっていた。
- 各話主題歌CDが毎回売れた事で話題に。
- 後楽園遊園地とのタイアップ企画や世界進出も決まり、映画化もされ社会現象を巻き起こした人気企画。
- 米国では『The Future Diary(未来日記)』のタイトルでオリジナル版を制作。(日記を渡すウェイター役で南原清隆がゲスト出演した)
- 「やらせ演出ではないか」という意見も放送当時からあった。確かに、出演者の心の揺れ動きを追いかけたという事に関してはドキュメンタリーではあるが、出演者はあらかじめの脚本に基づき行動された点ではドラマを演じていたと言う事がいえるため、実のところバラエティー・ドラマ・ドキュメンタリーどれのカテゴリーに属していないともいえる。その点が視聴者に新鮮に受けたため、下記のように主題歌が大ヒットとなる現象を生んだといえるだろう。
又、最も盛り上がっていた時期の主題歌「TSUNAMI」サザンオールスターズ、「桜坂」福山雅治は共に200万枚を超えるビックヒットを達成し、音楽業界からも注目された。
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- 未来日記1「ラブリング」いとうせいこう脚本
- 未来日記2「どぶねずみ」東野幸治脚本 もてない男ともてる女の恋
- 未来日記3「三人のクリスマス」内村光良脚本 男2人、女1人の三角関係の恋
- 主題歌「TSUNAMI」サザンオールスターズ
- 未来日記4「恋はミラクル」原千晶脚本 運命の赤い糸に導かれた恋
- 未来日記5「スケッチブック」南原清隆脚本 台湾人女性と日本人男性の言葉を越えた恋
- 主題歌「桜坂」福山雅治
- 未来日記6「虹になりたい」いとうせいこう脚本
- 主題歌「虹になりたい」TUBE
- 未来日記7「Summer Days」優香脚本 一夏の恋
- 主題歌「とまどい」GLAY
- 未来日記8「Choice~恋の選択~」南原清隆脚本/いとうせいこう監修 新しい彼と元彼との間で揺らぐ女子大生の恋。
- 主題歌「幸せになるために」松任谷由実
- 未来日記9「Secret Love」内村光良脚本
- 主題歌「Secret Love〜秘密的恋情〜」 Noyori /李浩
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- 映画版「未来日記」
- 監督杉本達
- 映画版「未来日記」
テーマ・ソング 「SPECIAL THANKS」GLAY
[編集] Eメール恋愛
「顔の見えないEメール恋愛は本当に成立するのか?」を検証。
- 番組企画という事を伏せメル友募集サイトでメル友を募集。
3人を選びメル通をして貰い毎週1人ずつ落としていく。
最終的に残った人と合う約束をして相手が来てくれるかを検証。
- メールの文章等は本人の自由。企画終了後も「メル友でいましょう」と言われる事も多かった。
[編集] 2択恋愛
[編集] ロゴ
- 初代 1998.10.21-1999.07.28
- 2代目 1999.8.4-2001.10 番組タイトル変更に伴う(初代のアレンジ) 2001年9月12日放送分が、同時多発テロに伴い同年10月に延期したため。
- 3代目 2001.10-2002.3(番組終了)
[編集] スタッフ
- 企画・南 源 (初期のみ)
- 構成・高須光聖 堀田延 福原フトシ すずきB 渡辺真也 鈴木おさむ
- プロデューサー・荒井昌也 山地孝英
- 総合演出・杉本達 片山剛
- ディレクター 櫟本憲勝 津留正明 石橋孝之 大松雅和 中川通成 朝岡慶太郎 坂田栄治 市島晃生 掛水伸一 小澤俊一 松藤豪 松葉直彦 北沢建一 稲村健 清藤誠司 小嶋則安 保坂彰史 荻野達也 北山孝 藤原将人 加藤誠 青木良憲 柳信也
- ナレーション・増谷康紀(メイン) 掛川裕彦(未来日記の声) 西脇保(リニューアル後・メイン) / 小林清志(初回放送・メイン) 井上美紀(未来日記4の声) 大本眞基子(未来日誌・夏、メル友ネットワーク・優香の声) 江川央生(未来日誌・秋) 置鮎龍太郎(2択恋愛) 遠藤みやこ(恋愛センター試験・出題) 今野宏美(ケチケチカップル2・顔出しナビゲート)
- 企画協力・マセキ芸能社(田村正裕)
- 制作協力・ウイルスプロダクション→G-yama
- 制作・TBSエンタテインメント(2000.4~終了)
- 製作著作・TBS人
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
TBS系 水曜21時台(1998年10月 - 2002年3月) | ||
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