アドマイヤグルーヴ
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性別 | 牝 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 2000年4月30日 |
死没 | (現繁殖牝馬) |
父 | サンデーサイレンス |
母 | エアグルーヴ |
生産 | ノーザンファーム |
生国 | 日本(北海道早来町) |
馬主 | 近藤利一 |
調教師 | 橋田満(栗東) |
競走成績 | 21戦8勝 |
獲得賞金 | 5億5133万5000円 |
アドマイヤグルーヴは、日本の競走馬。2003-04年のエリザベス女王杯連覇など活躍した。母エアグルーヴは優駿牝馬・天皇賞(秋)(共にGI)を勝った名馬(1997年年度代表馬)で、その母のダイナカールも優駿牝馬を勝っており、母子3代での大レース制覇となった。
2000年のセレクトセールで日本の牝馬としては当時の最高額となる2億3000万円で近藤利一に落札された。近藤はこの馬の名前を一般公募し、その中で最も多かったのが冠名と母の名前を合わせたこのアドマイヤグルーヴである。
主戦騎手は母のエアグルーヴの主戦騎手でもあった武豊で、2003年の牝馬三冠競走では、全て1番人気の支持を集めたが、その全てでスティルインラブに敗れた。しかし、エリザベス女王杯ではスティルインラブとの激闘を制し、GI初勝利を挙げた。
2004年は牡馬相手の競馬になり、大阪杯、金鯱賞(共にGII)はそれぞれ7着、5着とちぐはぐなレースが続き、春の目標であった宝塚記念(GI)を回避。続くマーメイドステークス(GIII)では牝馬相手でもあり、ここは貫禄を見せて圧勝した。秋シーズン緒戦の京都大賞典(GII)はナリタセンチュリーの4着と「ひとたたき」の内容としては上々で、次走はなんと急遽出走することになった天皇賞(秋)で、ここでもゼンノロブロイ、ダンスインザムードに次ぐ3着と健闘。そして連覇を狙ったエリザベス女王杯で見事優勝し、鞍上の武豊に同レース4連覇の偉業をもたらした。また、古馬に開放されてからのエリザベス女王杯連覇はメジロドーベル以来2頭目である。同年JRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞。
2005年も、牡馬相手ということもあり、大阪杯、天皇賞(春)、金鯱賞、宝塚記念、天皇賞(秋)と5走するが勝利を挙げず苦戦していた。そして、同一GI三連覇を狙ったエリザベス女王杯では、スイープトウショウから3馬身差の3着と敗れた。そして迎えた引退レースの阪神牝馬ステークスでは、桜花賞以来のマイル戦であったが見事に優勝。有終の美を飾った。
[編集] 主な勝ち鞍
- 2004年
- マーメイドステークス
- エリザベス女王杯
- 2005年
- 阪神牝馬ステークス
[編集] 血統表
アドマイヤグルーヴの血統 (サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系)/アウトブリード) | |||
父
*サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo 1969 黒鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to |
Nothirdchance | |||
Cosmah | Cosmic Bomb | ||
Almahmoud | |||
Wishing Well 1975 鹿毛 |
Understanding | Promised Land | |
Pretty Ways | |||
Mountain Flower | Montparnasse | ||
Edel Weiss | |||
母
エアグルーヴ 1993 鹿毛 |
*トニービン Tony Bin 1983 鹿毛 |
*カンパラ Kampala |
Kalamoun |
State Pension | |||
Severn Bridge | Hornbeam | ||
Priddy Fair | |||
ダイナカール 1980 黒鹿毛 |
*ノーザンテースト Northern Taste |
Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
シャダイフェザー | *ガーサント | ||
*パロクサイド F-No.8-f |
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