ゼンノロブロイ

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ゼンノロブロイ
2004年10月31日東京競馬場
性別	牡
毛色	黒鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	2000年 3月27日
死没	存命（現役種牡馬）
父	サンデーサイレンス
母	ローミンレイチェル
生産	白老ファーム
生国	日本（北海道白老町）
馬主	大迫忍→大迫久美子
調教師	藤沢和雄（美浦）
競走成績	20戦7勝
獲得賞金	1,115,608,000円　101,200ポンド
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ゼンノロブロイ（Zenno Rob Roy）は日本の競走馬。2004年の年度代表馬である。

馬主は大迫忍であったが、2005年 6月18日に同馬主が死去したため、以後は大迫久美子に名義が変更。馬名の由来は、18世紀のスコットランドに実在した英雄ロブ・ロイ（ロバート・マクレガー）から。

[編集] 戦績

3歳時からサンデーサイレンスの後継馬と期待され、春は青葉賞を制し、東京優駿（日本ダービー）ではネオユニヴァースの2着、秋は神戸新聞杯（2着馬サクラプレジデントに3馬身半差をつけて優勝）を制した。しかし、以後1年間、善戦はするが勝ち星に恵まれなかった。

しかし4歳秋の天皇賞（秋）では、フランスのオリビエ・ペリエ騎手を鞍上に迎え、人気に応え見事にGIを初制覇した。続くジャパンカップでも海外からの強豪を抑えて優勝した。有馬記念では単勝オッズ2.0倍の1番人気に応え、前年更新されたばかりの芝2500mのコースレコードを1秒縮める2分29秒5のタイムで優勝。2000年のテイエムオペラオー以来の秋GI競走3連勝を果たし、サンデーサイレンス産駒として初めて年度代表馬に選ばれた。

5歳初戦の宝塚記念はケント・デザーモ騎乗でGI4連勝に挑んだが、4歳牝馬スイープトウショウの3着に敗れた。続く、初の海外競争出走となったインターナショナルステークス（英GI・芝10f88y、7頭立て）では、鞍上に武豊を迎え、最後の直線で5頭が並ぶ接戦となったが、エレクトロキューショニスト（牡4、伊・ヴァリアニ厩舎、マイケル・キネーン騎乗）にクビ差で交わされ、2着の惜敗となった。帰国初戦は、2年ぶりに横山典弘を鞍上に迎えての天皇賞（秋）であったが、1番人気に推されたものの、レースは1000m通過が62秒4というスローペースとなり、14番人気の牝馬ヘヴンリーロマンスに競り負けてアタマ差の2着となった。そしてケント・デザーモが再び騎乗して出走したジャパンカップでは、最後の直線並びかけるも、接戦となり3着に敗れた。引退レースとなった有馬記念では、同じサンデーサイレンス産駒である三冠馬ディープインパクトとの最初で最後の対決が注目されたが、前走からプラス12kgとなったのが影響してか精彩を欠き、初めて掲示板をはずし8着と大きく敗れた。

現在は種牡馬として新たな活躍が期待される。なお、初年度よりシャトル種牡馬となっている。

※シャトル種牡馬 - 北半球・南半球での季節の違いを利用し、春は日本で秋（南半球の春にあたる）はオーストラリア・ニュージーランド等などで種付けを行なっている、1年で2シーズン活躍している種牡馬を指す。

[編集] 主な勝鞍

2003年
- 青葉賞（GII）
- 神戸新聞杯（GII）

2004年
- 天皇賞（秋）（GI）
- ジャパンカップ（GI）
- 有馬記念（GI）

※秋季主要GIレース完全優勝で、特別報奨金2億円獲得。（2000年のテイエムオペラオー以来2頭目）

※2004年度JRA賞　年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬受賞

[編集] 血統表

ゼンノロブロイの血統　（サンデーサイレンス系（ヘイルトゥリーズン系）／アウトブリード）
父 *サンデーサイレンス Sunday Silence 1986　青鹿毛	Halo 1969　黒鹿毛	Hail to Reason	Turn-to
			Nothirdchance
		Cosmah	Cosmic Bomb
			Almahmoud
	Wishing Well 1975　鹿毛	Understanding	Promised Land
			Pretty Ways
		Mountain Flower	Montparnasse
			Edelweiss
母 *ローミンレイチェル Roamin Rachel 1990　栗毛	*マイニング Mining 1984　栗毛	Mr.Prospector	Raise a Native
			Gold Digger
		I Pass	Buckpasser
			Imepish
	One Smart Lady 1984　鹿毛	Clever Trick	Icecapade
			Kankakee Miss
		Pia's Lady	Pia Star
			Plucky Roman F-No.2-b