GUILTY GEARの登場人物
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GUILTY GEARの登場人物は、GUILTY GEARシリーズの登場人物について解説する。
[編集] 個別記事
[編集] 主人公
[編集] ソル=バッドガイ(Sol Badguy)
封炎剣を使う「ガン攻め」キャラ。シリーズ通して『強キャラ』とされる。
詳しくは個別記事ソル・バッドガイを参照のこと。
[編集] カイ=キスク(Ky Kiske)
封雷剣を使う「適応型」キャラ。SLASHでは『最強キャラ』とされている。
詳しくは個別記事カイ・キスクを参照のこと。
[編集] その他
[編集] チップ=ザナフ(Chipp Zanuff)
自分が日本人だと主張するアメリカ人忍者。全キャラ中最も防御力が低い。
詳しくは個別記事チップ・ザナフを参照のこと。
[編集] ミリア=レイジ(Millia Radge)
元アサシン組織に所属していた金髪女性。SLASH以前は「起き攻めの女王」と呼ばれていた。
詳しくは個別記事ミリア・レイジを参照のこと。
[編集] テスタメント(Testament)
某先進国によって人間から改造された半独立思考型ギア。罠を張る設置系キャラだが本体の切返し能力は高くない。
詳しくは個別記事テスタメント (GUILTY GEAR)を参照のこと。
[編集] GUILTY GEAR [the missing link]
[編集] アクセル=ロウ(Axl Low)
声優:難波圭一
鎖鎌を自在に使いこなし、スラム街の喧騒を死者も出さずに僅か半年で静めた青年。イギリス出身。20世紀の人間であるが、ある事から150年後の世界(ギルティギアの世界)にタイムスリップしてしまった。その世界で元の世界に戻る方法を探す為に、再び命がけの世界へと身を投じる事になる。後に何度かタイムスリップに巻き込まれ、その中で手掛りを掴みつつある。そこまでして元の時代に戻ろうとするのも、そこに置いてけぼりにしている彼女・めぐみが大切だからだろうか。時代を往来している為かソルやクリフとは知り合いの様で、Queen好きのソルの為にCDを調達してきたりするが、LP盤で十分と突っぱねられたりもした。名前の由来はガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズから。余談だが「GGX」以降では、かなり細くなったが、その原因は不明。
「GG」のステージイラストは、ロンドン(?)の一角。「GGX」以降のLONDONステージにも、その名残(汽車)がある(初代はステージに名称がないので、一部のキャラはGGXのステージ名を表記)。
アンソロジーコミックでは、何故かカイと親友である描写が多い。だが、彼らに面識があったと言う描写は未だに存在していない。
漫画GUILTY GEAR XTRAでは重傷の状態でタイムスリップしたまま、存在が忘れ去られた様子なので、「あまりにも酷すぎる」と批判が来ている。
ゲームでは鎖鎌によるその圧倒的リーチで相手を近寄らせない戦いができる。逆に接近されると脆いものの、いわゆる当身技も使えるので追い込まれた際は上手に対応したい。そのバトルスタイルゆえに、チップや梅喧からは馬鹿にされている(尤もこの2人は、他人を蔑ろにする発言が多いのだが)。
女性の使用率と支持率が高い。
テーマミュージック:The March Of The Wicked King[GG]、 Make Oneself[GGX][GGXX]
[編集] 梅喧(ばいけん - Baiken)
声優:こおろぎさとみ[GG] 須藤みほ[GGX~GGXX/] 米本千珠[GGXXAC~]
日本人の末裔であり男勝りな女剣士。姉御肌と言う単語が良く似合う。幼い頃にギアによって家族や友達を殺された時にギアと共にいた「あの男」を見てからギアとあの男を憎み、あの男を殺す為捜し続けている。ちなみに梅喧は幼い頃に右腕と片目を無くしており、右腕には暗器と攻撃用に改造した義手を付けている。
GUILTY GEARではソルとカイのみ、ノーミスでジャスティスまで倒すと、真のラスボスとして登場する(この時の髪の色は、茶色であった)。因みに当時、初代GGの裏技公開をしていたゲーム雑誌やゲーム裏技本には技表及び出現方法が公開されているが、攻略本には存在すら書かれていない。後に発売された復刻版のマニュアルには出現方法及び技表が記載されている。
姉御肌で巨乳で好きだと言うものもいるが、逆に強引な態度が嫌、と言うものも少なくない。
攻めが強い当ゲームにおいて、珍しく守りが堅い(後述のデッドアングルアタックとは別にガード中に反撃ができる技を持つ)キャラであるが、「SLASH」では逆に攻めの部分が強化された為、当初のキャラクターコンセプトが薄れたことに「つまらない」と言う使用者も少なくない。中級者向け。余り語られないが、守りキャラなのに防御力は全キャラ中、ワースト3である(1はチップ、2はミリア)。
登場セリフでは相手によって、切ってくる啖呵が違う(ただし、そのキャラ毎と言う訳ではない)。
公式設定では「相手の理屈の筋が通っているなら、自分の非は素直に認められる」と言う事だが、家庭用のストーリーモードでは、チップや紗夢同様、人の話を聞かずに問答無用で斬りかかっているのに、己に非があっても謝罪と反省の色がない傍迷惑なキャラの1人である。ファウストを「妖怪」(GGX+)、カイを「賞金稼ぎ」(GGXX)と呼ぶ所などがある。
「GG」では城下町の一角。「GGX」以降はCOLONY。
新作の「ACCENT CORE」にて、声優が変わるキャラの1人(他にはヴェノムとブリジット)。
テーマミュージック:Momentary Life
[編集] チップ=ザナフ(Chipp Zanuff)
個別記事チップ・ザナフを参照のこと。
[編集] Dr.ボルドヘッド(Dr.Baldhead)
声優:塩沢兼人
中国出身者。元は心優しく腕の立つ医者であったが、医療ミスによって一人の少女を死なせてしまった事から狂気に走ってしまい、一転して大量虐殺者となってしまう。その後捕らえられて次元牢へと投獄されるが、大会参加者として釈放される事に。大会終了後、彼は善良な心を取り戻し、自分の犯した罪を償おうと自殺をしようとしたが、それは彼にとっては逃げる事に過ぎなかった。そんな時、少女の死が計画的殺人であったことを知り、事件の謎を解き明かす道中で、多くの人を助ける事で罪を償う事を決心後「ファウスト」となる。
ゲームでは、リーチが長く使い勝手が良いキャラ。とされている。
ちなみに「ボルトヘッド」とは「はげ頭」の意味である。
テーマミュージック:Suspicious Cook
[編集] ジャスティス(Justice)
声優:森藤卓弥[GG] 、緒川ゆみこ[GGXX]
「GUILTY GEAR」のラスボス。家庭用SLASHのアーケードモードでも聖騎士団ソルのラスボスとして登場。「あの男」によって作られた最強最悪のギア。100年に渡る聖戦後、聖騎士団によって封印されるがその5年後に復活。しかしソルに倒される。死亡時にジャスティスが語る「三人でな」は、あの男、ソル、ジャスティスを指していると思われ、ギア誕生の秘密に大きく関わるキャラクターである。 ゲーム中での描写やディズィーが母と呼ぶ(ドラマCD)ことからジャスティスの素体は女性ではないかと推測されているが、後の声優が女性であることからもその見解が正しいだろう。
シリーズを通してHEAVENステージ。
ラスボスだが、その強さが半端ではない。その上、GGでは難易度設定がないため、非常に攻略がし難く、続編のシリーズでもその強さを遺憾なく発揮している。
キャラクター性能は、パワー・スピードなど、どれを取ってもトップであるが「防御力」のみカイと同じである。
家庭用SLASHでのSPカラーは「新世紀エヴァンゲリオン」が元ネタ。
テーマミュージック:Meet Again
[編集] クリフ=アンダーソン(Kliff Undersn)
声優:高見初秋[GG.GGX] 坂野茂[GGXX]
元聖騎士団の団長で、龍をも一刀の元断ち切る「斬竜刀」を使いこなす勇者。現在は隠居中の小柄な老人。ソルを聖騎士団にスカウトした張本人であり、テスタメントの育ての親でもある。カイにとって尊敬の出来る人。幼少期にフレデリック(ソル)によって命を救われており、それ以来フレデリックを最も尊敬しているらしい。ジャスティスとの戦いの末、力尽き死亡した(享年80代後半)。覚醒必殺技使用時になぜか若返る。名前の由来は、おそらく死去したメタリカのクリフ・バートンから。
シリーズ通して、大型ギアの死骸が横たわっており、小型のギアが飛んでいるGRAVEステージ。
ゲームでは、パワーとリーチの優れたキャラだが、ダッシュ機能(初代のみ)がなく防御力が低い。GGX以降はジャスティス同様、隠しキャラ扱いだが、ゲーセンでは使用キャラでもなければタイムリリースキャラでも無いので、「隠しキャラとして、いる意味が無い」,「練習してもゲーセンには出てこないから、要らない」と言う意見が多い。またクリフとジャスティスには「新必殺技を追加してほしい」,「EX版を実装してほしい」という意見も多々ある(実際に両者はXXからSLASHに至るまで全くと言っていいほどキャラ性能や必殺技が変わり映えしていない為)。
欧州初の「気」の使い手である。
漫画「ギルティギアXTRA」にて、現役時代が少し描かれている。
テーマミュージック:Pride And Glory
[編集] カイ=キスク(Ky Kiske)
個別記事カイ・キスクを参照のこと。
[編集] メイ(May)
声優:こおろぎさとみ
ギアによって滅びたといわれる日本人の生き残りの少女であり、ジョニーに拾われてから空賊「ジェリーフィッシュ快賊団」の一員となっている。快賊団のリーダー・ジョニーの事を考えると目の前が見えなくなり、「ジョニーと全人類を天秤にかけてもジョニーの方が重い」というほどの恋愛暴走娘。性格は明朗快活。幼い容姿と振る舞いだが、言うほど年齢的にも子供ではないらしい。新たに快賊団に入団したディズィーをかわいい妹分のように思っている。見た目によらず、錨を軽々と持ち上げるほどの怪力である。
「GUILTY GEAR」でミストファイナーという技を使用するが、ジョニーのそれとは全くの別物である。ジョニーに教わったのか、XX以降のEX版でのみミストファイナー(ジョニーのような居合い抜きモーションに修正)を使用できる。
シリーズ通してMAY SHIPステージである。
ゲームでは、「パワータイプだが、足は速い」,「投げ無敵の通常技を使った2択が強い」,「SLASHにおいて、カイに勝ちやすい要素が豊富」だが「リーチが短く防御力が(若干)低い」,「バーストに弱い」,「崩しが低い」,「技に癖がある」,「立ち回りでやれる事が少ないから、単調になってしまう」と言う理由で、中級者向け。 また、メイのみ一撃必殺技のコマンドが4123641236+HSになっている(他のキャラは236236+HS)
テーマミュージック:Unidentified Child[GG]、 Blue Water Blue Sky[GGX][GGXX]
[編集] ミリア=レイジ(Millia Rage)
個別記事ミリア・レイジを参照のこと。
[編集] ポチョムキン(Potemkin)
声優:近藤隆
軍事国家「ツェップ」出身の兵士。ガッシリした体格の割には心は優しく、絵を書く事が趣味。最初は奴隷兵士としての扱いを受けていたが、ガブリエルの命により国家に対してクーデターを決行。その後平和的自治を手に入れ、彼は自由の身となるが、自らの意思で国家の治安維持に貢献する。クーデター以来、大統領であるガブリエルを尊敬している。
動作は遅い(地上・空中ダッシュが使用不可。家庭用のGOLD版ではステップタイプの地上ダッシュと空中前後ダッシュが可能になっており機動力が大幅に上がっている)が真の意味で一撃必殺キャラ(その為、自然とキャラクターの難易度が高くなっている)。相手にもよるが1HITで50%以上体力を奪う事もある石渡氏の持ちキャラ。防御力は全キャラ中、最も高い。SLASHでは、カイに勝ちやすいキャラとされている。
「GG」のステージイラストは兵器国家のイメージなのか、人型の機械が数体並んでいる。「GGX」以降はZEPPとなった。
第1回GIGS準優勝,第2回GIGSではベスト4入りを果たしている。
初期設定では斧使いだった。
テーマミュージック:In Slave's Glory[GG]、 Burly Heart[GGX][GGXX]
[編集] ソル=バッドガイ(Sol Badguy)
個別記事ソル・バッドガイを参照のこと。
[編集] テスタメント(Testament)
個別記事テスタメントを参照のこと。
[編集] ザトー=ONE(Zato=ONE) / エディ(EDDIE)
影を操る盲目のアサシン組織のリーダー。スペイン出身。しかし、ザトー自身は影の力を使い過ぎた為に成長をした影のエディによって意識を乗っ取られてしまった。その後、ザトーは力尽きて死亡したが、エディ自身はまだ生きており更に生き延びる為には自分の命が尽きる前に他の人間の体が必要となる。名前の由来は座頭市から。
なお「GGXX」以降は、ザトーが死んだという事でキャラクターは意識主のエディに名称変更。尚、石渡はインタビューで塩沢の急逝によりこのような設定になった旨を述べている。
ちなみに「GG」では、地獄をイメージしたような赤い魔法陣と3人の幽霊がいるステージイラスト。「GGX」は、ヴェノムと同じくNIRVANA。「GGXX」以降は、「GGX」の中ボス・テスタメントのHELLに変更された。余談だが3回もステージが変更されたのは、彼とテスタメントだけである。
「XX」・「#RELOAD」では影と本体の2段攻撃で最強の名を欲しい侭にしていたが、「SLASH」になってからは、大幅に弱体化された。シリーズ屈指のテクニカルキャラ。理由は「本体と同時にエディゲージの特徴とエディ召喚の性能を把握しないと、まともに戦えない」から。第1回GIGS優勝キャラクター。
テーマミュージック:Black Soul[GG]、 Feel A Fear[GGX][GGXX],Conclution(GG/対ミリア),Still In The Dark(GGX/対ミリア),Existence(GGXX~/対アサシン)
[編集] GUILTY GEAR X [BY YOUR SIDE]
[編集] 御津闇慈(みと あんじ - Anji Mito)
声優:五十嵐亨
希少種となり、本来は保護を受けているはずの日本人の末裔であるが、彼はそれを嫌い、身元を偽り旅を続けている。根っからの熱血漢。ソルや梅喧同様、「あの男」を捜しているが、それは決して復讐が目的ではない。神器のひとつ「絶扇」を所有。コミック「ギルティギアEXTRA」に於いて絶扇を持ち出した事について言及がある。名前の由来は日本のバンドアンジーとリーダーの三戸華之介。
石渡氏は「(キャラ的にもゲーム性能でも)失敗」と称しているが、主に女性プレイヤーからの人気が高く、使用者も多いゆえに氏は複雑な感情を表している(アンソロジー本の執筆者の何人かは、闇慈ファンか闇慈好きである位)。実際、神器使いであるにも拘らず話の中核に関わっていると言う雰囲気が薄く、ソルとカイと違って、使いこなせているかも微妙な所が在る。
ゲームではガードポイントと言うシステム(特定の技の一部分にある)を持ち相手の技をいなしつつ、のらりくらりとした動きのやや癖の強いキャラである。SLASH以前は「弱キャラ」であったが(しゃがみガード不能の"疾"という技を利用したガード不能なハメ技ぐらいしかやる事がない)、「SLASH」になり大きく強化された。
テーマミュージック:風雅
[編集] ディズィー(Dizzy)
声優:藤田佳寿恵
「GGX」のラスボス。Xでは解禁コマンドでプレイヤーキャラクターとしても使用可能になり、XX以降はプレイヤーキャラクターである。ギアと人間のハーフとして生まれた少女。身体年齢と精神年齢は20歳ほどであるが実年齢は3歳である。とある村で拾われ老夫婦に育てられたが、異常な成長速度を目の当たりにし、背中から翼が生えて来てから村人は彼女をギアとして処理しようとした。その後ディズィーは「悪魔の住む地」という森でテスタメントと出会い、彼に外敵から守られるが、ジョニーに手を差し伸べられ快賊団の一員となった。ちなみに彼女の翼は左右それぞれウンディーネとネクロと言うギアになっている。
名前の由来は表向きでは「December(12月)」のようだが、ハードロックバンドのディジー・ミズ・リジーの可能性もある。
ゲームでは多様な飛び道具を持ち、飛び道具をいくつも生成する姿から「砲台」とたとえられる。SLASH以前は簡単なコンボで大ダメージを狙える強いキャラであったが、SLASHになってからは弱体化を受け、慎重な立ち回りを要求されるようになった。
「GGX」ではGROVEステージだったが、「GGXX」以降は、VERDANTステージになった(GROVEはテスタメントのステージに変更)。
家庭用「SLASH」のVS.CPUモードで特定条件を満たすと、「GUILTY GEAR X」のラスボス時の演出で登場する、という隠し要素がある。またSPカラー(SLASH&EX)は、漫画「ローゼンメイデン」のキャラクターが元ネタとなっている。
勝利時コメントや、XXストーリーモードでのソルの台詞、ドラマCDでジャスティスを母と呼ぶことなどから、「ディズィーとジャスティスは母子ではないか?」と推測されている。また、ディズィーとジャスティスの必殺技の名前に「ミカエルソード(EX版のみ)」「インペリアルレイ」「ガンマレイ」など、共通するものがある点も親子疑惑の元となっている。 そして、ソルと父子説も、ソルのドラゴンインストールと似た「ネクロインストール(EX版のみ)」がある、ソルのギアの正体を現した姿にディズィーと酷似した翼と尾があること、などを理由に推測されているが、公式での回答はまだされていない。しかしディズィーの生まれた年を考えると、考えにくい。とも言えなくもない。
女性キャラの中でも特に人気が高い。
テーマミュージック:Awe Of She
[編集] ファウスト(Faust)
声優:近藤隆
頭に紙袋を被る謎の医者。正体はDr.ボルドヘッドかと思われる。非戦闘時の言動は、温厚で博愛主義的なのだが、ゲーム中は、イロモノキャラゆえか人を馬鹿にしているかのような言動が多い。ステージはポチョムキン・ロボカイ同様、ZEPPステージ。余談だが一撃必殺準備のモーションの元ネタはドリフターズのヒゲダンスで、他の技にもいかりや長介、志村けんなどのギャグのパロディがある。
ゲームではメスを持ち、リーチのあるキャラでランダム性のある技をいくつか持つ。パッと見とは裏腹に癖の強いキャラクターの多いこのゲームでは、比較的扱いやすい部類に入る。リーチのある牽制と豊富な対空技で相手を封じ込められる反面、一度攻め込まれると切り替えしに弱い。SLASHでは強キャラの位置にいる。
テーマミュージック:The Original
[編集] 蔵土縁紗夢(くらどべり じゃむ - Jam Kuradoberi)
声優:小森まなみ
一流の料理人になろうと頑張っている拳法の達人の女性。中国出身。ヴィジュアル系男子が大好きでカイに付きまとい、あわよくば自営飯店の従業員にしようと目論む。なお石渡氏は「彼女はカイ一筋」とコメントしているが、ゲーム中では報われていない。自分の店を持つ為の資金調達が目的でディズィーを狙い、狂言により賞金を手にした。
カイと対決する際、「ボーイやってくれ」と言うが、彼は完全に嫌がっている。
武器を持つキャラが多いギルティギアシリーズでは珍しく、自らの肉体を武器に戦いに挑む。敏捷性、いわゆる機動力は全キャラを通じてかなり高いキャラクターであるが武器を持たないゆえリーチが短い。「朝凪の呼吸」という必殺技を使うことでいくつかの必殺技を強化することができる。
闘劇'06の優勝チーム(東京代表)の使用キャラの1人の為、「強いキャラであるカイに勝ちやすい」,「テンションゲージ効率が非常に良い」,「当身技の祓斧や剣楼閣等の豊富な防御手段(性能が良い)」,「(技全般・コンボが)割と簡単で高威力である点」から、関東圏内のプレイヤーからの評価が高い。対照的に関西圏内では「リーチが短い」,「ガード崩しや差し合いからの見返りがあまり大きくない」,「攻めの姿勢を継続することが難しい」と言う事で評価は低く、大きく分かれている。理由は評価の基準の傾向が異なるから。大体初心者~中級者向け。
SLASHでは、防御面で腕が問われるキャラになっている。関東圏内では、一時期「カイと並ぶか」とまで、言われていた。
名前の由来はロックバンドクラウドベリー・ジャムから。
ステージはCHINAで、紗夢の店の前で闘う。背景の龍は食材である。
彼女は対戦中の一部の動作時と勝利ポーズ時に下着がチラチラ見える(俗に言うパンチラ)ので、対男性キャラ(カイ、ジョニー、闇慈等)の勝利デモでのセリフにおいて、服装に対して様々な反応がうかがえる。
本来は「世間の有様を鋭く観察・洞察できる」と言うキャラだが、美形好きである事ばかり強調され全く描かれていない。ドラマCDや家庭用XXのストーリーモードでは、人の話を全く聞いていない所か、問答無用で襲い掛かる傍迷惑なキャラとされている。その一方で酔っ払ったヴェノムとミリアが大喧嘩をして、屋台が全壊される悲惨なキャラでもある。
テーマミュージック:Babel Nose
[編集] ジョニー(Johnny)
声優:若本規夫
空賊のジェリーフィッシュ快賊団のリーダーで抜刀術・幻影博文流円月剣の免許皆伝者。アメリカ出身。サングラスや黒いコートを好んで着る。一見おちゃらけて見えるが、いざという時は非常に頼りになる存在で様々な知識に精通している。孤独だった時期があるがそのことは誰にも話していない。メイやディズィーをはじめ、団員は年齢を問わず皆女性である。いい女を探すのが趣味で、ミリアや梅喧、さらにはザッパに憑いている幽霊・S子をも口説こうとした武勇伝がある。ステージはメイと同じMAY SHIP。
Xでは梅喧から「トウヘンボク」と言われたが、XX以降は「おっさん」になった。彼より年上のスレイヤーが参戦したからだろう。
カイとは顔見知りであり、小説版では彼の手助けをした。尚カイは、ジョニーの事を義賊と言えども敵意を持っているが、実際は尊敬の念を現している(家庭用XXのカイシナリオ参照)。ベルナルドからは"J"と呼ばれている。
ゲームでは居合いの長いリーチを生かした中距離での牽制が強力だが、接近戦での切り返しの手段が乏しいキャラクターである。主な特徴として「ダッシュが他のキャラと異なりステップタイプであることから相手との間合いを取りづらい」,「フォースロマンキャンセルや主力必殺技のミストファイナーを用いた連続技が非常に強力だが、難易度が高い」,「ミストファイナーを強化する技であるグリターイズゴールドは1ラウンドで出せる回数は有限(8回まで)で、相手にガードをされると強化することはできず、当たる間合いを正確に把握しないと当てづらい」といった短所が挙げられることから、中~上級者向けキャラである(ただし、バッカスサイを利用した霧ハメなる極悪連携も存在する)。またEX版ではダッシュが他のキャラ同様にランタイプに変更されているが、彼の主力必殺技であるミストファイナーやジャックハウンドが当身技に変更されており非常に扱いづらいキャラと化している。闘劇'06では準優勝チームのキャラの1人(他は闇慈とアクセル)。
因みに家庭用のGOLD版の彼のミストファイナーは真の意味での必殺の居合いとなっている。
テーマミュージック:Liquor Bar & Drunkard
[編集] ヴェノム(Venom)
声優:八重田幹雄(GGX~GGXX/)諏訪部順一(GGXXAC)
ザトーの部下にして現アサシン組織のリーダー。ザトーに深い忠誠を誓っている。イギリス出身。趣味はチェスと読書である文系的思考の持ち主。ゲーム中ではビリヤードのキューとボールを武器にしているが、この他にも武器にならない様な物ですら武器にする。名前の由来はブラックメタルバンドのヴェノムから。
ゲーム中では、「ボールを設置しそこに技を当てる事であたかもビリヤードのようにボールを弾くことが出来る」と言う特徴を持つが、「タメ技のタメ時間が他のキャラ(メイとアクセル)より長い」,「画面端の固めは強力だがボール生成が空間を把握していないと、中々上手く出来ない」などの理由で上級者向け。
彼はザトーへの異常なまでの執着心の強さやファウストの刺激的絶命拳を受けた時の「あの御方以外にぃ~!」というちょっと怪しいセリフから一部のユーザーからは同性愛者なのではないかと言われている。アンソロジー本でも、よくネタにされている。このような疑惑があるにも拘らず、ファンは結構多い。
闘劇06ではベスト4(残りの二人はカイとソル)
テーマミュージック:A Solitude That Asks Nothing In Return,Existence(GGXX~/対アサシン)
[編集] GUILTY GEAR XX [The Midnight Carnival]
[編集] ブリジット(Bridget)
声優:小西寛子[GGXX~GG/]???[GGXXAC]
既に手配が解除されているとは知らず、賞金の為に元賞金首ディズィーを探している、ヨーヨーの使い手。一見すると可愛らしい格好をしている少女だが、実は男の子。双子は不吉という村の迷信によって女として育てられた為に、女みたいな振舞いが身に付いてしまい、ゲーム中のキャラもプレイヤーも誰もが生粋の少女と間違えた(未だに女と言い張るユーザーもいる。更にACCENT COREでの新規イラストでは、より女の子らしく描かれている)。一人称は「ウチ」(ウにアクセントが付く)。性格は天然で明るい。大事な物は熊のぬいぐるみのロジャー(声優:石原明広[GGXX~GGXX/]井口屋タクミ[GGXXAC~])。勝利セリフでは、全てのキャラに対して恐ろしいツッコミをさらりと入れているため、一部では、恐ろしいキャラとされている。アンソロジー本では、守銭奴か腹黒いキャラになっている。
石渡氏は画集のインタビューにて「最初は女の子だったけど、急遽男の子に変更した」とコメントされている。ゲーム雑誌にゲーム画面と共にイラストが初掲載された時には男性だと記載されておらず、その外見から完全に女性だと信じきっていたユーザーからは石渡氏への非難が相次いだ程で、その性別変更の反響は非常に大きかった。
彼には双子の兄がいるが、石渡氏や制作スタッフは双子の弟か妹ではなかったか?と設定を忘れていたようである。石渡氏に至っては、ブリジット関しては興味がないとラジオで発言をしていたことがある。
HSボタンで空間にYOYOを設置し、引き戻す、YOYOをロジャーに変化して攻撃させる、YOYOがある位置に高速移動するなどの必殺技を出すことができる。このため全キャラ中唯一HS系の攻撃手段を持たない(ちなみにYOYOを設置しても本体の性能が落ちることはない)。YOYOを絡めた攻撃は強力だが、その攻撃パターンのせいか、やや使いにくい。関西圏内では「攻撃面は不安だが、切り替えしの能力と防御能力が高い」と言う事で、評価が高い。
人気は高いが、「GGにおける世界観では浮きすぎる」,「女性キャラと同様にキャラクター好きの層に媚びている」と言う意見もある。また「鰤」という略称も定着している。
テーマミュージック:Simple Life
[編集] イノ(I-no)
声優:井上喜久子
"あの男"の計画のために動く女。独断で行動をとることが多く、その結果は"あの男"からあまりいい顔をされていない。時間を自由に移動出来る能力を生まれながらに持ち、ソルやアクセルとは因縁があるようだ。椎名林檎がモデルであり、ギターとホクロの位置(左口元)が同じである。名前の由来は椎名林檎のRINGOである説、声優の井上喜久子のINOUEである説、ブライアン・イーノからである説、エスペラント語で「女」を意味する「I NO」である説、などが知られている。エロが基本パーソナリティで、口に出すのも憚られるような言葉で人を狼狽させ、その反応を見る事を楽しむ。精神的に逼迫するとエロのベースはそのままに口が激しく悪くなる(ファンの中にはそちらの口調の方を好む人も多いとか)。ちなみに最終ボスとして登場するイノと使用キャラのイノは若干異なり、ボイスパターンが激しい口調のものに変更になり、最終ボスCOM戦では残体力によって計3回、特定の軌道上の相手を攻撃する技・メガロマニアを使ってくる。この技は当初COM専用技だったが、家庭用SLASHでプレイヤーも使用可能になった(EXモードのみ。使用時にバーストゲージを全て消費。軌道変更時にテンションゲージ25%消費。なおメガロマニアは対CPU戦では非常に有効だが、対人戦では相手に回避方法を覚えられてしまえば全く役に立たないという意見もある)。SLASHで中ボスに格下げされた。彼女の帽子の形がハリー・ポッターシリーズに登場する「組み分け帽子」に似ている、(ただし、元ネタはドロロンえん魔くんの帽子、シャッポじいとも考えられる)魔女の帽子の形である為、時折、そのネタがアンソロジーにて掲載される。またアーケードではソルの事を「ピー(電子音)野郎」と言うが、家庭用では差し替えられている。
ステージは通常時はBABYLON、ボス戦時はUNKNOWN。
ゲーム中では全体的に癖が非常に強く、ダッシュが徐々に空中へ上昇していくという特殊なもので扱いは難しい。作中屈指のテクニカルキャラであるが、要求される技術の割にはエディなどに比べ圧倒的に有利ということはなく、上級者向けとされているために、使用者はとても少ない。
キャラに関して、「格好良いお姉さん」と言う事で人気ではあるが「ボスイノ時の勝ち台詞の殆どが下品すぎる(特にメイは酷すぎる)」,「衣装が過激である」,「勝利ポーズの1つに上着を脱いで上半身が裸になってしまうものがある」,「媚びすぎている」,「ドラマCDにおいて、ソルとカイに対するセリフや行動が非常に下品(GUILTY GEARの主なメディアミックスのドラマCDの項目を参考)」であるため、嫌いな人もいる。また、声を担当した井上喜久子もCDドラマで声をあてた後、イノを「今まで自分が演じた中で最も怖い女」と言わしめたほどである。
時空移動に関して言うと、本人曰く「しんどい」らしい(ドラマCD版XX:BLACK)。尚、イノのおかげでカイは死を免れたが、同時に記憶を消された為、カイには助けてもらった記憶は無い。
テーマミュージック:陰祭り,The Midnight Carnival(ボス戦)
[編集] スレイヤー(Slayer)
声優:家弓家正
吸血鬼(異種と呼ばれる)の末裔でアサシン組織の元リーダー。ソルやツェップ大統領ガブリエルとはケンカ仲間であり、その強さは普通の人間とは比べ物にもならない。リーダーを引退後、妻のシャロンと静かに過ごしていたが、ザトーが死んだ事や何か不穏な事が起こる予感をいち早く察知し再び戦う決意をする。殺し合いを嫌い、純粋な闘いとHAIKU(俳句)を趣味とし、初対面の相手にも紳士的に振舞うダンディーな男。名前の由来はスラッシュメタルバンドのスレイヤーから。ステージはCASTLE。後ろに巨大ドクロの騎士の銅像があり、騎士が持っている巨大な剣の上で闘う。
「スレイヤー」というのは通り名であり、本名は別にあるらしいが、本人は「忘れた」と称している。プレイヤー間では「髭」で通じている。
ダッシュが一瞬消えて無敵状態のまま短い距離を移動するという特殊なもの。ガトリングコンビネーションのルートが乏しいものの、パイルバンカーを始めとする破壊力の高い技が揃う。一発の威力が大きくコンボ自体も非常に簡便かつ高威力であり、非常にダメージを取りやすいキャラになっているため、初心者によく愛用されている。XXでは「血を吸う宇宙」というコマンド投げ技で相手をハメることができたり、技の性能が高かったために使い手以外を泣かせていたが、#RELOAD以降では調整されている。余談だが殆どのユーザーが、「弱体化して当然だ」と主張している。家庭用のEX版では前方ダッシュが一定距離を素早く踏み込んで移動するもの(後方ダッシュは他のキャラ達と同様のバックステップ)に変更となり、必殺技に追加コマンド入力による様々な連係が可能なものが追加され、ガトリングコンビネーションのルートも多く追加されていて、通常版と違い手数の多さで攻めるタイプのキャラと化しているが、各種の技一発一発の威力は大幅に下げられている。
余談だが「スレイヤー」の意味は、『殺害者,殺人犯』である。
テーマミュージック:Haven't You Got Eyes In Your Head?,Existence(GGXX~/対アサシン)
[編集] ザッパ(Zappa)
声優:上田祐司
悲恋から自殺した女性・S子を裏切った恋人に容姿が似ていた為、S子の幽霊に取り付かれたオーストラリア人大学生の青年。彼女は全ての幸せな人々を不幸に陥れる為にザッパの体を借りて怪しい姿勢で街を徘徊する。その間ザッパは意識が無くなり、気が付いた時には怪我をしていた、と言った状態が続いていた。それを彼は病気と判断し、どんなものも治療する闇医者・ファウストを探す旅に出る。非常にダウナーな一面が目立つが、旅と並行して嫁探しをするほどのポジティブな人間でもあり、行く先々でS子が暴走して本作の超人達と無意識の中格闘するハメになってもその姿勢は崩れない。無意識の戦闘の後には、覚えの無い事で罵倒されたり、説教されたり、誉められたり、不自然に優しく接されたり、初対面であるはずの女の子に泣かれて傷ついたり、麻薬中毒だと間違われたり、地球外生命体だと間違われたり、忍術だと間違われたり、漸く見つけた闇医者にさじを投げられたりと散々なキャラクター。母親への手紙をまめに書いている。名前の由来はミュージシャンのフランク・ザッパから。戦闘中にランダムで一人言を呟き、プレイヤーを笑わせる。 ステージはPHANTOM CITY。
生身では全キャラ最弱の性能だが、極度の憑依体質であるザッパはいくつかの幽霊を憑依して戦うことができる。
- 幽霊
- 三つ子の幽霊を憑依する。必殺技で幽霊を発射することができ、ヒットすると相手に幽霊が憑依し、画面外から飛び道具が飛んでくる。
- 剣
- 剣の幽霊を憑依する。三つ子と異なりザッパを離れることはない。無敵技や牽制技などが追加され防御力が強化されるが、他の形態に比べ攻めは大人しい。
- 犬
- 犬の霊が現れる。他の形態と違い通常技は変化しないが、Dボタンで犬に攻撃させることができる。
形態ごとに動かし方は別キャラと言えるほど変化するため、覚える事が多く練習なしでは使いにくいが、相手にしてみれば多くのキャラを同時に相手にすることになるため脅威となる。また、ある条件を満たすと「ラオウ」が憑依し、その攻撃力は最強最悪だが16秒間しか憑依できない。余談だが、一部の通常技は姿勢が非常に低いので、回避の常套手段として使われている。SLASHでは激しく弱体化されたキャラでもある。青#RELOADでは3大弱キャラ(ちなみに残りの2人は闇慈とチップである)とされていた中、ザッパを残す二人がSLASHでは軒並み強化されザッパだけ強化どころか大幅弱体化(これには一部反対意見もあるが全体的には弱体化とされている)され、ファンやザッパユーザーの間では「ザッパは開発陣に嫌われている」と半分冗談の噂が流れている。しかしアクセントコアでは若干強化された模様だが弱体化とする者も多く微妙である。また家庭用のGOLD版では前述の3体の幽霊を憑依させる事ができない代わりに常時ラオウ憑依状態になっているので非常に強力なキャラと化している。
ドラマCDでは番外編の主役で、謎の屋敷の体験談を語っていた。尚ここで、自分には幽霊が憑いている事が判明した(幽霊が見える人から、聞いたと言う)。ちなみに彼は武将の霊が憑いていると言われているが、恐らくこれはラオウの事であると思われる。
因みにザッパの挑発時と前方ダッシュ時の格好の元ネタは映画『エクソシスト』から。彼に取り憑いているS子のモデルはミステリーホラー小説『リング』の貞子。ラオウという幽霊の名は漫画『北斗の拳』のラオウからだと思われる。
テーマミュージック:Good Manners And Customs
[編集] GUILTY GEAR XX #RELOAD
[編集] ロボカイ(Robo-Ky)
声優:寺田完[GGXX#RELOAD~GGXX/](家庭用XXではカイと同じ草尾毅だが、機械音声風に加工してある)井上巧[GGXXAC~]
聖戦を裏で操っていたと思われる組織「終戦管理局」がカイを模して作り出したロボット。性格はカイとは全く正反対であり、戦い方もメチャクチャで、それこそミサイルを飛ばしたりハンマーを振り回したり目からビームを出す等様々。カイに勝ちたいと思っているが全く本人の実力には及ばない。ちなみに彼のセリフのほとんどがカイとは反対であり、例えばカイは「いい試合にしましょう」と言うのに対しロボカイは「いい試合になるわけがない」と言う。初登場の作品では性能的には最強キャラの一角を占めるほどロボカイが際立って強かった為、本物のカイでは勝ち辛かったが、SLASHになってからは性能が抑えられた事とカイの強化もあり、設定通りの関係になった(だが余りにも弱くなった為、一部から「ボロカイ」と呼ばれている)。なおXXの家庭用版と#RELOADのロボカイは技や性能が違うが同一のロボである。初出はGGXからだが、この時は「暴走カイ」的に扱われておりロボカイという定義は無かった。明確にロボ化したのは家庭版XXからである。なお、一人称はXXは「我輩」で#RELOADは「ワシ」である
大きな特徴はテンションゲージではなく電力ゲージで、溜め方は基本的には"座談カイ"と言う技を使用する(他にも溜める方法は存在する)。尚、ロボカイには足払いが存在しない(しゃがみSが足払い扱いだが)。攻撃を続けると温度が上昇し熱暴走を起こして、自身にダメージ来る事(前レバー入れHSで放熱可能)や切り替えしに弱い事から、上級者向け扱いされている。
SLASHの弱体化についてはアーケード情報誌のレビューにて、「弱くしたかったとしか思えない」,「カイより強い事は如何なものだけど、ここまで差が開くとは思わなかった」,「新要素は強いが、(弱くなりすぎて)もったいない」と言っている。 闘劇'05でロボカイを使用していたプレイヤーも、SLASH(闘劇'06)でキャラ変更した位である(尤もキャラ変更は、よくある事だが)。
実際は、新キャラでも何でもないのだが、使用キャラとしてデビューしたのは、#RELOADなので、ここに入る。
テーマミュージック:Under Construction(Day/Night)、Holy Orders?[EX]
[編集] GUILTY GEAR XX SLASH
[編集] 聖騎士団ソル(Order-Sol)
声優:石渡太輔
ソルが聖騎士団に属していた頃(A.D.2172頃)の姿。封炎剣を強奪する前なので鉈の様な現地調達の大剣を所持している。CPU戦のイノ戦後に登場するのは、イノと闘った事により時間軸に狂いが生じ、プレイヤーキャラが一時的にA.D.2172に飛んだ為。SLASHのCOM戦最終ボス仕様の聖騎士団ソルは常時レベルゲージ・テンションゲージ自動増加(家庭用のGOLD版もこの仕様)、更に専用技フレイムディストーション(家庭用にあるGOLD版では、使用可能。コマンドは214214+S)を使って画面狭しと暴れまわる。
この技の発生時には無敵時間があり、体力自動回復、移動速度増加、レベルゲージ・テンションゲージを自動でMAXまで上昇させる効果を持ち、さらに技の前後で寸分のスキもないという凶悪な仕様となっている。但しアーケード版の聖騎士団ソルはダウン後は必ずと言って良いほどにバックステップを行うので、一撃必殺準備>足払い>相手の裏に回って一撃必殺と言う流れであっさりと倒せるのは有名である。残念ながら家庭用では修正されてバックステップ以外の行動を起き上がりに行う。あと、最終ボス仕様の聖騎士団ソルの使う「ドラゴンインストール:殺界」はプレイヤーのものとは比べ物にならないほど発生が早く、テンションゲージが50%の状態でも使用可能で、さらに出始めに無敵時間まであり、途中で技が途切れても一瞬気絶状態にならないため注意が必要である。
石渡氏の要望もあり、当初は誰にでも使いやすいキャラにする予定だったが、他のスタッフらに「扱いやすいキャラならソルやカイという既存のキャラがいるじゃないか」ということで現在の形に落ち着いた。当初の予定は家庭用のソルのEX版キャラクターとして出す予定だったようである。一撃必殺技は無く、隠し覚醒必殺技「ドラゴンインストール:殺界」をある特定の条件下で決めるとギアの力の制御が効かなくなったソルが一瞬本来の姿に戻り、相手を一撃必殺する演出がある。しかし、発動条件が厳しく発生がとても遅い上に、コマンド入力もシビアなため実戦ではほとんど使われない。SLASH家庭用のEX聖騎士団ソルには「初代GG」のソルの一撃必殺技を再現した一撃必殺技「オールガンズブレイジング」が用意された。
なお「努力・頑張る事」が嫌いだが、(家庭用SLAASHでの)クリフに対する勝ちセリフにて、カイと上手くやろうと頑張っていた事が判明している。しかしドラマCDにあった「ローマ会戦(2173年)」を実際あった事と鵜呑みすれば、「(2172年の時点で)脱走する」と言い出し、カイの事を「団長」と言うのはおかしく、矛盾が生じている。又履いている物がスラックスかタイツなのかで、意見が分かれている事もある(イラストでは、パッツンパッツンである為)。
ゲームでは「相手を追いかけてひたすら殴る」というスタイル。「全体的に技のリーチはないが、性能の高い技が数少ないながらあり、バランスは悪いものの局所的に強さを発揮する」というキャラである。また、発動の際にスキはあるもののチャージをすることで必殺技のレベルを上げて、性能が強化出来るという特徴がある。しかし、一瞬のスキが勝敗を分ける対人戦ではチャージを行うことは難しく、結果的に「レベルゲージを1にしたまま戦わざるをえない」という事情もあり最弱クラス・上級者向けであるとされている。ゲーム中におけるカイとの強弱関係が逆転している。理由は「聖騎士団ソルの判定の強い技を潰せる技が豊富」,「飛び込んでも対空技で落とされる」,「カイの方がリーチが長く接近が難攻である」為。稼動当初は多かったが、現在では使用者は少ない(実際、闘劇'06決勝大会では使用者は2人であった)。
新作のACCENT COREでは、大幅に変更されるようだ。ラジオのゲストに呼ばれた有名プレイヤーK氏は「彼を強くしてください」と希望を述べている。
家庭用SLASH発売から実に7ヶ月経過後、青リロキャラを選択するバグ技により通常技はEX版、必殺技は通常という性能の聖騎士団ソルが発見された。
尚、シリーズ初の「男性ラスボス」である。
テーマミュージック:Get Down To Business,???[GGXXAC~:対カイ]
[編集] GUILTY GEAR ISUKA
[編集] アバ(A.B.A)
声優:滝本みか
「フラスコ」と呼ばれる研究所で生まれた女性(ホムンクルス)。10年間フラスコで過ごした後に外の世界に出た時に「パラケルス」と言う斧に出会い、旅に出る決心をした。新たな世界を切り開く象徴として鍵を収集する事を好んでおり、愛玩する「パラケルス」の見た目も鍵に似ている。
武器・パラケルスは自我を持つ斧で、かつて戦場で「フラメント ナーゲル」と言う名で恐れられてきたが、現在は夫としてアバに所有されており、逃走を試みる日々を送っている。 アーケード用に性能は色々調整されている。名前の由来はスウェーデンのポップグループのABBAから。
通常モードと諸刃モードの2種類のモードが大きな特徴。鈍重なキャラクターだが、独自システムである「輸血パック」の使用によりモード変化する。1ラウンドに3つ用意されている。
当初は最弱クラスと思われていたが、「諸刃モードになってからの強烈な連続技」,「向上した機動力」,「モード限定の強力な必殺技等」から、中堅クラスまでに評価が上昇した。諸刃モードはA.B.Aの体力も減っていくが通常モードと比べて格段に強化され、A.B.A自体の移動速度も速くなる。再び「結合」を相手に当てるか輸血パックを消費して「分離」を使うことで失った体力を回復しながら通常モードに戻ることが可能だがそのタイミングは難しい。万一、「諸刃モード」の時間が切れると「スカ」の文字とともに大きなスキを晒してしまい、一撃必殺技や各種コンボの格好の的になる。玄人向け。 ステージはFRASCO
闘劇'06では使用者は割合多かった。諸刃モードになってからの強烈な攻撃性が、大会向きであろう。と見ているようだ。
バグ技があり、諸刃ゲージがゲージ減少中に、相手が覚醒必殺技を使って画面を暗転させると、すぐにスカになってしまう。だが猶予は、1フレーム(約1/60秒)のみ。「ACCENT CORE」では、それは無くなった様だ。
家庭用「イスカ」が初出だが、「SLASH」ではモーションやシステムが大幅に追加され、ほぼ別キャラである。
テーマミュージック:Keep In Gates
[編集] レオパルドン(Leopaldon)
GUILTY GEAR ISUKAでのラスボス。アーケード版ではCPU専用。白く巨大な犬型(?)のギア。本来は行動不能のはずであるが、ギアの操縦能力を持つ謎の男、「ソーサラー」とかつてこのギアに捕食され、現在半融合状態にある茶色の雌犬によって操縦されている。ソーサラー自身に悪意は無く、極地で暮らす人々のためにギアの能力を役立てているようである。
[編集] パラケルス(Paracelsus)
声優:森利道(ドラマCDでは龍谷修武)
使用できるキャラクターではないが、A.B.Aの武器として使われている生物闘斧。先の聖戦の遺物(神器ではない)で敵味方見境なく血を求めることから「ぶどう酒の太刀風」とも呼ばれた。本名は「フラメントナーゲル」であるが、パラケルス自体鍵の形をしていることから、鍵が大好きなA.B.Aに気に入られてしまい、「パラケルス」と名付けられてしまう。パラケルス自体は再び戦いの中に身を置くことを望み、愛玩するA.B.Aの元から一刻も逃げ出したいと思っている。名前の由来は錬金術の賢人の一人、パラケルススからか。ゲーム中では「結合」を当てるか「焼成」で輸血パックを使うことにより、パラケルスが「諸刃モード」となり、一定時間その名の通りA.B.Aの体力を代償に諸刃の剣となる。
彼のセリフは、文語調である。
[編集] ロボカイII(Robo-Ky II)
声優:井上巧
ロボカイの量産型。赤いボディが特徴で、性格はロボカイよりも偉そうにしている。RKIIファクトリーモードで基本性能を強化できる。また、チップを装備することで他キャラの必殺技(覚醒必殺技3種を含む)や特殊技(三段ジャンプ等)を合計7つまで装備できるため、同じ外見でも全く違う性能になり得る。RKIIファクトリーモードだけでなく、トレーニングモードやVSモードでの使用も可能。
[編集] GUILTY GEAR PETIT
[編集] ファニー(Fanny)
かつて発狂する前の名医であったDr.ボルドヘッドの治療を受け、その恩に報いる為に看護師になった少女。母親も看護師だったのか、形見の巨大な注射器を武器にしている。行方不明のボルドヘッドを探しているが、殺人鬼としての彼の事を知っているかどうかは不明。プチ2でファウストと出会うが、何故か余り反応は無かった。ファンブックによると初期設定は「カイの追っかけ」である。
ゲーム中では、かわいい女の子なのに首が伸びたり、巨大な注射器で攻撃するなど、ファウストのような奇抜な技を使う。
[編集] GUILTY GEAR JUDGMENT
[編集] ジャッジメント(JUDGMENT)
声優:出利葉恭行
レイモンドが化身する存在でゲームバランス崩壊させるほどの強さを誇るが、ある条件下でシークレットキャラとして扱うことができる。ジャスティスのことを知っているかのような口ぶりで、ソル達にバトルを挑んでくる。
研究者、レイモンドが魔界の王「イヌス」の力を手に入れた姿。 イヌスに捕食されたが、そのおかげで、強大な力を手にした。 しかし、イヌスには寿命が近づいていたため、その力を手にしたジャッジメントもイヌスの力と共に消え去った。
[編集] レイモンド(RAYMOND)
声優:出利葉恭行
ジャッジメントにて新登場したキャラクター。JUDGEMENTのラスボスで、学者。孤島に身を置き、ある研究を進めていく。
彼は南海の孤島「イセネ」の罪無き人々を利用し、「ギア」を超える生体兵器を作る研究(自ら神の研究と称している)をしていた。
[編集] その他の登場人物
- 雲長
- エイプリル
- ガブリエル
- 空中武装皇国『ツェップ』の大統領。かつてはポチョムキンの教官であったが、彼を中心にクーデターを起こし勝利している。スレイヤーとは知り合い。スレイヤーやポチョムキンの言動から実力は高いと伺える。
- ポチョムキンの勝利した後に出てくる。
- シャロン
- 毅
- チップの師匠。
- めぐみ
- 20世紀の世界にいるアクセルの恋人。
- リープ
[編集] GUILTY GEARのドラマCD
- ギルティギアイグゼクス ドラマCD 「RED」&「BLACK」
- 副官:坂野茂
- エイプリル:桜庭わかな
- ギルティギアイグゼクス ドラマCD 「ナイト・オブ・ナイブズ」
[編集] 小説版オリジナルキャラクター
白銀の迅雷
- シーバス
- 薬品会社「ブラッカード」の社長。見るからに胡散臭い容貌。
- ベルナルド
- カイの副官。ジョニーの事を"J"と呼んでいる。
- マリーナ
- 車椅子に乗っている女性。事件の後、ソラリアを引き取り、教員免許取得の為に勉強中。
胡蝶と疾風
- エリカ
- 女性大統領。無茶な策と方法をとった為、罷免された。