As close as possible
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as close as possible | ||
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オフコース の オリジナルアルバム | ||
リリース | 1987年3月28日 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | -分-秒 | |
レーベル | ファンハウス | |
プロデュース | オフコース/ビル・シュネー | |
オフコース 年表 | ||
Back Streets of Tokyo (1985年) |
as close as possible (1987年) |
Still a long way to go (1988年) |
as close as possible(アズ・クロ-ス・アズ・ポッシブル)は、1987年3月28日に発売されたオフコース通算14作目のオリジナルアルバム(LP:28FB-2081 CD:32FD-1054)。
目次 |
[編集] 解説
1986年は“ALL FOR ONE, ONE FOR ALL”というコンセプトのもとにメンバー個々のソロ活動に充てグループとしての活動は休止していたが、小田和正のソロ・アルバム『K.ODA』(1986年12月3日発売 LP:28FB-2070)の発売を受けて同年暮れからレコーディングが開始された。結果として、小田のアメリカでのプロジェクトの成果や前作『Back Streets of Tokyo』(1985年8月1日発売 LP:28FB-2020)でのコーディネーションの実績が大きく反映された。
このアルバムから後に小田のソロ作品にも引き続き参加することになるプログラマーの望月英樹が参加、シーケンサーによる打ち込みを多用した音作りに大きく変化した。また、それまではバンドのメンバーだけで行ってきた曲作りや演奏についても極力4人だけで行うという制約を取り払い、外部スタッフの導入がこのアルバムを境に頻繁に行われるようになった。結果として、4人が中心となった“多目的のプロデュース集団”という色合いを強めた。
B-1「Love Everlasting」は『K.ODA』のレコーディング時に制作されていたもの。そのため、この曲のみ『K.ODA』と同じセッションミュージシャンが参加している。B-5「嘘と噂」での坂本龍一の参加は前年リリースされた「今だから」(松任谷由実・小田和正・財津和夫による、1985年6月15日国立競技場で行なわれた国際青年年記念イベント「All Togather Now」テーマ曲。同年6月1日発売 EP:FT07-1001)の編曲を坂本が担当したり、坂本が当時パーソナリティを務めていたラジオ番組に小田がゲストで呼ばれたことなどからの縁があってのことだった。またこの曲には女性の声を入れたいと小田は考え、坂本の紹介で当時同じレコード会社に所属していた大貫妙子がゲスト・ボーカルで参加している。
A-5「Tiny Pretty Girl」とB-3「心の扉」では清水仁が初めて作曲者としてクレジットされ、リード・ボーカルも担当している。この時点で、オフコースは3人のソングライターを擁することになる。
[編集] 収録曲
[編集] SIDE A
- もっと近くに (as close as possible)
- 作詩:小田和正・Randy Goodrum 作曲:小田和正
- IT'S ALL RIGHT (ANYTHING FOR YOU)
- 作詩・作曲:小田和正
- ガラスの破片
- 白い渚で
- 作詩・作曲:小田和正
- Tiny Pretty Girl
- 作詩:松本一起 作曲:清水仁・松尾一彦
[編集] SIDE B
- Love Everlasting
- 作詩:Randy Goodrum 作曲:Dann Huff
- I'm a man
- 作詩:秋元康 作曲:松尾一彦
- 心の扉
- 作詩:松本一起・小田和正 作曲:清水仁・松尾一彦
- SHE'S GONE
- 作詩:小田和正 作曲:小田和正・松尾一彦
- 嘘と噂
- 作詩・作曲:小田和正
- 編曲:オフコース *Dann Huff
[編集] 参加ミュージシャン
- KeyBoards Kazumasa Oda, Robbie Buchannan*, Ryuichi Sakamoto**
- Drums Jiro Oma, Jeff Porcaro*
- Percussions Jiro Oma, Lenny Castro*
- Guitars Kazuhiko Matsuo, Dann Huff*
- Bass Hitoshi Shimizu, David Hungate*
- Background Vocals Kazumasa Oda, Hitoshi Shimizu, Kazuhiko Matsuo
- Female Vocal Taeko Onuki**
- Trumpet & Flugel Horn Jerry Hey, Gary Grant
- Trombone Bill Reithenbach
- Sax Brandon Fields, Tom Peterson
- Baritone Sax &Amp; Flute Kim Hutchtroft
- Synthesizer Programming Yoshiyuki Sawada(Yamaha R&D Tokyo), Hideki Mochizuki(Fairway Music)
- * Love Everlasting ** 嘘と噂
[編集] スタッフ/スタジオ
- Exective Producer Toshifumi Muto
- Produced by OFF COURSE, Bill Schnee*
- Arranged by OFF COURSE, Dann Huff*
- Recorded by Shiro Kimura, Bill Schnee, Dan Garcia, Kazuhiko Yanagisawa
- Aassistant Engineers Eiko Honda, Tokuo Inoue
- Mixed by Bill Schnee, Shiro Kimura
- Mastered by Doug Sax
- Recorded and Mixing Studio Yamaha R&D, Studio SKY, Off Course Studio, Studio 55, Schnee Studio
- Mastered at Mastering Lab.
- Production Coordinated by Kaname Togashi(Fairway Music), Akira Kikuchi(Off Course Campany), Masamichi Yoshida(Off Course Campany), Akira Sasajima(Fuji Pachific), Shoji Yamazaki(Fun House), Masakazu Sakuma(Fun House)
- Cover Art Direction Katsumi Komagata
- Photography Arao Yokogi
- Design Keisuke Unosawa
- Coordination Iwata
- Cover Design Coordinated by Akira Kikuchi