BMG JAPAN
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BMG JAPAN(BMG JAPAN, INC.)(ビー・エム・ジー・ジャパン)は、ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント傘下の日本のレコード会社である。本社は東京都渋谷区。
旧BMGジャパンとファンハウスからなる。ファンハウスは現在一つのレーベルとしての扱いである。
音楽ソフトを扱っている関係からか、BGM或いはBGM JAPANとしばしば表記されることがあるが、これは全くの誤記である。
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[編集] 沿革
[編集] RVC
- 1975年、RCA Records(米国)と日本ビクター株式会社、ならびにビクター音楽産業株式会社(現・ビクターエンタテインメント株式会社)の合弁会社としてRVC株式会社を設立。日本ビクターレコード事業部(現・ビクターエンタテインメント)の(かつて「S盤」と呼ばれた)RCAレーベル部門を継承した。
- 1987年、この前年RCAがBertelsmann(BMG Music、西独(当時))の傘下に入ったため、RVCは解散。
[編集] ファンハウス
- 1984年、東芝EMI株式会社から同社の100%出資により一制作部門が分離独立し、同時に主要アーティストも株式会社ファンハウスに移籍。(実際には移籍は実現しなかったが、発足時には長渕剛も名を連ねた。また、甲斐バンドは一旦移籍したもののファンハウス時代の音源を買い戻して東芝に再移籍した。)
- 後に東芝EMIが石坂敬一に社長を交代すると同社から全株を取得し完全独立、東急グループの一角を成し、Bunkamura内にTOKYU FUN STUDIOを設立。(現在は売却) 販売委託先をポリドール株式会社(現・ユニバーサルミュージック株式会社)に移管。
- ポリドールに石坂氏が移ったのを機にBMG JAPANに販売委託先を移管し、後に同社と合併。また、創立者である新田和長はBMGファンハウス副社長を経て独立、ドリーミュージックを設立する。
[編集] BMGビクター(BMGジャパン)
- 1987年、BMG Musicと日本ビクター株式会社、ならびにビクター音楽産業株式会社(現・ビクターエンタテインメント株式会社)の合弁会社としてBMGビクター株式会社を設立。RVCから各種資産を継承。
- 1992年8月31日、株式会社BMG ROOMS設立。これによりBMG内でのビーイング制作音源の発売がBMGルームス、販売がBMGビクター(厳密にはビクター音楽産業が担当)になる。尚、BMGルームスはその後BMGビクターとの販売委託契約を解消し、Rooms RECORDSと社名変更(のちのVERMILLION RECORDS(バーミリオン・レコーズ))。
- 1996年10月、BMGビクター、日本ビクターならびにビクターエンタテインメントとの合弁契約を解消(なおビクターエンタテインメントを通じて販売元としての契約は継続)。
- 1997年1月、BMGビクターが株式会社BMGジャパンへ社名変更。
- 1998年、演歌部門を廃止。これに伴い全所属演歌歌手が移籍。
[編集] BMGファンハウス
- 1999年7月、株式会社BMGジャパンが株式会社ファンハウスを吸収合併し、株式会社BMGファンハウスへ社名変更。
[編集] BMG JAPAN
- 2005年10月、株式会社BMGファンハウスから株式会社BMG JAPANへ社名変更。
[編集] 所属歌手/グループ
[編集] 日本国内
- デーモン小暮(聖飢魔II)
- BUCK-TICK
- 小田和正
- 角松敏生
- HEESEY WITH DUDES
- 福耳
- スガシカオ
- 杏子
- PaniCrew(コロムビアPASSIONレーベルから移籍)
- 松崎しげる (オーガマトキ(新星堂子会社)へ移籍)
- キンモクセイ
- スキマスイッチ
- S.E.N.S.(センス)
- 舘ひろし
- DEEN(ビーイング系)-B-Gram RECORDS→BERG(2003年消滅)/BMGジャパン→BMG JAPAN
- 松たか子(BMGジャパン→Polydor/UNIVERSAL J→BMG JAPAN)
- 奥田美和子
- 山田タマル
- Fonogenico (フォノジェニコ)
- CANCION
- SEAMO(シーモ)
- 秦基博
[編集] 海外
- ブリトニー・スピアーズ
- アヴリル・ラヴィーン
- ホイットニー・ヒューストン
- レイチェル・ヤマガタ
- バックストリート・ボーイズ
- シアラ
- ナタリー・インブルーリア
[編集] BMGビクター時代の歌手/グループ
- B'z(ビーイング系)
- BMGビクター air records(1988年~1990年)→BMGビクター ZEZ(1990年~1992年)BMGルームス ZEZ(1992年~1994年)→BMGルームス VERMILLION(1995年)と、同じBMG内で多くのレーベルに移籍し、1995年に自身のレコード会社であるRooms RECORDS VERMILLIONへ移籍。2002年にVERMILLION RECORDSへ名称変更。
- B.B.クイーンズ(ビーイング系、BMGルームス)
- Mi-Ke(ビーイング系、BMGルームス)
- 織田哲郎(ビーイング系、BMGルームス)
- 西城秀樹
- RCAレコード(旧日本ビクター)(→旧RVC→RCAアリオラ・ジャパン→RCA/アリスタ)→1991年 D.O.G. HOUSEレーベル(後にBMGルームス傘下となる)に移籍→1993年 BMGビクターに復帰(BMGルームス時代の音源もBMGビクターに移行)→1999年 キングレコードを経てユニバーサルミュージックへ移籍。
- 角川博
- 神野美伽
- ともに旧RVC時代から在籍していたが、演歌部門廃止によりキングレコードへ移籍。
- シャ乱Q
- 福山雅治
- 林田健司
- MISIA
- 男闘呼組
- 堀井勝美PROJECT
- 河内淳一
- 1991年から2年間はファンハウスに在籍。
[編集] 旧RVC時代の歌手/グループ(ビクター時代を含む)
[編集] ファンハウス時代の歌手/グループ
- オフコース
- チューリップ
- 加山雄三
- 岡村孝子
- 小林明子
- 辛島美登里
- 永井真理子
- 稲垣潤一
- のちにファンハウスと合併する前のBMGビクターへ移籍、現在はテイチクエンタテインメント所属。
- 陣内大蔵
- 横山輝一
- 森川由加里
- 麗美
- 近藤名奈
- Cindy
- access
- シングライクトーキング
- See-Saw
- 植木等
- THE YELLOW MONKEY
- KOZIMA
[編集] 外部リンク
- BMG JAPAN COM公式サイト