高森町 (熊本県)
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[編集] 地理
南阿蘇、阿蘇山の南東部に位置する。町域は阿蘇外輪山によって大きく東西二つに分かれる。
西側は阿蘇カルデラの内部、南郷谷の一角で、JR立野駅と結ぶ南阿蘇鉄道の終点・高森駅がある。人口の大部分が集中し、町役場をはじめとする行政や商工観光の中心的役割を担っている。
東側は外輪山の外側で、東は大分県に、南東部は宮崎県に接している。「奥阿蘇」を冠する施設がいくつか見られる。
[編集] 隣接している市町村
[編集] 歴史
[編集] 近現代
- 1894年(明治27年)1月12日 阿蘇郡草ヶ矢村・草部村が対等合併し、高森町が発足。
- 1955年(昭和30年)4月1日 阿蘇郡高森町・草部村・色見村が対等合併し、新町制による高森町が発足。
- 1957年(昭和32年)8月1日 阿蘇郡野尻村を編入。
[編集] 経済
- 2002年度町内総生産191億円。
産業は農林業と観光業が主体。畑作・稲作や花き・葉たばこ生産、畜産、林業などで発展してきた。近年は大根、キャベツなどの高冷地野菜のブランド化も推進され、スイカ・メロンの生産も盛んになってきた。
[編集] 観光
南阿蘇の豊かな山野に囲まれて過ごすグリーンツーリズム型が主であり、観光農園やペンション、キャンプ場が点在する。地元の野菜・山菜や手作りの漬物・菓子・ハムなどを販売する物産館も数か所ある。料理は素朴な味わいの「高森田楽」や炭焼き地鶏が有名。
[編集] 名所・旧跡・観光スポット
- 根子岳……町の北側にそびえる阿蘇五岳の一つ。五岳の東端にあり最も古く、山頂や斜面が侵食されてギザギザの奇観をなしている。夕陽を浴びて赤く染まると「西遊記」に登場する火焔山のよう。「くまもと自然百景」の第一位に選ばれている。最高峰「天狗岩」付近は崩落が進んでおり、登山が難しい。
- 高森湧水トンネル……旧国鉄の高森線と高千穂線を結び九州を横断する鉄道を建設するために掘られたが、多量の地下水が湧出して工事は中止。その跡を活用・整備したもの。トンネルの中は湧水が流れる。ライトアップされ、ウォーターパールが幻想的な空間を演出している。
- 九十九曲り……外輪山の南側から高森峠を越えて町の中心部に下りていく途中約4㎞が幾重にも曲がりくねっているためこう呼ばれる。春は6,000本の桜が沿道を飾る。高森峠からは、町の中心部がある南郷谷やその向こうにそびえる阿蘇五岳のパノラマが見晴らせる。
- ゆうすげ号……南阿蘇鉄道の始点・立野から終点・高森の間を片道1時間のゆっくりしたスピードで結ぶトロッコ列車。
- 高森温泉
- 月廻公園
- 鍋の平キャンプ場
- 奥阿蘇キャンプ場
[編集] 交通
- 最寄り空港は熊本空港。
[編集] 鉄道
[編集] 路線バス
特急バス・空港バス
- 【特急 たかちほ号/あそ号】熊本駅前=熊本空港=高森中央=馬見原中鶴=高千穂=延岡駅前バスセンター (九州産交バス、宮崎交通)
- 【快速 (高森線)】熊本駅前=熊本空港=高森中央 (九州産交バス、産交バス)
一般路線
九州産交バス、産交バス
- 大津中央=立野=栃木=高森中央
- 長陽駅前=久木野=高森中央
- 国民宿舎(国民宿舎「南阿蘇」)=垂玉=下田駅=高森中央
- 高森中央=旅草=上差尾=馬見原
- 高森中央=柳=上差尾=馬見原
- 高森中央=柳=今村=馬見原
[編集] 道路
[編集] 一般国道
[編集] 主要地方道
- 熊本県道8号竹田五ヶ瀬線
- 熊本県道28号熊本高森線
- 熊本県道41号波野高森線
[編集] 行政
- 町長:藤本正一
[編集] 警察
- 高森警察署
[編集] 教育
[編集] 高等学校
- 熊本県立高森高等学校
[編集] 中学校
- 町立
- 高森東中学校
- 高森中学校
[編集] 小学校
- 町立
- 高森東小学校
- 高森中央小学校
[編集] 外部リンク
- 高森グリーンネット(高森町公式ホームページ)
- 熊本県の自治体
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