森福允彦
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森福允彦(もりふく まさひこ 1986年7月29日-)は、2006年11月21日の大学生・社会人ドラフトで、福岡ソフトバンクホークスより4巡目指名を受ける。
[編集] プロフィール
- スリークォーターから、オーバー・サイドも投げわけ、リリースまで長くボールを持つ投球・サインの交換が終わってから投球モーションに入るまでの独特の動作が特徴。
- 速度は140km前後ながらノビのある直球・キレよく横滑りする正真正銘のスライダー・大きく曲がるカーブを投げ分ける。他の持ち球としてシュートもある。
- 高校時代はスライダーのキレとカーブの変化で三振の山を築くスタイルであった。
[編集] 来歴・人物
- 小学校6年生で全国制覇。高校2年、3年ともに夏の県大会準優勝。高校2年時には56イニング自責点ゼロの記録を樹立。これは現巨人・工藤公康の愛知県記録を更新するもので、当時は「三河のドクターK」として話題になった。
- 2005年にシダックスに入社し、3月に行なわれた東京スポニチ大会で好投して新人賞を受賞、武田勝(現北海道日本ハム)と並んでシダックスの主力投手の1人となり、都市対抗野球・日本選手権出場の原動力となる。
- 翌2006年も活躍が期待されたものの、都市対抗野球東京2次予選では明治安田生命を相手に打ち込まれて予選敗退を喫し、JR東日本の補強選手として都市対抗野球に出場。堀井監督の指導のもとでクローザーを務め、JR東日本のベスト4進出に貢献した。
- その後シダックスの廃部が決まり、日本選手権関東2次予選では東芝を相手に先発したものの集中打を浴びて敗戦。シダックスはこの試合の敗戦をもって活動を停止したため、シダックス最後の試合で先発したピッチャーとなった。
- シダックスの廃部に伴う特例でドラフト対象選手となり、ドラフト指名されなければJR東日本への移籍が決まっていたが、ドラフト4巡でソフトバンクから指名があり、2007年にソフトバンク入団。
[編集] エピソード
- 普段は愛嬌のあるかわいらしい性格であるが、マウンドに上がるや打者へ強気で向かうといった姿勢を見せ、その様子を当時のシダックス監督野村克也に「普段はどうにもふにゃふにゃしたヤツだが、マウンドに上がれば強気や」と評されている。
- 2006年のドラフトの際には、現東北楽天ゴールデンイーグルス監督である同氏が楽天で一緒に野球をやろう、と打診していた。当初は楽天の自由指名が噂されていたが、森福本人が楽天に断りの連絡を入れ、シダックス監督の田中善則氏に対し唯一獲得の挨拶をしたり、練習にも日々足を運んでいたというソフトバンクへの入団の意思を固めた。これに対し野村監督は「おれとやりたくないのかなぁ」とぼやいている。
- 当の本人は「楽天戦で投げることがあれば、野村監督にぼやかれるくらいの活躍ができるように頑張ります」と冗談交じりに恩師へ宣戦布告している。
福岡ソフトバンクホークス - 2007 |
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