栞のテーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
栞のテーマ | ||
---|---|---|
サザンオールスターズ の シングル | ||
リリース | 1981年9月21日 1988年6月25日(再発) 1998年2月11日(再発) 2005年6月25日(再発) |
|
録音 | 1981年4月 VICTOR STUDIO KRS STUDIO |
|
ジャンル | ロック | |
時間 | 8分30秒 | |
レーベル | ビクター音楽産業 | |
プロデュース | サザンオールスターズ | |
レビュー | ||
チャート順位 | ||
売上枚数 | ||
サザンオールスターズ 年表 | ||
Big Star Blues (ビッグスターの悲劇) (1981年) |
栞のテーマ (1981年) |
チャコの海岸物語 (1982年) |
『栞のテーマ』(しおりのテーマ)は、サザンオールスターズの13枚目のシングル。前作「Big Star Blues (ビッグスターの悲劇)」から3ヶ月後の1981年9月21日に発売。発売元はビクター音楽産業。
目次 |
[編集] 解説
前作「Big Star Blues」からは3ヶ月ぶりと比較的早いリリースとなった。2006年現在、本作はサザンでは最後のシングルカット曲である。なおジャケットは『ステレオ太陽族』のジャケット写真を流用している。
1988年公開の映画「彼女が水着にきがえたら」の挿入歌として使われた事もあり、現在ではフジテレビ系バラエティ「はねるのトびら」内のコント「栞と博のテーマ」の劇中歌として使用されるなど、非常に知名度のある作品であるが、シングルセールスは約6万枚にとどまっている。2005年にリマスタが施され12cmシングルとして再発された際には、それまでのオリコンウィークリーチャートでの最高位44位を、35位に更新した。ちなみにこの再発時にオリコン週間最高位を更新した作品は、この他に「ジャズマン (JAZZ MAN)」と「わすれじのレイド・バック」がある。
タイトルの“栞”とは、前作「Big Star Blues」が主題歌となった映画『モーニング・ムーンは粗雑に』に登場する女性の役名であり、本作も映画の中で使われる音源とシングル版では歌詞の内容が違う。映画用に製作されたバージョンは、作品の中でのみ聴くことが出来る。ちなみにこの映画の音楽監督はサザンオールスターズが担当している。
1980年と1981年に発売されたシングルは全てセールスが思わしくなく、2年間長らくシングル低迷期に入っていた。しかし翌1982年に発売された次作「チャコの海岸物語」が大ヒットを記録。同年の賞レースでも活躍し、再び第一線に復活することとなった。
[編集] 収録曲
- 栞のテーマ
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
映画『モーニング・ムーンは粗雑に』挿入歌。映画内で使われているものとは歌詞が微妙に異なる。イントロのピアノは音程が不安定なものであり、この点は1998年以降に発売された再発盤に収録されたものでは修正されている。上記で述べている通り、歌詞に登場する“彼女”のモデルこそ“栞”のことである。モンクレールCMソングにも起用された。現在ではファンのみならず一般的にも親しまれている楽曲であり、特にイントロはTV番組のBGMに使われることも非常に多い。 - MY FOREPLAY MUSIC
(作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
タイトルのForeplayとは前戯の事を指す。タイトルの通り歌詞の内容はエロティックなものになっている。サビの韻踏みやシンコペーションリズムが特徴的な楽曲。サントリー『トリスウイスキー』CMソングにもなった。
[編集] 参加ミュージシャン
- 桑田佳祐:Vocal, Guitar(#1,2)
- 大森隆志:Guitar, Chorus(#1,2)
- 原由子:Keyboards, Chorus(#1,2)
- 関口和之:Bass, Chorus(#1,2)
- 松田弘:Drums, Chorus(#1,2)
- 野沢秀行:Percussion, Chorus(#1,2)