野沢秀行
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野沢秀行(のざわ ひでゆき 1954年10月19日-)は、サザンオールスターズメンバーでパーカッション担当。東京都出身。佐野日本大学高等学校卒。血液型A型。あだ名は「毛ガニ」。近年ではCDのクレジットでも『野沢"毛ガニ"秀行』と表記されることもある(再発版のアルバムなど アルバム「NUDE MAN」では最初から「毛ガニ」表記。なおボーカルの桑田佳祐は時々野沢のことを「野沢毛ガニ」と呼ぶことがある。
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[編集] 人物
サザンのデビュー(1978年)から25年以上経った現在でも同バンドの正規メンバーとしては認められておらず、原由子によると「デビュー直前にいつのまにかメンバーに入っていた」という話もあるが、実際はちゃんとしたメンバーであり、原の発言はジョークで言ったものである。 サザンオールスターズ名義の楽曲で唯一「FIVE ROCK SHOW」でメインボーカルを獲っていると言われているが、ボーカル曲が存在しない故、どれが野沢の声か特定できないため真意は明らかではない。また、サザンの中ではそのキャラクターを活かしてお笑い担当のような役割を果たしている。
愛称である毛ガニについては、『毛深いから』である。サザン名義の一部作品でも“野沢毛ガニ秀行”とクレジットされるほか、桑田のソロ作品に参加する際にはこの名義でクレジットされる。現在サザン名義の作品や公式サイトでは野沢秀行の名を用いる。
また、相当なホラ吹きで、桑田佳祐がライブ中に「野沢毛ガニ、ホラを吹くな、嘘つきは大嫌いだ。」と歌ったこともある(1999年の年越しライブ『晴れ着DEポン』での『死体置場でロマンスを』にて)。
代表的なものとして、「ディープパープル日本公演のときに、あまりの音圧で蚊が潰されて、そのレリーフが日本武道館にある。」「アマゾン川には体長1メートルにもなる巨大なセミがいる。」(これはライブビデオ・DVD「ホタル・カリフォルニア」収録の「赤鼻のトナカイ」の歌詞にもされている)などがある。
あまり知られていないが、サザンオールスターズの中では他のメンバーより2~3学年上となる先輩であり、サザンオールスターズの最年長記録は、メンバー最年長である野沢の年齢を基準にして記録される。
その他、サザンオールスターズや桑田佳祐のPVでは何かしら脇役として出演している。桑田のソロシングル「波乗りジョニー」にも出演し、CGで合成されたまさしく『毛ガニ』として出演した。
花火好きであり、「BOHBO No.5」では、演奏者ではなく冒頭から主役の如く出演しており(最も曲中はほとんどこの曲のイメージキャラクター「BOHBOくん」としてだが)、最終的には花火となって空に打ち上げられている。このような出演に至った理由として、この作品が発売、レコーディングされた2005年は悪化した腰痛のリハビリのため音楽活動を休養しており、作品のレコーディングに満足に参加できていないためである。
[編集] 略歴
ソロ活動は、俳優業として映画『アトランタ・ブギ』(1996年)、ドラマ『愛なんていらねえよ、夏』(2002年)に出演したほか、本業の音楽ではJapanese Electric Foundation(JEF)を結成、LP(のちにCD化)をリリースしている。尚、このアルバムはサザンをはじめ各メンバーが音楽作品をリリースしているビクターエンタテインメント(TAISHITAレーベル)からのリリースではなく東芝EMIからのリリースとなっている。 2003年は腰痛(ヘルニア)で休業。2004年は体にムチを打って復帰したが、2005年は治療に専念するため休業を宣言しテレビ番組やライブへの出演は控えていたが、ライブツアー期間中インターネットラジオで「ラジオでもみんなが好きです」でDJを務めた。
[編集] 作品
[編集] アルバム
- Japanese Electric Foundation(1986年、東芝EMI)
[編集] 出演
[編集] テレビドラマ
- 愛なんていらねえよ、夏(2002年、TBS)
[編集] 映画
[編集] CM
- 雪印乳業、スライスチーズ(1982年)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!(レコード会社公式)
- sas-fan.net(公式)
- S@S応援団(ファンクラブ公式 尚、一部コーナーは会員以外利用不可)
- AMUSE(CD・出版物情報)
- KEGANI-DREAM(野沢公式)
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