Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions 日高のり子 - Wikipedia

日高のり子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日高 のり子(ひだか のりこ、本名:永井 範子(ながい のりこ)(旧姓:伊東)、1962年5月31日 - )は、日本の女優声優ラジオパーソナリティ東京都千代田区九段出身。

主な役柄に『タッチ』の浅倉南、映画『となりのトトロ』の草壁サツキ、『らんま1/2』の天道あかね、『ピーターパンの冒険』のピーターパン、『炎の闘球児 ドッジ弾平』の一撃弾平、『トップをねらえ!』のタカヤノリコ、『赤ずきんチャチャ』のしいねちゃん、『サクラ大戦』シリーズのエリカ ・フォンティーヌなど。

目次

[編集] 特色

愛称はノン子。やや高めの明るい声が特徴。実家は洋服店「テーラー伊東」。千代田区立富士見小学校、頌栄女子学院高校出身。短大中退。アイドルから声優に転向した一人。

芸名は本来異体字を用いて日髙のり子としているが、アイドル時代のごく初期を除いて「日高」と表記されることが多かった。だが、10年ほど前に字画の関係から声優の金丸淳一に勧められて、本来の異字体で表記するようになった。

少年役の多さや後述のラジオ番組等から、アイドル出身の女性声優にしては珍しく女性ファンの人気が高い。また出演作品の再放送が多いこと等、から中堅・ベテランに差し掛かった後も、若いファンの流入が多い。

[編集] 来歴

  • 子供の頃から子役として活動。高校時代にはアニメ『ふたごのモンチッチ』の主題歌を歌い、キャンペーンのお姉さんとして着ぐるみとともに全国を回ったこともある。
  • 「初恋サンシャイン」でアイドルデビュー。1日だけ「あいようこ」(漢字不明)の芸名だったが、本名の「のりこ」は残したいということで現在の芸名に。香川の「仁尾太陽博」のキャンペーンガールを務める。
  • NHK「レッツゴーヤング」において「サンデーズ」のメンバーになり、ある程度名は売れたものの、その後アイドルとしては下降線をたどる。
  • 1984年、ラジオ番組でリスナーからの「声に特徴があるので声優をやってみたら」という投稿に触発され、オーディションに挑戦。結果『超時空騎団サザンクロス』で声優デビューを果たした。
  • 1985年からは、1987年までフジテレビ系にて放映された、あだち充原作の『タッチ』でヒロイン・浅倉南役を担当し、声優としての知名度を一気に高める。
  • 1991年山寺宏一関俊彦とともに芝居「@@ザ・スタースパングルド・ガール::」を公演。メルダックがこれに便乗しこのメンバーでユニットバナナフリッターズを結成、ラジオ番組・CD等で1995年頃まで活動した。
  • 所属レコード会社はアイドル時代の当初ソニーレコードCBSソニーから、ポニーキャニオン、そしてメルダックと変遷したが、近年は歌の活動をしていない。
  • 現在は特番等の単発のナレーションの仕事が多い。アニメ作品レギュラーは少なく、出演した作品での担当キャラの全編通しての登場頻度もバラつきが大きい。三ツ矢とのインターネットラジオにて、本人は「家庭を優先させている為、敢えて仕事を選んでいる」とのスタンスを示しているが、ファンからは寂しがる声も多い。

[編集] 所属事務所・マネージャーの変容

子役時代には東京宝映に所属していたが、アイドルデビュー後は当初CBSソニー預かりの後、河野プロモーションへ。マネージャーは岡本が長く務めた後、大楽豊、寺岡理恵と変遷した。

1996年春頃に事務所が廃業、暫くフリーでの活動を行うが、81プロデュースのマネージャーを務める吉田理保子から誘いを受け、寺岡と共に移籍。長年在籍したが、2006年3月で81プロデュースを辞め、現在は夫の事務所の所属扱いで活動中。

[編集] 人物像・エピソード

  • 血液型はAB。
  • 明るい性格で知られ、島本和彦からは「便所の100W」と言われたこともある。
  • アイドル時代初期には、空手着姿のグラビアを撮影した事がある。しかし、日高は「二度とやりたくない」と公言している。また、「週刊ゴング」レポーターを務めていた経験もある。
  • 日高がオールナイトニッポンでアシスタントを担当した笑福亭鶴光に、後任アシスタントの坂上とし恵、ゲストとしてよく出演していた浜田朱里とともに「がげっぷちトリオ」と鶴光に命名されるほど、キャリア初期は苦労続きであった。
  • 明けっぴろげな性格で、飲み会で酔っぱらい、ジーパンで股を開いて眠り惚けたエピソードを「文化人」こと三ツ矢雄二に散々言いふらされたことがある。
  • アイドル出身声優の中でも際立った異色の経歴と苦労続きの日々を送っていたからか、後述のラジオ番組で見せた自らのキャラから「かなりの一筋縄では行かない性格」「声優界でも指折りの隠れた豪傑」と評するファンもいる。

[編集] 命懸けの収録現場

アイドル時代のある日、温泉でのロケが入った日高が現地に着くと、そこには温泉に入浴しているクマがいた。実は、ロケの内容は「クマと一緒に温泉に入る」企画であった。

恐る恐る入浴する日高だったが、突如、クマが日高の髪の毛に噛み付くアクシデントが発生。

命からがら逃げ出した日高が、番組のディレクターに文句を言うと、ディレクターは「自分が入って大丈夫ならまたやろうか」と言って自らクマと一緒に入浴。しかし、クマに腕を噛まれる結果となったと言う(エッセイ本『のんこ』や『渋谷でチュッ!』ゲスト出演時等で語っている)。

[編集] タッチでの演技指導

前述の「超時空騎団サザンクロス」のオーディションと、当時レギュラーだったラジオ番組と時間が重なった為、当時の岡本マネージャーがラジオ持参でオーディション会場に駆け付け、その結果、声優デビューを果たした逸話がある。

その際、事前の勉強などが皆無に等しかった為、暫くはその演技力を酷評された時期が続いた。

1985年に放映開始された『タッチ』のメインスタッフに『下手だけどこの子に賭けてみよう』と言う意図でヒロイン・浅倉南役に抜擢され、そのアフレコ現場では、共演していた林家こぶ平と共に、上杉達也役の三ツ矢雄二を始めとする先輩声優や、藤山房伸音響監督に毎回厳しい演技指導を受けていたという。

しかし、この環境が日高の演技力を格段に向上させ、『ピーターパンの冒険』や『トップをねらえ!』、『らんま1/2』に『となりのトトロ』等での好演で評価を一変させた。その後も少年役などへの挑戦や、年相応の役を増やすなど、役の幅を拡大させていった。

これらから、「現場で叩き上げられて成長した代表例」「努力で這い上がった苦労人」と取り上げられる事もあり、日高本人も当時の『タッチ』関係者に自著で感謝の念を語っている。

[編集] 主な出演作品

[編集] テレビアニメ

[編集] OVA

[編集] 劇場版アニメ

[編集] ゲーム

[編集] テレビ番組

[編集] レギュラー出演分

  • バトルフィーバーJ(BF隊連絡員 中原ケイコ)
    本名(旧姓)でクレジットされている。
  • レッツゴーヤング
    サンデーズメンバーとして出演。その当時にシングル「もう一度ブラックコーヒー」をリリース。そこそこのセールスを記録したという。
  • おはようスタジオテレビ東京系列)
    同番組の最後の三ヶ月間のアシスタントを務めていた。2001年正月に21世紀特番「おはスタSP 帰って来た!おはようスタジオ」が放送され、新旧出演者が勢揃いする中で当然の事ながら日高も出演していた。
  • 新アフタヌーンショー 1987年テレビ朝日他 テレ朝系のマスト局とTSBTOSは同時ネット)
  • タミヤ RCカーグランプリ(テレビ東京系)
    レポーターを務めていた。
  • 「みんな生きている」(NHK教育)
    ナレーション
  • 「ざわざわ森のがんこちゃん」(NHK教育)
    人形劇 複数役
  • 「バケルノ小学校ヒュードロ組」(NHK教育)
    人形劇 複数役
  • おはようサンデーマラソン (日本テレビ系)
    子供たちとコント赤信号の3人にまじってマラソンに参加

[編集] コーナー出演

[編集] ラジオ

ここでは代表的な番組を挙げる。

笑福亭鶴光のオールナイトニッポン
日石土曜おもしろラジオ
サタデーときめきステーション(1989年4月~1994年9月)
日高のり子のサタステブレイク(1994年10月~1995年9月)
  • FM長野
    同局の坂井和正アナと共に、毎週土曜日夕方に同局の松本市内の本社スタジオ(一般道路から放送の様子をガラス越しに見ることが出来る)から生放送(2時間番組であったが、放送時間は時期によって異なる)。
    本人は毎週新宿駅から中央線特急あずさ号に乗って松本まで通い、新宿駅松本駅でのファンの見送りが常態化していた。毎週放送終了後、時間があれば本社ロビーにて放送を見に来たFANへのサービスとしてミニサイン会が行われていた。本人が仕事等で松本に行けなかった週は主に日高と交友のある人間がピンチヒッターとして出演していた。
    番組自体はFM局らしく、リスナーからの音楽リクエストや坂井アナとのトーク、そしてリスナーへの電話コーナー等が主体であった(同時期に放送されたはいぱぁナイトアニメスクランブル等と比べると、局のカラーや放送時間帯、企画コンセプト等には差異が見られる)。
    坂井アナは大学時代に某劇団の研究生という経歴を持っていたため、番組の冒頭に日高とのミニコントのようなこともやっていた。
    1995年9月一杯をもって本人の妊娠を機に終了に至る。
ノン子とのび太のアニメスクランブル
  • 文化放送ほか - 1991年4月14日
    長谷川のび太(本名:長谷川太)アナと共に出演。気が付けば日高にとっても文化放送のアニラジにとっても最長寿番組に。
    詳しくはこの番組の項を参照。
Clair de Lune
アースコンシャス・ドリーム
日高のり子のTokyo Wonder Jam うり!うり!うりほぅ!
  • KBS京都 - 1998年4月4日2001年3月31日(全156回)
    後述するアロマチックナイト最終回の混乱交じりの盛り上がりを見たナムコがスポンサーとして名乗りを上げ、半年ぶりに復活した番組。東京・二子玉川のナムコ・ワンダーエッグより毎週土曜夕方から生放送だった(同施設が2000年末をもって二子玉川地域再開発事業の為に閉園となった後は、スタジオ(詳細不明)からの生放送に)。
日高のり子のHAPPY@
  • KBS京都 - 2001年4月7日2004年3月27日(全155回)
    当初は文化放送が開設していたSORASTA(都庁上階の公開スタジオ)からの放送だったが、同スタジオ閉鎖後はスタジオ(詳細不明)からの放送に。普段は生だったが、正月等は録音だったと思われる。
浅倉南のオールナイトニッポン
NONKO'S CHEERFUL MIND “うらら”
  • KBS京都 - 2005年10月5日
    HAPPY@終了後、KBS京都に1年半ぶりの復帰。「癒し」が主なコンセプトの録音の15分番組。以前の生番組とは全くの別物と言って良い。
(三ツ矢3+日高3)2=!?
KBS京都はいぱぁナイトハイヤングKYOTO「アロマチックナイト」
  • KBS京都(1989年10月13日~1997年9月29日。全413回)
    日高が初めて単独で持った長時間生ラジオ番組であり、ラジオパーソナリティとしての話術の定評を定め、そして波乱に満ちた半生を反映させるがの如く、数知れないほどのエピソードと伝説を残した8年間について紹介する。
日高のり子のはいぱぁナイト金曜日
  • 1989年10月13日1995年3月31日(全285回)
    • 日高にとってこれまで特に縁もない地の放送局での新番組であるなど、あらゆる面で未知数の要素が数多かったせいか、開始当初は至って大人しいキャラであったが、読み間違いなどの墓穴を掘る度にリスナーからその事をおちょくるネタが送り付けられ、早くもそのネタ専門コーナーが誕生するほどであった。しかし、自身の親に聞かれない、地方局の生長時間番組であることから次第にその性格を現した番組となっていったのであった。
    • そして「らりほーらりほーらりるれろ」を「うりほーうりほーうりるれろ」と読み間違えた事へのリスナーからのツッコミに対して、無理やり「うりほぅ!」を番組の挨拶用語に仕立て上げた事が引き金となって日高は完全に開き直ったのか、普通ならわざわざ言わないような自分自身の恥ずかしい体験談(電車に乗ろうとしてホームとの隙間に落ちてしまった、自宅のマンションのベランダから物干しさおを落とした、etc)等を惜しげもなく披露したり、スタッフやリスナーなどから「全然似てねえよ」と散々野次られ続けても必死で続けたモノマネ(それはそれで誰のモノマネかはわかるほどの成り切りぶりが凄かったが。番組終期の小森まなみ篠原ともえなどのモノマネが結構似ていた事に対しては、一部のリスナーから似ていてつまらないと皮肉られたほど)など、ヨゴレ路線への道を邁進する事になる。
    • 何気ないフリートークや普通のハガキを読む時でも、余計な一言が原因で激しいツッコミ攻撃を受けたり、時にはリスナーによってある事無い事付け足されて結果的におちょくられるネタを作ってしまった例も多い。
    • 日高が小学生の頃、「先生からモンチッチに似ている(後にアイドル時代にそれ関係の歌を歌う事になるのだが)」と番組内で発言した所、リスナーからなし崩し的に「サル顔」扱いにされ、それ以後度々この事でおちょくられる羽目に。日高も手馴れたもので、アロマチックナイト時代には通算400回記念企画として夢芝居ならぬ猿芝居を熱唱した(ちなみに替え歌の歌詞はリスナー公募)。
    • ただ一方的にやられっ放しでは終わらない一面もあり、日頃散々ツッコミ攻撃を食らい続けている分だけ、逆に相手の墓穴に対しても容赦せず、油断ならない手強い相手でもあった。
    • 自分自身を晒し者にする事に慣れていた分だけ、家族や友人知人、共演者や業界関係者、番組スタッフに果ては一部の常連リスナーなど、自分に関わりを持つ人物をことごとく『ネタキャラ』に仕立て上げた上で、リスナーぐるみで徹底的に弄り倒していた。その芸風は師匠の笑福亭鶴光譲りとも言われる。
    • そのネタの対象となった当のスタッフ(特に当時ADで後にミキサーとなった新田茂樹は、かなりの貧乏生活っぷりや大食いっぷり、モアイばりの顔つき(特に顎)である事などからモアイ新田新田っちの愛称で親しまれるに至った)や常連リスナーが番組内で人気者になる事もあった。
    • 他にも親交のある林原めぐみ庵野秀明小森まなみなどは格好の「ネタのお得意様」と化していたほどであり、彼らをネタにしていた他の番組が皆無だった事からもその異彩さが更に際立っている(各人の項目を参照)。他にも声優以外のゲストも多数出演し、時に日高によって思わぬ側面を暴かれた者も少なくなかった。ちなみに当時、庵野は日高に対して求愛の素振りを見せていたとの事であるが、日高本人はそれに対しては素っ気無く対応していたと語る。
    • 内輪ネタの多用については当時のリスナーの間でも賛否両論があり、他の曜日リスナーの中にもその点を敬遠する者がいたのは事実であるが、幅広いリスナーがそれをネタとして楽しめるだけの工夫と配慮が存在していたからこそ、幅広い根強い支持を得る事が出来たと言ってよい。
    • その一方で、悩み相談系のコーナー等ではうって変わって真面目にリスナーからの相談に乗り、相談内容によっては得意不得意が分かれたが、日高なりに回答を導き出そうと言う姿勢が色濃く出ていた。
    • ちなみに開始初期には、リスナーからの悩み相談や努力根性自慢のハガキを読んだ後、トップをねらえ!で自ら演じたタカヤノリコ風に熱い口調でそれに答える(「アタックNo.1」風に涙声で、などのバリエーションもあり)と言うコーナーもあった。
    • 番組の最後では「没エイド」や「お名前エイド」で出来るだけ多くのハガキを読む配慮を見せ、多くのリスナーの心を打った。はい金第一回からアロマ最終回まで一貫して続いた唯一のコーナーでもあった。
    • リスナー層の幅の広さも特筆に値し、下は小学生から上は60~70代の高齢リスナーも存在していた。特に後者の中には常連と呼ばれるほどの採用率では無かったが、いざ登場した時の存在感は絶大だった者もいた。他にも親子リスナーも少なくなく、マニア向け番組とは一線を画した番組であった事が伺える。
各番組との交流(喧嘩?)伝説
  • 『はいぱぁ』時代は各曜日との交流が盛んで、各パーソナリティーが別の曜日にゲスト出演するのは日常茶飯事であり、日高も他曜日パーソナリティーをネタにする事も多かった。
  • 当時KBS京都ラジオ日曜深夜に放送されていた森脇健児青春ベジタブルにて、森脇が日高の事を馬鹿にする発言を行い、それを知った日高が激怒して自分の番組内で森脇に対して猛反撃、その結果、森脇が自分の番組内で謝罪する事態に追い込まれた。
  • 「はい金」のすぐ後に放送されていた大学受験生向け番組のメインパーソナリティーをしていた当時予備校講師(後に独立して私塾を開いた)の名塩匡(一時期、名塩忠士名義に)や平野賢一アナ(当時)とも絡み合い、一時は名塩が東京のスタジオまで頻繁に遊びに行っていた時期もあった。また、1991年7月26日放送のKBS京都テレビの夜のニュース番組「エリアジャーナル」に日高が翌日からの舞台「The Star Spangled Girl」の告知の為にゲスト出演、キャスターを務めていた平野アナ(当時)のアイドルマニアぶりが暴露されるなどした。なお、このゲストコーナーが終わってすぐKBS京都本社内のラジオスタジオに移動して「はい金」の放送を行っていた。
  • 当時KBS京都ラジオ土曜昼に放送されていたベストヒット歌謡曲にバナナフリッターズの曲をリクエストして第一位に!と言う企画が展開され、結果第一位に輝いた事もあったが、当時メインパーソナリティーを務めていた滝トールは内心不快感を隠せない様子で、それ以来、日高との関係は余り良くない様子であった。
  • 毎日放送の深夜番組テレビのツボで一世を風靡していたぜんじろうラジオ関西の日曜深夜番組ぜんじろうの真夜なかん!かん!での日高の事を挑発(?)する発言がリスナーによって発覚した後、その弁明かどうかは定かではないがテレビのツボ生放送開始前に彼がはい金内の電話コーナーで登場、その際に変声機をかけても独特の喋り口調ですぐに見破られてしまっていた。
  • 『はいぱぁ』月曜時代の話であるが、阪神淡路大震災が起こった1995年春には1時間の特番が放送され、日高も何度かゲスト出演をしていた、被災地の地元放送局ラジオ関西の名物アニラジ青春ラジメニアのメインパーソナリティー・岩崎和夫アナ(当時)が電話出演していた。その岩崎アナ(当時)は後述の『アロマチックナイト』最終回当日のファイナルイベントにも駆け付けていたが、既に会場内への入場も出来ない状態であった。その後の仕切り直し分にも多忙の合間を縫って駆け付けていた。
その他
  • 月に一度「どすどすデー」と銘打って「おたがき(=おはがき、の言い間違いを強引に番組用語化)」を読みまくった(番組最後の没エイド&お名前エイド分を含めて約200枚近く読んだ週もあった)。
  • また日高自身の歌の作編曲に関わり、ライブツアーのメンバーでもあったキーボード奏者の岸村正実などを迎えて生歌を披露し、そこからリスナー作詞で岸村作曲のオリジナル曲『墓穴掘りだよ人生は』を制作して歌う(この曲は未だCD化されていない)、の企画を展開していた(その企画は、はい月時代まで続いた)。
  • 放送当時のライブで「へそだしルック」に挑戦した所、参加したリスナーから「胃出しルックに見えた」と喧嘩上等の指摘ハガキが送りつけられたが、日高がそれを敢えて番組内で読んで以来「肉ぷよ」キャラを前面に押し出すと言う暴挙寸前の芸当に出て、リスナーを唖然とさせた。転んでもただでは起きないしたたかさを示す強烈なエピソードの最たる例として語り継がれている。
  • 長らく未婚だった事をリスナーから馬鹿にされ続けていたが、1992年8月28日放送分(この日は通算150回記念)にて、同日発売の日刊スポーツに三十路突入寸前に入籍をすっぱ抜かれた事を当日ゲストに来ていた山寺宏一関俊彦の前で公表する羽目に。
  • ハワイでの挙式の為に同年10月23日の放送は杉原徹林原めぐみが代打で担当する事になっていたが、林原本人へその連絡が届いていなかったが為にその当日は杉原が慌てふためきながら単独で放送する羽目になり、翌週分は帰国した日高と共に三人で謝罪しながらの放送となった。
  • 東芝日曜劇場に出演した事がきっかけで高飛車女優「エリザベス=ハーラー=プリリン=ノリコ(通称ベス。この名は開始後暫くして付けられた)」になり切る「女優のコーナー」を開始。その当時、番組を取材した記者を「見てはならないものを見てしまった気がする」とまで言わしめ、また、このコーナーを展開していた途中まではゲストの目の前で公然とやってのけ、相手を呆気に取らせる事も度々であった。ボイスアニメージュ創刊号での同番組取材記事にて、女優のコーナー内でハガキを読む時の日高の写真が掲載されたが、ベスになり切っている表情は圧巻である。
日高のり子のはいぱぁナイト月曜日
  • 1995年4月3日1996年3月26日(全50回)
    • 1995年春にKBS京都会社更生法の適用に至り、同局の深夜生番組体制の縮小が始まった事から、はい金枠終了と共に月曜へ異動。1995年初秋に番組内で懐妊を発表、翌年初冬に出産を控えて一時降板(その間は山寺宏一杉原徹沢田聖子等が代打を勤めた)。1996年3月一杯をもって「はいぱぁ」終了が決まった為、日高は予定よりも復帰を繰り上げて「はい月」最終回に登場。
    • この頃から、はいぱぁ枠自体の縮小の影響や(この時点で近い将来に『はいぱぁ』枠自体の終了が既定路線となっていた感が強い)、番組途中で自身の懐妊もあってか、金曜時代よりパワーダウンの傾向が見られた、と言う指摘もある。
日高のり子のアロマチックナイト(ハイヤングKYOTO月曜日)
  • 1996年4月1日1997年9月29日(全78回)
    • はいぱぁ終了後に始まったハイヤングKYOTO (第二期)の月曜を引き続き担当。
    • その開始半年後に日高と共に残留していた水曜担当の杉原徹の離脱により、孤軍奮闘の状態で新『ハイヤン』全曜日の中でも断トツの聴取率を誇ったにも関わらず、KBS京都の経営環境が依然として厳しい中で1997年9月一杯をもって新『ハイヤン』東京制作枠全廃を理由に終了が決定。
    • 最終回当日に開催されたファイナルイベントに駆け付けたリスナーは何と三千人以上(会場となった京都・四条河原町のナムコワンダータワー京都店から行列が南北に広がり、南は鴨川まで行列が続いたと言われている)、会場周囲の歩道が歩行不能状態に陥った事から警察が駆け付ける事態になり、敢え無く中止に追い込まれる。翌日の京都新聞にもその件に関する記事が掲載された。
    • そのリベンジとして最終回放送から約一ヵ月後、その年の年末の特番(「日高のり子のアロマチックウィンターナイト」)の公開録音を兼ねた仕切り直しのファイナルイベントが円山公園で開かれ、ほぼ満席の3500人近くのリスナーで埋められた。イベント終了後に参加者全員との握手会が開かれた。13:00スタートのイベントの準備を5:00から始めていた。
    • 日高が去った後のKBS京都の自社製作深夜生番組は、新しい強力な看板パーソナリティーを育てられぬまま迷走を続け、AMラジオ業界自体の衰退も重なって、遂には2005年9月をもってそれ自体が完全に消滅する事態へと追い込まれた。
    • 今やバブル崩壊やラジオ業界自体の衰退など社会情勢の変化や、番組自体や日高本人の異色の経歴に加え、番組終了後に長男の子育て等から家庭優先の姿勢へと変化して行った事、などから今や再現不可能な要素が余りにも多いゆえに、この8年間を伝説の番組と呼ぶかつてのリスナーが今なお少なくない。

[編集] 舞台

[編集] CDアルバム

  • 南の青春
  • 南風に吹かれて
  • パーソナル
  • Touch in Memory<浅倉南>
  • パーソナル2
  • 日高のり子BEST
  • お宝ソングブック
  • パラダイス
  • MEGA BABE
  • Breath of air
  • KAZUMI<遠藤一美>
  • NONKO
  • タイムカプセル

[編集] CDシングル

  • あなたが宇宙 ~BY MY SIDE~
  • 私だって<遠藤一美>
  • BE NATURAL/女神がくれた一秒
  • 未来(あした)への翼/虹の彼方

[編集] 書籍

  • のんこ(主婦の友社 ISBN:4072256676)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

他の言語
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