サクラ大戦
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サクラ大戦 | |
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プラットフォーム | セガサターン Windows 95/98 Windows Me/2000/XP ドリームキャスト |
発売元 | セガ 大新資訊(PC中国語) |
発売日 | 1996年9月27日(SS) 2000年5月25日(DC) 2001年8月18日(PC中国語) 2002年1月17日(DC-MEM) 2003年3月20日(PC-XP) |
ジャンル | ドラマチックアドベンチャー |
レイティング | 不明 |
名前変更 | 不可 |
エンディング数 | 6 |
セーブファイル数 | |
メディア | CD-ROM(SS,PC) GD-ROM(DC) |
画面サイズ | 640x480 High Color |
BGM再生方式 | |
キャラクターボイス | 部分 |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | なし |
メッセージスキップ | なし |
オートモード | なし |
『サクラ大戦』(さくらたいせん)は、1996年9月27日にセガよりセガサターン用ソフトとして発売されたドラマチックアドベンチャーゲーム。後にゲームのみではなくアニメや舞台といったメディアミックス作品として発展することとなった「サクラ大戦シリーズ」の第1作である。
Windowsパソコン用とドリームキャスト用として移植版が、プレイステーション2では『サクラ大戦 ~熱き血潮に~』というタイトルでリメイク版が発売されている。また、プレイステーション・ポータブルでは『サクラ大戦2』とのカップリング移植版が発売された。
目次 |
[編集] ストーリー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
時は太正十二年の日本。帝国海軍の士官学校を首席で卒業した新任少尉である大神一郎は、財界の大物である花小路伯爵より秘密部隊「帝国華撃団」隊長の任を受け、銀座の帝国華撃団本部へと出頭する。しかしそこは少女劇団「帝国歌劇団」が舞台に立つことで帝都東京でも有名な劇場「大帝国劇場」であった。
秘密部隊ではなく軍が運営する秘密舞台の雑用として呼んだという劇場支配人米田一基の言葉に落胆する大神であったが、劇場に突然鳴り響く警報音と共に状況は一変する。米田の言葉は大神を試すためのウソであり、この劇場こそが間違いなく帝国華撃団の総本部、そして平時は舞台に立つ歌劇団の少女たちは霊力を武器にして帝都の平和を乱す魔に立ち向かう秘密部隊「帝国華撃団」の隊員だった。大神一郎は個性豊かな6人の隊員たちを時には衝突しつつも一つの部隊としてまとめあげ、悪の組織「黒之巣会(くろのすかい)」へと立ち向かっていく。
[編集] 登場人物
詳しくはサクラ大戦シリーズの登場人物を参照のこと。
[編集] ゲームシステム
ゲーム全体は全10話からなるストーリーで構成されており、各話の終了時には次回予告ムービーが流れるなど、テレビアニメを意識した作りになっている。
各話は花組隊員達との会話を行うアドベンチャーパートと戦闘パートから構成され、中盤以降はそれぞれが複数回交互に繰り返される。また適時アイキャッチが挿入されデータセーブやパラーメーター確認などを行える。
またアドベンチャーパート中に特定条件を満たすことで遊ぶことのできるミニゲームが用意されている。
ゲームをクリアすると「帝劇の長い一日」モードが追加される。ここではゲーム本編中のムービー、イベントCG、BGM等を観賞できるほか、ミニゲームやゲーム内容に関するクイズなどを遊ぶことが出来る。ここでのミニゲームはゲーム本編中に比べて難易度が上昇しているがクリアすることで新たなCGを観賞することができる。
[編集] アドベンチャーパート
サクラ大戦シリーズにおいて特徴的なのはLIPS(Live & Interactive Picture System)と呼ばれる選択システムである。これは通常の選択肢に時間制限を加えた物で、表示された選択肢以外に時間切れという選択肢を選ぶことができる。通常10秒前後だが中には2~3秒と非常に短い物もあり、限られた時間の中で最適な選択肢を選ばなければならない。またシミュレーションパートでも特定条件によりイベントが発生しLIPSが登場する事がある。
隊員のパラメーターには各話開始時に初期化される信頼度とゲーム全体を通して累積していく恋愛度があり、会話選択肢により信頼度が増減し、信頼度が高いと攻撃力や防御力が補正され戦闘パートの難易度が変化する。また信頼度の増減が恋愛度にも反映され、ゲーム中盤で恋愛度上位3名の中からメインヒロインを選ぶイベントが発生し、以降のストーリーとエンディングが変化する。
アドベンチャーパート中には大帝国劇場を自由に移動する事ができるフリーイベントがあり、特定の移動先を選ぶ事により各隊員とのイベントが発生する。
[編集] 戦闘パート
正方形の升目とクォータービューによるオーソドックスなウォー・シミュレーションゲームシステムとなっている。ターン制を採用しておりあらかじめ決まった順番でユニットを動かしていく。
行動選択肢(コマンド)には移動、攻撃、防御、回復などがあり、さらに大神隊長のみのコマンドとして「かばう」がある、これは対象として選んだ隊員に対するあらゆる攻撃を無効化する事ができると同時にかばった隊員の信頼度を上げることができる。また各隊員の気力パラメーターが100に達すると必殺技を使うことができるようになる。気力はダメージを受けるか「ため」のコマンドを使うことにより増やす事が出来る。この必殺技は敵のボスキャラクターも使用してくる。
体力が0になった隊員は撤退となり、信頼度が大幅に減少する。大神隊長の場合はゲームオーバーとなり、戦闘パートをやり直す事となる。
[編集] ミニゲーム
- お掃除しちゃうぞ!
- さくらミニゲーム。強制縦スクロールの中でキャラクターを左右に移動させ障害物を避けながらゴールを目指す。
- 着替えまショウ
- アイリスミニゲーム。スロットマシーンによるお着替えゲーム。タイミングよくスロットを止めアイリスを正しく着替えさせなければならない。
- 帝都のトビウオ
- すみれミニゲーム。プールに浮かぶ機雷を避けてすみれを助ける。
- 料理でハラショー
- マリアミニゲーム。調味料の量を正しく記憶し、タイミングよくにんじんを切り、火加減を一定に保ちおいしい料理を完成させる。
- オー迷子゛ッド!
- カンナミニゲーム。迷子の子供を親の元へ正しく案内しなければならない。
- 花も嵐も
- 紅蘭ミニゲーム。花札遊びの一つであるこいこいで紅蘭と勝負する。
- ステキに射的
- 大神ミニゲーム。とにかく的を撃っていくシューティングゲーム。弾数制限はないので連射が鍵。
- こいこい大戦
- 「帝劇の長い1日」で遊ぶことが出来る。紅蘭のミニゲームであるこいこいを花組全員と行う。
[編集] スタッフ
- 原作:広井王子
- 脚本:あかほりさとる
- キャラクター原案:藤島康介
- キャラクターデザイン:松原秀典
- 音楽:田中公平
- OP:『檄! 帝国華撃団』
- 作詞:広井王子、作曲:田中公平、歌:横山智佐/帝国歌劇団
- ED:『花咲く乙女』
- 作詞:広井王子、作曲/編曲:田中公平、歌:帝国歌劇団
- OP:『檄! 帝国華撃団』
[編集] 外部リンク
サクラ大戦シリーズ | ||
【主要作品】 | サクラ大戦(血潮) - 君、死にたもうことなかれ(1&2) - 巴里は燃えているか - 恋せよ乙女 - COMPLETE BOX - V0荒野のサムライ娘 - さらば愛しき人よ | |
【関連作品】 | 花組対戦 - 花組通信 - 大神一郎奮闘記 - オンライン - GB - GB2 - ミステリアス巴里 | |
【映像作品】 | 桜華絢爛 - 轟華絢爛 - TV - 活動写真 - 神崎すみれ引退記念 - エコール・ド・巴里 - ル・ヌーヴォー・巴里 | |
【関連項目】 | 登場人物 - メカニック(霊子甲冑) - 年表 - 舞台ショウ - 漫画 - ケイタイクラブ - ドラマCD - 太正浪漫堂 | ■テンプレート(■ノート) |