日野駅 (東京都)
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日野駅(ひのえき)は、東京都日野市大坂上1丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
- 改札口は1ヵ所。
- ホームから改札口への通路の途中にトイレとJR東日本系列のコンビニエンスストア「NEWDAYS」がある。
- キヨスクは改札口を出てすぐのところにある。
- バリアフリー対応としては、エレベーター1基が設置されている。
- のりば
1 | ■■中央線 | 八王子・高尾・大月方面 |
2 | ■■中央線 | 立川・新宿・東京方面 |
[編集] 利用状況
- 日野自動車やコニカミノルタ、セイコーエプソン、スーパーアルプス、GE横河メディカル、横河フィールドエンジニアリング西関東支店などへの通勤や、実践女子大学、実践女子短期大学、東京都立日野台高等学校に通学する学生の利用が多い。
- 八王子や立川および東京都心方面への通勤通学や買い物客の利用が多い。
- 2005年度の1日平均乗車人員は26,857人である。
[編集] 駅周辺
- 日野市は、新選組副長・土方歳三の出身地として知られるが、六番組隊長の井上源三郎の出身地でもある。日野駅のホームから東の方に見える宝泉寺は井上家の菩提寺であり、源三郎もここに眠っている。また、生家も日野駅から歩いて5分ぐらいのところにあり、子孫が資料館を開設している。
- 甲州街道(国道20号)に面した改札口を抜け、右手(東側)へ甲州街道を行くと八坂神社がある。さらに進むと新選組を物心両面で支えた佐藤彦五郎家がある。ここは東京都内に唯一当時の建物の遺された本陣址である。現在駐車場になっている辺りに道場があって、近藤勇や土方歳三が剣の腕を磨いたと言われている。
- 改札口を出て左手(西側)に行くとバスターミナルがある。ここには京王電鉄バスと西東京バスが乗り入れ、日野市内および隣接する八王子市、立川市、国立市、府中市の各市内への路線バスが運行されている。
- マクドナルド、フレッシュネスバーガーの出店により、モスバーガーが2001年1月末で閉店。これに伴い、一番遅くまでやっているファーストフードがミスタードーナツとなってしまったが23時には閉店するので遅い時間に帰り着くとコーヒーの一杯も飲めない状況になった。また、北海道拓殖銀行の閉店、ファーストキッチンが閉店した後地に松屋が出店、駅脇のセブン-イレブンの出店に伴い、サンクス、ファミリーマートが閉店、マツモトキヨシの出店するなど、駅周辺は静かに微妙に変化を続けている。最近では日野駅の少し北にあるライオンズマンション近辺が変化してきている。
- 駅の南側すぐには中央高速の高架がある。さらに南の豊田駅寄りには鉄道総合研究所の4つある実験所のひとつである日野土木実験所がある。
- 銀行は現在みずほ銀行日野駅前支店(旧富士銀行店舗)のみがある。ちなみに同行の日野支店は隣の豊田駅の近くにある旧第一勧業銀行店舗。
- その他には、いなげや日野駅前店・栄町店(スーパー)、おおた(スーパー)、よむよむ(本屋・CD等レンタル店)、ウェルパーク(ドラッグストア)がある。
[編集] 歴史
- 駅北50mほどのところに用水路を跨ぐ小さな跨線橋がある。赤レンガを積んだ風情のあるものだが、これは甲武鉄道開業当時からのもの。ここで使われている煉瓦は日野煉瓦(現在は廃業)製のもの。ちなみに多摩川橋梁の橋脚にも同社製の煉瓦が用いられており、現在も上り線の立川寄りの橋脚に見ることができる。
- 民芸調の入母屋造りの駅舎だが、これはこの地が多摩の米蔵と称された日野でも「八丁田圃」と呼ばれる稲作地帯だったことによる。その田園風景との調和を考えたデザインとなっているため。
[編集] その他
昭和40年代の初めまで日野駅止まりの電車があった。歴史の項で触れた旧駅の機回し線を利用した折返し運転が可能だったからだ。しかしながら隣の豊田駅に隣接して当時東洋一の規模を誇った豊田電車区が開設され、それにともない豊田駅が改良されて始発駅となることでピリオドを打った。現在この折り返し線は三鷹方面から武蔵野線に入る回送列車や臨時列車が使用している。
また当駅の電報略号は『ヒノ』である
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
辰野支線(旧線) : 岡谷 - 川岸 - 辰野(>>飯田方面) - 信濃川島 - 小野 - 塩尻
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