武蔵小金井駅
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武蔵小金井駅(むさしこがねいえき)は、東京都小金井市本町六丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央線の駅である。
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[編集] 駅構造
- 2003年から2011年の予定で行われている中央線高架化工事の影響でしばしば変っている。
- 工事開始以前は2面3線(下り方面が単式)の地上駅であったが、北口が高架化された後、2003年9月28日に4面4線(北口のみ橋上駅)に変更という変則的な時期を経て、翌2004年7月から2面3線(上り線が単式)のホームを持つ駅となった。2007年春には下り線を高架に切り替える予定である。工事完成の暁には2面4線の高架駅となる予定である。
- 東西に伸びる駅ホームの東側に南北に小金井街道が通っていて開かずの踏切がある。2003年の中央線高架工事ミス並びにその後の踏切距離拡幅障害の時にはその様子が全国的に報じられた。
- 西側に車庫があり、当駅始発・終着の電車が運転されている。
- 2006年4月1日から駅開設80周年を記念し、小金井公園の桜にちなんだ『さくらさくら』が発車メロディとなった(翌1月14日までの予定だが、好評な場合は期間が延長される予定である)。また、柱に掲出されている駅名票の下には80周年のマークが掲出されている。
- 三角屋根が特徴の南口駅舎は停車場に昇格されて以来の、都内で原宿駅、国立駅に次ぐ古い木造建築であるが、高架化で近いうちに消える運命にある。
- 武蔵小金井駅のホームの変化を示すと、以下の様になる(なお、武蔵小金井駅の番線は南側から数えられている。)。
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- ~2003年9月27日 2・3番線が同じ面。2面3線
- 1番線 中央線 立川・八王子・高尾方面
- 2番線 中央線 主に上下線始発
- 3番線 中央線 新宿・東京方面
- 2003年9月28日~2004年7月18日 既存のホームの北側に相対式の3・4番線を新設、旧3番線を廃止。4面4線。
- 1番線 中央線 立川・八王子・高尾方面
- 2番線 中央線 主に下り始発
- 3番線 中央線 主に上り始発(新設)
- 4番線 中央線 新宿・東京方面(新設)
- 2004年7月19日~ 3番線と同じ面に線路を新設(新1番線)。旧1・2番線を廃止。番線を1つずつ繰り下げ。1・2番線が同じ面の2面3線に戻る。
- 1番線 中央線 立川・八王子・高尾方面(新設)
- 2番線 中央線 主に上下線始発(旧3番線)
- 3番線 中央線 新宿・東京方面(旧4番線)
[編集] のりば
1 | ■中央線(快速) | 立川・八王子・高尾方面 |
2 | ■中央線(快速) | 新宿・東京方面 (当駅発着の電車、特急や通勤特快の通過待ちを行う上り電車) |
3 | ■中央線(快速) | 新宿・東京方面 |
[編集] 利用状況
- 2005年度の1日平均乗車人員は54,798人である。
[編集] 駅周辺
駅の東側には、南北に小金井街道が走っており、駅東側の踏切で線路と直交する。中規模の商店街が続く。
北口はバスターミナルとなっており、多摩地区の各地と結ばれている。バスターミナルに面して大規模の商店がある。このバスターミナルから小金井街道までの道が都道135号線であり、バスターミナルから西に延びる道路は都道136号線である。
南口は小金井街道に面する広場に面している。南側には少し離れて連雀通りが東西に走る。この道に面して小金井市役所がある。またこの通りに面した市役所分庁舎の前に南口バスターミナルがある。
西には武蔵小金井電車区がある。その下を新小金井街道がくぐって線路と直交する。この道は、線路の南北で都道134号、都道136号と直交する。都道134号はその西で線路を横切り、都道136号を合流する。
小金井街道の踏切は開かずの踏切で社会問題になっていて、特に2003年9月の切り替え直後は横断距離も遮断時間も長くなり、テレビでもよく扱われた。しかし、これは2008年に完了予定の高架線化により解消され、南北の行き来がスムーズとなる。
南口再開発の一環で小金井市公会堂が2006年4月に取り壊されたが、その跡地にスーパー(イトーヨーカドー)や公共施設、マンションの複合ビルが建つ予定である(2006年11月起工)。
※上記5施設は徒歩移動は少々難があり、バスによる移動が至便。
- 小金井市役所
- 警視庁小金井警察署
- 東京消防庁小金井消防署
[編集] 路線バス
[編集] 南口(暫定)
- 1番のりば
- 2番のりば
[編集] 北口
- 0番のりば
- 京王バス中央 CoCoバス 北東部循環
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 4番のりば
- 5番のりば
- 京王電鉄バス・京王バス小金井 武41系統 桜上水・喜平橋経由 小平団地行(深夜バス運行)
- 6番のりば
- 京王電鉄バス・京王バス小金井 武31系統 中大付属高校行/中大循環
- 京王電鉄バス・京王バス小金井 中大付属高校行
- 7番のりば
- 8番のりば
[編集] 歴史
- 1924年(大正13年)4月4日 - 観桜のための仮乗降場として開業
- 1926年(大正15年)1月15日 - 停車場に昇格
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道発足
- 1959年(昭和34年)9月1日 - 武蔵小金井電車区を併設
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に継承
[編集] その他
- 当駅の電報略号は『ムコ』である。