新松田駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新松田駅(しんまつだえき)は、神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1356にある、小田急電鉄小田原線の駅である。
大部分の新宿からの急行はこの駅で列車の切り離しが行われるうえ、急行はこの駅を境に各駅停車に変化する編成とそうでない編成に分かれるので注意が必要である。なお、特急「あさぎり」はJR御殿場線の松田駅から発着する(運賃計算上は同一)。
目次 |
[編集] 駅構造
小田原方に折り返し引き上げ用のY線が設けられている。 新宿方の構内にJR東海御殿場線の松田駅に通じる連絡線があり、特急「あさぎり」がこれを通って御殿場線と直通運転している。
駅舎は開業当時(1927年)から1970年代後半まで、牧歌的かつ、歴史的建造物のギャンブレル屋根(よく鉄道ファンの間ではマンサード屋根と言われているが、本来マンサード屋根は寄棟屋根に近い形であり、切妻屋根に近い形の場合はギャンブレル屋根というのが正解である)の駅舎であった。現在、ギャンブレル屋根の駅舎の小田急線の駅は向ヶ丘遊園駅北口駅舎のみである。
[編集] のりば
- 海側(南側)から
1 | ■小田原線 | 待避線 | 小田原・(箱根登山線直通)箱根湯本方面 |
2 | ■小田原線 | 本線 | 小田原・(箱根登山線直通)箱根湯本方面 |
3 | ■小田原線 | 本線 | 本厚木・相模大野・町田・新宿・千代田線方面 |
4 | ■小田原線 | 待避線 | 本厚木・相模大野・町田・新宿・千代田線方面 |
[編集] 駅周辺
- 松田駅 - JR東海御殿場線
- 松田町役場
- 松田町民文化センター
- 松田町体育館
- 松田郵便局
- 松田惣領郵便局
- ヤオマサ
- 松田山ハーブガーデン
- 東名ハイウェイバス・小田急箱根高速バス松田バスストップ
- 神奈川県立足柄上病院
- 立花学園高校
以下は、この駅からバス利用。
[編集] 路線バス
- 新松田駅
[編集] 歴史
- 1927年4月1日 開業。「直通」の停車駅となる。(尚、「各駅停車」は、新宿駅~現在の向ヶ丘遊園駅である稲田登戸駅間のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。)
- 1927年10月15日 「急行」が登場し、停車駅となる。
- 1944年11月 大東亜戦争の戦況悪化に伴い、「急行」の運行が中止される。
- 1945年6月 従来、新宿駅~稲田登戸駅(現、向ヶ丘遊園駅)間のみの運行の「各駅停車」が全線で運行されることとなり、「各駅停車」の停車駅となる。(同時に、「直通」は廃止される。)
- 1946年10月1日 「準急」が登場し、停車駅となる。
- 1949年10月1日 「急行」が復活し、停車駅となる。
- 1955年3月25日 「通勤急行」が登場し、停車駅となる。
- 1955年10月 駅の北に御殿場線松田駅との間を結ぶ連絡線完成。
- 1960年3月25日 「通勤準急」が登場し、停車駅となる。
- 1966年 小田急ロマンスカー「さがみ」号の運行開始に伴い、同列車の停車駅となる。
- 1980年3月5日 新駅(二代目)舎が完成し、供用開始。なお、今まで使われていた初代駅舎は、向ヶ丘遊園に移設され、「鉄道資料館」の館舎となる。
- 2004年12月11日 「快速急行」、「区間準急」が登場し、停車駅となる。
[編集] 駅名の由来
駅所在地の地名「松田」から。JR御殿場線に松田駅があるため、「新松田」と名付けられた。尚、「松田」という地名は、寒川神社の祭祀料をまかなう「祭り田(まつりだ)」があったことに由来している。
[編集] 隣の駅
- 小田急電鉄
- 小田原線
- ■特急ロマンスカー
- 「はこね号」・「さがみ号」の一部列車停車駅
- ■快速急行・■急行(大部分)
- ■急行(本厚木以西各駅に停車する列車)・■準急・■各駅停車
- 渋沢駅 - 新松田駅 - 開成駅
- ■区間準急
- 渋沢駅 - 新松田駅
- ■特急ロマンスカー
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 神奈川県の鉄道駅 | 日本の鉄道駅 し | 小田急電鉄 | 鉄道駅関連のスタブ項目