玉川学園前駅
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玉川学園前駅(たまがわがくえんまええき)は、東京都町田市玉川学園二丁目にある小田急電鉄小田原線の駅である。
成城学園前駅と共に「××学園前駅」のはしりの一つである。玉川学園が駅を誘致して宅地開発を行い、その資金で学校建設を行うために開設された。
東西にある山の谷間に位置し、山は開発されて住宅地となっているため、周囲は急坂が多い。バス路線は駅西側から出ている。
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[編集] 駅構造
[編集] のりば
[編集] 駅周辺
新宿方面からくると、電車が玉川学園、玉川大学の中を走ってくるので、キャンパス風景が良く見える。薬師丸ひろ子が、それで気に入ってこの大学に入学したというのは有名な話。春は桜の名所になる。
駅の最寄には、幼稚園から大学までの玉川学園の他には、高級住宅地しかない。学者、文化人、芸術家の邸宅、キリスト教各派の教会が多い。遠藤周作、「のらくろ」の田河水泡(「サザエさん」の長谷川町子の師匠)らの邸宅もあることでも知られている。これは、玉川学園がこのあたり一体を手に入れ、文教都市をつくるために共鳴してくれる学者、文化人などに土地を販売しながら、その初期の運営資金を捻出したため。現在も大学の教職員、元教員やその親族、卒業生が多く住む。
駅のすぐ北東には広大な玉川学園があるため、線路と平行単純に鶴川駅方面へ行く道はない。駅東西および南には線路と平行に走る道があり、商店街となっている。大学が高台にあるため、駅と商店街は玉川大学の学生たちからは「学園下」と呼ばれている。
また、文教地区である駅周辺地域にはパチンコ店等の風俗営業店が無い。
[編集] バス路線
バスの運行は、町田市から委託された小田急バスと神奈川中央交通の2社が執り行っている。尚、バス停は、駅北口にある。また、「降車専用バス停」も設置されている。
[編集] のりば
- 小田急 『玉川学園コミュニティバス』「玉川学園西部~北部循環」
- 小田急 『玉川学園コミュニティバス』町田五小・さくらんぼホール経由「玉川学園西部~北部循環」
- 小田急 『玉川学園コミュニティバス』・「有楽入口」行
- 神奈中 [町03] 町田バスセンター 行(平日午前2本、土休日運休の免許維持路線)
[編集] 歴史
- 1929年4月1日 開業。「直通」の停車駅となる。(尚、「各駅停車」は、新宿駅~現在の向ヶ丘遊園駅である稲田登戸駅間のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。)
- 1945年6月従来、新宿駅~稲田登戸駅(現、向ヶ丘遊園駅)間のみの運行の「各駅停車」が全線で運行されることとなり、「各駅停車」の停車駅となる。(同時に、「直通」は廃止される。)
- 1946年10月1日 「準急」が登場し、停車駅となる。
- 1948年9月 「桜準急」が登場し、停車駅となる。
- 1960年3月25日 「通勤準急」が登場し、停車駅となる。
- 2004年12月11日 「区間準急」が登場し、停車駅となる。
[編集] 駅名の由来
成城学園の主事であった小原國芳が「玉川学園」を開学した際に、小田急に駅を設置することを要請したことから、「玉川学園前」と名づけられる。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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