全日本大学駅伝対校選手権大会
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全日本大学駅伝対校選手権大会(ぜんにほんだいがくえきでんたいこうせんしゅけんたいかい)とは、毎年、11月に開かれる大学駅伝チームとしての日本一のタイトルを競う駅伝の大会。 日本の男子大学3大駅伝競走(出雲と箱根の間の第2戦目)のひとつである。
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[編集] 概要
愛知県名古屋市熱田区の熱田神宮西門前から、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの間の8区間106.8kmで争われる。毎年11月の初旬ごろに行われ、2006年で38回目を数え、優勝校には、秩父宮賜杯が贈られる。
主催は、日本学生陸上競技連合の他に朝日新聞社・テレビ朝日・名古屋テレビ放送の4団体。
[編集] 特徴
コースは全8区間・106.8km(詳細は後述のコース&その区間の特徴を参照)。大会の名称通り、駅伝日本一を決める大会ではあるが、ここ10年ほどは箱根駅伝の影響もあってか、関東地区の大学が上位を占めている。逆に他地区の大学は中盤以降は差をつけられる事が多い。
尚、第35回から積水ハウスが協賛しており、過去にはオリコが協賛スポンサーとなっていた。
[編集] 出場資格
各地区学連が地区定数に応じたチーム数を日本学生陸上競技連合に推薦する形で行なう。その推薦校の決定には、実質的には各地区での選考会又は代表決定予選を行なった結果で行なわれるが、その選考方法は各学連に一任されており、学連によってその方法は様々(駅伝・長距離ロードレースなど)であり、年次によっても変遷を重ねてきている。また、最下位のチーム又は棄権したチームを出した地区は翌年の出場枠を1つ減らされる(出場枠1の地区は除く)。
さらにそれらの各地区学連代表に加えて、前回大会の上位入賞6位までをシード校とし、その中で参加を希望するチームにも参加資格を与える(シード制)。シード制は2000年の大会結果から適用が開始され、2001年の大会出場資格から導入された。
[編集] 代表枠数の変遷
- 1970年度 1月下旬に第1回大会を実施。代表枠は、北海道1、東北1、関東6、北信越1、東海3、関西4、中四国1、九州3の20代表制
- 1988年度 関東を3枠増 6校→9校に変更し23代表制に。また大会開催時期を年越しの1月下旬から11月初旬に変更
- 1990年度 代表枠に前年度成績による変動制を導入。1枠地区を除いた複数枠地区の代表の中で最下位が出た地区は次回に基本定数から1枠減とし他地区(基本的は前年度減枠地区を復活させる)に割り当てる。本年度大会結果により次年度の代表枠から適用。またIVY選抜の招待(オープン参加)を開始。
- 1991年度 前年結果により九州が3校→2校、中四国が1校→2校へ。
- 1992年度 前年結果により関西が4校→3校、九州が2校→3校へ復帰。
- 1993年度 前年結果により東海が3校→2校、関西が3校→4校へ復帰。
- 1994年度 前年結果により九州が3校→2校、東海が2校→3校へ復帰。
- 1995年度 前年結果により九州が2校のまま据え置き
- 1996年度 前年結果により関西が4校→3校、九州が2校→3校へ復帰。
- 1997年度 前年結果により東海が3校→2校、関西が3校→4校へ復帰。
- 1998年度 前年結果により関西が4校→3校、東海が2校→3校へ復帰。IVY選抜招待を廃止
- 1999年度 前年結果により東海が3校→2校、関西が3校→4校へ復帰。関東を2校増枠し9校→11校とし25代表制に。
- 2000年度 前年結果により関西が4校→3校、東海が2校→3校へ復帰。
- 2001年度 前年結果により九州が3校→2校、基本定数を変更し関西を3校、関東を6校とする。また前年度大会の上位6校をシード校として出場権を与える制度を本年から導入。
- 2002年度 前年結果により関西が3校→2校、九州が2校→3校へ復帰。
- 2003年度 前年結果により東海が3校→2校、関西が2校→3校へ復帰。
- 2004年度 前年結果により関東が6校→5校(シード校は除く)、基本定数を変更。東海を3校→2校、東北を1校→2校とする。
- 2005年度 シード6校を除く各地区基本定数を見直し。北海道1、東北2、関東7、北信越1、東海1、関西4、中四国2、九州1とする。
- 2006年度 前年結果により東北が2校→1校、九州が1校→2校へ。東海学連選抜がオープン参加で出場。
- 2005年度の基本定数見直しにより、当初は2006年度の定数変更は行わないとしていたが、実際には、(1枠地区を除いた複数枠地区で)前年最下位の東北が1枠減となり、前年地区代表最上位(関東を除く)の九州が1枠増となった。
[編集] 歴代出場校順位成績
年度 | 回 | 優勝校 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 | 21位 | 22位 | 23位 | 24位 | 25位 |
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1970年 | 1 | 日本体育大学 | 福岡 | 日大 | 大東 | 中京 | 大商 | 大体 | 九産 | 同大 | 東農 | 九国 | 広島 | 東学 | 名大 | 愛院 | 北大 | 東理 | 甲南 | 明学 | 東経 | |||||
1971年 | 2 | 日本体育大学 | 国士 | 日大 | 中京 | 福岡 | 大東 | 専修 | 大体 | 大商 | 九産 | 島根 | 北大 | 名城 | 名大 | 熊商 | 甲南 | 神戸 | 秋田 | 東経 | 信州 | |||||
1972年 | 3 | 日本体育大学 | 順大 | 日大 | 大東 | 福岡 | 専修 | 中京 | 国士 | 大体 | 大商 | 九産 | 島根 | 九国 | 北大 | 愛教 | 名大 | 秋田 | 岐阜 | 神戸 | 信州 | |||||
1973年 | 4 | 大東文化大学 | 中京 | 国士 | 東洋 | 日体 | 福岡 | 東農 | 専修 | 大体 | 京産 | 九産 | 大商 | 九国 | 島根 | 名大 | 愛教 | 京大 | 金沢 | 仙台 | 北園 | |||||
1974年 | 5 | 大東文化大学 | 東農 | 東洋 | 中京 | 中央 | 日大 | 福岡 | 日体 | 京産 | 大体 | 九産 | 九国 | 大商 | 愛教 | 立命 | 北大 | 名大 | 金沢 | 島根 | 東院 | |||||
1975年 | 6 | 大東文化大学 | 東農 | 日体 | 国士 | 福岡 | 日大 | 中京 | 九産 | 東洋 | 大体 | 京産 | 九国 | 東院 | 愛教 | 名商 | 大商 | 高知 | 関学 | 金沢 | 北大 | |||||
1976年 | 7 | 大東文化大学 | 東農 | 日体 | 日大 | 駒澤 | 中京 | 東洋 | 福岡 | 九産 | 京産 | 大体 | 九国 | 東院 | 大商 | 愛教 | 同大 | 名商 | 広島 | 金工 | 酪農 | |||||
1977年 | 8 | 日本体育大学 | 東農 | 日大 | 大東 | 九産 | 順大 | 東洋 | 中京 | 福岡 | 京産 | 大商 | 大体 | 琉球 | 仙台 | 関大 | 高知 | 愛教 | 北大 | 金工 | 【名商】 | |||||
1978年 | 9 | 日本体育大学 | 順大 | 東農 | 大東 | 中京 | 東海 | 九産 | 中央 | 京産 | 大体 | 福岡 | 鹿大 | 広島 | 近大 | 大商 | 東院 | 愛教 | 北大 | 岐阜 | 金工 | |||||
1979年 | 10 | 福岡大学 | 順大 | 日体 | 日大 | 大東 | 東農 | 九産 | 中京 | 京産 | 大体 | 国士 | 鹿大 | 大経 | 大商 | 東院 | 山口 | 名大 | 愛教 | 北大 | 金工 | |||||
1980年 | 11 | 日本体育大学 | 福岡 | 中京 | 大東 | 東農 | 筑波 | 京産 | 九産 | 専修 | 東海 | 京教 | 鹿大 | 立命 | 大体 | 名大 | 仙台 | 北大 | 広島 | 岐阜 | 金工 | |||||
1981年 | 12 | 福岡大学 | 日体 | 中京 | 大東 | 日大 | 筑波 | 東農 | 京産 | 専修 | 大体 | 大経 | 徳山 | 熊商 | 大商 | 鹿大 | 岐阜 | 名大 | 信州 | 東院 | 北大 | |||||
1982年 | 13 | 福岡大学 | 日大 | 筑波 | 大東 | 中京 | 日体 | 専修 | 東洋 | 九産 | 大体 | 京産 | 大経 | 鹿大 | 京教 | 徳山 | 信州 | 名商 | 東院 | 名城 | 北大 | |||||
1983年 | 14 | 日本体育大学 | 大東 | 福岡 | 中京 | 日大 | 筑波 | 東海 | 京産 | 大体 | 東洋 | 鹿大 | 九産 | 大経 | 徳山 | 東院 | 京教 | 愛教 | 信州 | 愛院 | 北大 | |||||
1984年 | 15 | 大東文化大学 | 専修 | 福岡 | 筑波 | 中京 | 東海 | 日体 | 京産 | 東農 | 立命 | 九産 | 鹿大 | 大体 | 徳山 | 大経 | 東院 | 愛教 | 中部 | 北大 | 金沢 | |||||
1985年 | 16 | 日本体育大学 | 東農 | 大東 | 福岡 | 日大 | 専修 | 九産 | 中京 | 京産 | 東院 | 中央 | 立命 | 大体 | 鹿大 | 大経 | 愛教 | 徳山 | 北大 | 中部 | 新潟 | |||||
1986年 | 17 | 京都産業大学 | 日大 | 日体 | 専修 | 福岡 | 九産 | 国士 | 東農 | 大体 | 中京 | 東院 | 大経 | 徳山 | 九国 | 関大 | 愛教 | 中部 | 北大 | 大東 | 新潟 | |||||
1987年 | 18 | 日本体育大学 | 京産 | 日大 | 専修 | 福岡 | 大東 | 東海 | 東洋 | 中京 | 大体 | 九産 | 関大 | 大経 | 久大 | 仙台 | 名商 | 徳山 | 新潟/北大 | 中部 | ||||||
1988年1月 | 19 | 日本体育大学 | 日大 | 大東 | 京産 | 福岡 | 国士 | 大体 | 山学 | 東海 | 大経 | 中京 | 立命 | 沖国 | 山形 | 徳山 | 中部 | 九州 | 新潟 | 名商 | 北大 | |||||
1988年11月 | 20 | 日本体育大学 | 順大 | 日大 | 中央 | 京産 | 大東 | 東農 | 国士 | 東海 | 山学 | 大体 | 中京 | 立命 | 福岡 | 大経 | 八幡 | 徳山 | 東学 | 名商 | 久大 | 新潟 | 名大 | 北大 | ||
1989年 | 21 | 大東文化大学 | 日大 | 山学 | 中央 | 順大 | 東農 | 京産 | 専修 | 東海 | 中京 | 日体 | 大経 | 立命 | 福岡 | 名商 | 大体 | 新潟 | 久大 | 沖国 | 東学 | 中部 | 北教 | 徳山 | ||
1990年 | 22 | 大東文化大学 | 山学 | 日大 | 中央 | 日体 | 東海 | 京産 | 国士 | 専修 | 中京 | 亜大 | 名商 | 大経 | 福岡 | 徳山 | 立命 | 同大 | 鹿体 | 愛工 | (九国) | 福工 | 秋経 | 札学 | ||
1991年 | 23 | 日本大学 | 山学 | 大東 | 京産 | 中央 | 東農 | 専修 | 東海 | 日体 | 鹿体 | 亜大 | 名商 | 愛工 | 広経 | 大体 | 福岡 | 中京 | 大経 | 岡理 | (立命) | 札学 | 東北 | 福工 | ||
1992年 | 24 | 早稲田大学 | 山学 | 日大 | 専修 | 順大 | 中央 | 東農 | 京産 | 東洋 | 大東 | 鹿体 | 徳山 | 広経 | 福岡 | 名商 | 大経 | 関学 | 愛工 | 久大 | (中京) | 札学 | 福工 | 東北 | ||
1993年 | 25 | 早稲田大学 | 中央 | 日大 | 山学 | 京産 | 駒澤 | 東洋 | 日体 | 大東 | 広経 | 徳山 | 亜大 | 大体 | 関大 | 立命 | 名商 | 愛工 | 鹿体 | 札学 | 福岡 | 福工 | (沖国) | 東北 | ||
1994年 | 26 | 早稲田大学 | 山学 | 中央 | 日大 | 京産 | 神大 | 広経 | 東海 | 法政 | 日体 | 亜大 | 徳山 | 名商 | 関大 | 鹿体 | 中京 | 愛工 | 大経 | 札学 | 大体 | 福工 | (福岡) | 東北 | ||
1995年 | 27 | 早稲田大学 | 中央 | 山学 | 神大 | 法政 | 大東 | 京産 | 亜大 | 東海 | 広経 | 関大 | 日体 | 徳山 | 名商 | 鹿体 | 一工 | 愛工 | 中京 | 近大 | (龍谷) | 福工 | 東北 | 札学 | ||
1996年 | 28 | 神奈川大学 | 山学 | 京産 | 早大 | 順大 | 亜大 | 東洋 | 駒澤 | 中央 | 東海 | 広経 | 徳山 | 鹿体 | 名商 | 一工 | 立命 | 愛工 | 近大 | 福岡 | 山形 | (中京) | 福工 | 札学 | ||
1997年 | 29 | 神奈川大学 | 山学 | 早大 | 駒澤 | 拓殖 | 順大 | 京産 | 大東 | 東海 | 中央 | 広経 | 一工 | 鹿体 | 徳山 | 立命 | 近大 | 名商 | 愛工 | 福岡 | (大経) | 山形 | 福工 | 北大 | ||
1998年 | 30 | 駒澤大学 | 山学 | 拓殖 | 神大 | 中央 | 京産 | 東海 | 順大 | 早大 | 一工 | 大東 | 広経 | 鹿体 | 名商 | 福岡 | 龍谷 | 奈産 | 名大 | 徳山 | (中京) | 仙台 | 札学 | 福工 | ||
1999年 | 31 | 駒澤大学 | 山学 | 順大 | 中央 | 京産 | 神大 | 東海 | 拓殖 | 早大 | 大東 | 日大 | 法政 | 一工 | 鹿体 | 広経 | 名商 | 関大 | 徳山 | 近大 | 福岡 | 四日市 | (大院) | 信州 | 仙台 | 札学 |
2000年 | 32 | 順天堂大学 | 駒澤 | 大東 | 山学 | 日大 | 神大 | 中央 | 法政 | 東海 | 京産 | 早大 | 鹿体 | 一工 | 拓殖 | 四日市 | 広経 | 徳山 | 名商 | 関大 | 愛工 | 近大 | 仙台 | (福岡) | 札学 | 金経 |
2001年 | 33 | 駒澤大学 | 山学 | 順大 | 中央 | 法政 | 早大 | 大東 | 日大 | 神大 | 帝京 | 京産 | 専修 | 拓殖 | 徳山 | 愛工 | 一工 | 広経 | 名大 | 福岡 | 立命 | 四日市 | (関大) | 札学 | 金経 | 仙台 |
2002年 | 34 | 駒澤大学 | 山学 | 日大 | 大東 | 東洋 | 早大 | 中央 | 順大 | 法政 | 東海 | 京産 | 神大 | 一工 | 徳山 | 帝京 | 立命 | 四日市 | 愛工 | 鹿体 | 広経 | 福岡 | (名商) | 東院 | 信州 | 札学 |
2003年 | 35 | 東海大学 | 大東 | 山学 | 駒澤 | 日体 | 中学 | 日大 | 法政 | 東洋 | 京産 | 拓殖 | 立命 | 國学 | 徳山 | 広経 | 一工 | 大体 | 東福 | 福岡 | 四日市 | 愛工 | 高法 | 北教 | 鹿体 | 【早大】 |
2004年 | 36 | 駒澤大学 | 日大 | 中央 | 山学 | 順大 | 日体 | 神大 | 東海 | 大東 | 亜大 | 京産 | 立命 | 中院 | 徳山 | 東福 | 一工 | 広経 | 東北 | 四日市 | 大体 | 福岡 | 名大 | 高法 | (鹿体) | 札学 |
2005年 | 37 | 日本大学 | 中央 | 駒澤 | 山学 | 日体 | 大東 | 神大 | 東洋 | 中院 | 一工 | 亜大 | 京産 | 法政 | 順大 | 専修 | 立命 | 徳山 | 広経 | 近大 | 大体 | 四日市 | 東福 | (東院) | 高法 | 札学 |
2006年 | 38 | 駒澤大学 | 日大 | 中央 | 順大 | 山学 | 日体 | 亜大 | 東洋 | 一工 | 城西 | 大東 | 神大 | 明大 | 立命 | 國学 | 京産 | 日文 | 徳山 | 近大 | 四日市 | 奈産 | (広経) | 東福 | 高法 | 札学 |
年度 | 回 | 優勝校 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 | 19位 | 20位 | 21位 | 22位 | 23位 | 24位 | 25位 |
※1990年以降の()付き校名は、次年度での地区代表枠数削減の対象になる成績校(1枠代表地区を除く最下位)。
※【 】付き校名は、途中棄権により順位なし ボールド体の校名は次大会でのシード出場権獲得校
※略称解説
- 日大→日本大、大東→大東文化大、大商→大阪商業大、大体→大阪体育大、九産→九州産業大、同大→同志社大、東農→東京農業大、九国→九州国際大、東学→東京学芸大、名大→名古屋大、愛院→愛知学院大、北大→北海道大、東理→東京理科大、明学→明治学院大、東経→東京経済大、国士→国士舘大、熊商→熊本商科大、順大→順天堂大、愛教→愛知教育大、京大→京都大、北園→北海学園大、日体→日本体育大、名商→名古屋商科大、東院→東北学院大、京産→京都産業大、関学→関西学院大、金工→金沢工業大、酪農→酪農学園大、鹿大→鹿児島大、近大→近畿大、大経→大阪経済大、立命→立命館大、京教→京都教育大、久大→久留米大、関大→関西大、沖国→沖縄国際大、山学→山梨学院大、北教→北海道教育大、亜大→亜細亜大、神大→神奈川大、岡理→岡山理科大、愛工→愛知工業大、鹿体→鹿屋体育大、秋経→秋田経済法科大、早大→早稲田大、広経→広島経済大、福工→福井工業大、札学→札幌学院大、一工→第一工業大、大院→大阪学院大、金経→金沢経済大、東福→東北福祉大、高法→高岡法科大、國学→国学院大、中院→中央学院大、城西→城西大、明大→明治大、日文→日本文理大
- 創設当時は関東学生陸上競技連盟が反対した経緯もあって、関東地区の出場枠が制限されていた。早稲田大学や中央大学など箱根駅伝では「名門」とも称されるような大学がこの駅伝では比較的出場歴が浅いことはこのことが影響しているとも思われる。
[編集] 本番までの流れと区間エントリーの方法
[編集] コースの特徴
(スタート)熱田神宮西門前→(ゴール)伊勢神宮内宮宇治橋前 全8区間・106.8km
- 前半は橋などによる小刻みなアップダウンが多く、後半はほぼフラットなコース。長・短距離を絡めた区間設定のため、他の大会と比べると選手層の豊富さが求められる。
[編集] 1区(14.6km)
熱田神宮西門前(名古屋市熱田区・国道19号線本線上)→(国道23号線)→(庄内新川橋)→弥富中継所(弥富市筏川橋西詰)
- 熱田神宮前を8:10に一斉スタートした後、名古屋市内のビル群から抜け、名四国道をひたすら西へと向かう。筏川橋をわたれば、すぐに弥富中継所が見えてくる。
- 朝早くスタートする為に寒さとの勝負でもある第1区。此処で躓いてしまうと後々、大きく響く区間。
- 区間を通して名古屋港付近に架かる橋を多数通過するため、小刻みなアップダウンが多いのが特徴。これを如何に利用し、スタートダッシュをかけられるかが勝負の分かれ目。
[編集] 2区(13.2km)
弥富中継所→(木曽川大橋)→(長島温泉)→(揖斐長良大橋)→(伊勢湾岸道みえ川越IC)→川越中継所(三重県三重郡川越町高松)
- 前半に木曽川大橋と揖斐長良大橋の2つの大きな橋を渡る。海からの海風さえ激しく吹かなければ、走りやすい区間である。渡る前後にアップダウンが待ち構えている。
- 13.2kmと距離はやや短めながら、エース級選手の投入が多く見られる区間でもある。これは、近年顕著な駅伝のスピード化によって、2区の重要性が高まってきたため。1区でつまずいたチームはここでペースを取り戻すことが必要。
[編集] 3区(9.5km)
川越中継所→(四日市ドーム)→(四日市競輪場前)→(四日市コンビナート地帯)→四日市中継所(四日市市六呂見町)
- スピード区間とも言われる3区は最も距離が短い9.5km。小刻みなアップダウンが続く中、いかに2区までの勢いを保って4区につなげられるかが勝負の鍵。
- また後続にとっては繰り上げスタートも気になりだす。鈴鹿中継所までは先頭通過から10分経つと、選手の到着を待たずに一斉繰上げスタートとなる。これは交通量が多い国道23号線の交通事情のための措置。
[編集] 4区(14.0㎞)
四日市中継所→(鈴鹿大橋)→(林崎町)→(近鉄鈴鹿線高架)→鈴鹿中継所(鈴鹿市寺家町)
- 大会通じて3番目に長い4区も、実力あるランナーが集う「準エース」区間。上位陣はここで流れを固めて、この先5・6・7区のつなぎ区間につなげたい。
- このあたりまで来ると、周りには豊かな田園地帯が広がってくる。選手達は鈴鹿山麓から吹く風を背に受けながら、4本の大きな橋に挑んでゆく。
[編集] 5区(11.6km)
鈴鹿中継所→(近鉄名古屋線沿い)→(三重大学前)→津中継所(津市上浜町)
- ここからの3区間はアンカーまでのつなぎ区間・・・なのだが、上位陣が混戦となるととたんに重要度を増してくる部分でもある。5~7区に、どれだけ走力のある選手を配置できるか、も見所のひとつになりえるだろう。
- 大会全体を通しての中間点(53.4km)はこの区間にある。全体はいたってフラットな区間である。
- なお、津~松阪中継所まではトップ通過から15分経過すると繰り上げスタートとなる。
[編集] 6区(12.3km)
津中継所→(三重県庁前)→(津競艇場前)→曽原中継所(松阪市曽原町)
- 津市街地を抜け、レースは終盤。優勝争いやシード権争い、はたまた出場枠が複数設定されている地区にとっては出場枠争いも激しさを増してくる頃。
- 選手が通過するのは正午前。三重県髄一の繁華街を通るとあって沿道の観衆も増えるが、選手たちにとっては急激に上昇する気温との戦いになりやすい。
- 曽原中継所での襷リレー付近において、テレビ中継ではANNニュースが挿入される(後述)。
[編集] 7区(11.9km)
曽原中継所→(三渡橋)→(松阪駅前)→(近鉄山田線陸橋)→松阪中継所(松阪市豊原町)
- アンカー対決へ向けての大事なつなぎ区間。近鉄陸橋付近以外はほとんど平坦。
- 駅伝のスピードアップ化が進むにつれ、今大会における7区の重要度が増している。特にアンカーに有力な選手を配置していてライバルを追う展開を強いられている大学は、ここでできるだけ差を詰めて襷を渡したい。
[編集] 8区(19.7km)
松阪中継所→(櫛田町)→(参宮線陸橋)→(度会橋)→伊勢神宮内宮宇治橋前(伊勢市宇治今在家町)
- 全区間の約5分の1を当区間で占める為、各校共にエースが揃う今大会最大のハイライト区間。御正月恒例の箱根駅伝の往路・4区よりも距離が長い。(箱根駅伝の4区の距離が2006年の変更で短くなったため。)
- トップ独走なら20km弱丸々ウイニングロードになるが、接戦になるとここでの大逆転劇の可能性も十分ありうる。事実、過去には渡辺康幸が1分30秒差を中央大学の松田から遅れてスタートしたが見事な大逆転劇を演じたことがある。
- アンカー勝負の鍵を握るのが伊勢神宮手前のだらだらとした上り坂。ここまでのフラット部分でどれだけ体力を温存できるかがポイント。
[編集] 放送について
[編集] テレビ中継
テレビ放送は、テレビ朝日制作(メーテレがスタジオを提供するなど、制作協力している)でANN系列24局に放映されている(『駅伝・マラソン3大決戦第1弾』として放送)。しかし、このテレビ中継についてはコマーシャルの長さ、拙劣な中継技術など、様々な不満点が指摘されている。特に正午前にはANNニュース他ローカル番組が挿入されるため、曽原中継所前後の戦況が放送されないことに批判が集まっていた。しかし近年は4号車やバイクカメラの導入、ニュース内でのL字画面による中継映像挿入などの改善姿勢が見られる。
[編集] ラジオ中継
ラジオ放送は関東地方で文化放送、開催地の中京地方ではZIP-FMが実況生中継を行っている。なお、ZIP-FMは独自にBGMを挿入し、その上に文化放送の実況音声を利用して放送している。この放送のある時は通常の日曜日のレギュラー番組が文化放送は休止・時間短縮に、ZIP-FMでは放送時間移動している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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