中山香駅
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中山香駅(なかやまがえき)は、大分県杵築市山香町大字野原字宮ノ原1772番地に所在する九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。ここから隣の杵築駅までは複線である。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面3線の設備を有する地上駅。下り側に向かって右側に木造駅舎が残る。かつて中山香~杵築間が単線時代は当駅から4.1km地点に大川司信号場が存在した。
九州交通企画が駅業務を遂行する業務委託駅。マルスは無いがPOS端末機の設備がある。
近距離きっぷの自動券売機が設置されている。
[編集] 駅周辺
当駅の周辺は旧山香町の中心部にあたる。駅前を県道42号線が通り、駅の裏手を国道10号が日豊本線に並行する形で通っている。
- 杵築市役所山香庁舎(山香振興局・健康推進課・福祉課などが入居)
- 杵築市立山香小学校
- 杵築市立山香中学校
- 大分県立山香高等学校
- 大分県信用組合山香支店
- 杵築市立山香病院
- 杵築速見消防組合山香出張所
[編集] 歴史
- 1910年(明治43年)12月15日 - 鉄道院が開設
- 1967年(昭和42年)10月1日 - 新田原~幸崎間電化
- 1977年(昭和52年)10月19日 - 中山香~大川司信号場間(廃止)複線化
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承
[編集] その他
当駅と杵築の間は、二ノ尾トンネル付近は下り線が単線時代以来の急曲線で、上り線が複線化に伴う同トンネルによる直線のため、ダイヤ上、同区間の普通電車は上りの方が下りより1分速い。しかし、特急ソニックの場合は、西屋敷-立石間の新立石トンネルの影響で下りが速くなるため、上りも下りも宇佐-杵築間、あるいは中津-別府間の所要時間を見ても上りと下りに格差がない。