ネギ・スプリングフィールド

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ネギ・スプリングフィールド(NegiSpringfield)は赤松健の漫画作品『魔法先生ネギま!』に登場する架空の人物。本作の主人公で、麻帆良学園中等部2-Aおよび3-Aの担任。担当声優は佐藤利奈。

原作単行本各巻の表紙に登場しているほか、13巻では背表紙にも登場している。身長は夕映が「私と背丈が同じ」と言っていたので、およそ140cmと推測される。年齢は数え年で10歳。つまり満年齢では9歳（1994年生まれ）ということになる。誕生日は不明。血液型はAB型である。赤い髪をしている（おそらくナギの遺伝）。また、魔法の実力の高さや女性にモテる所なども父親譲りと思われる。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] 人物

イギリスのウェールズ出身。メルディアナ魔法学校を首席で卒業、最終課題で「先生」になることに。2002年（平成14年）度の3学期に赴任、2003年（平成15年）度にクラスと共にそのまま持ち上がり、3-A担任となった。A組以外でも英語の授業を教えているらしい。

公式には「1993年に死亡した」と伝えられている自分の父親、「ナギ・スプリングフィールド」の行方を探しており、父親のような立派な魔法使い（マギステル・マギ）になることを目指している。風を操る魔法が得意だが、くしゃみをすると（魔法が暴走して）明日菜の着ている服を下着ごと細切れにする程の突風を起こしてしまう。他に雷系の魔法も使える。

イギリス出身の魔法使いの少年という設定や眼鏡をかけた風貌は、大ヒットファンタジー小説『ハリー・ポッター』の主人公ハリー・ポッターに似ている。

一応、自分が「魔法使い」であるということは一般人には秘密であり、ばれたら故郷に強制送還の上「オコジョ」にされてしまうということになってはいるが、話が進むごとにクラスの生徒に次々正体がばれてしまっている（週刊少年マガジン2006年49号現在、3-Aの生徒31人中17人が彼の正体に気付いていることが判明している）。ただしこれだけ正体がばれてもお咎めを受けないという事は正体バレが魔法協会にばれないかぎりは大丈夫らしい。ヒロインの神楽坂明日菜曰く「殆ど70％くらいオコジョ」。

ちなみに彼が担当する3-Aも意図的なものか偶然の産物なのかなんらかの特殊能力や裏事情を持つ人間が多い。呼ばれ方は明日菜が呼び捨て、エヴァは「ぼーや」、古・超・楓は「ネギ坊主」、その他の生徒は「ネギ先生」または「ネギ君」である。大人状態では大胆にも「ナギ」という名前を使っている。

女子寮の明日菜・木乃香の部屋に居候し、ロフトを自身の居住スペースにしている。お風呂（正確には髪の毛を洗う事）が嫌いで、どんなにスポーツで汗を流しても、風呂に入らないことがある。また、1人で寝るのが苦手らしく来日当初はよく明日菜のベッドに潜り込んでいた。

日本語を3週間で習得したり、普通なら様になるのに1ヶ月かかる中国拳法の技を3時間で覚えたりするほどの高い学習能力を持つ。かなりの努力家で真っ直ぐな性格の心優しい紳士だが、ここぞという時は譲らない頑固者でもある。ただ世間知らずな面もあり、騙されやすい。また泣き虫なところもあり、3-Aホラーハウスでは本気で怖がっていた。お酒（本編中は甘酒）を飲むと泣き上戸になる。女性の扱いに長けている節があり、大人状態（ナギ態）では亜子を完璧にエスコートしている。味噌汁をスプーンで食べるなど（33時間目）、まだまだ日本に不慣れな面を見せることもある。

原作1巻であやかは「ネギ先生がオックスフォード大学を卒業していると聞いている」と話しているが、真偽の程は不明。実際はネギの魔力を学力で例えるとこれくらいになったため。

修学旅行編頃から神楽坂明日菜をはじめとする多くの仲間（ネギ・パーティ）が増えてきているが、彼女らを自分の面倒ごとにできれば巻き込みたくないと考えており、本人は紳士として当然の事と考えているが、明日菜らからは自分達の事を信頼しきれていないからで、ネギ一人で何もかも抱え込まずに自分達をもっと信頼して欲しいと思われている。エヴァンジェリンからはその事についてまだ子供であるが故の甘さから来る考え方だとかなり厳しい言葉での指摘がなされている。

どちらかと言うと攻撃魔法よりも基本魔法の方が得意で、本来超高度な精密計算及び事象予測を必要とする「航時機（カシオペア）」の実戦応用も、基本中の基本である「物を動かす魔法」と「占い（未来予想）の魔法」だけでこなしてしまった。