チャイナエアライン
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チャイナエアライン | ||
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IATA CI |
ICAO CAL |
コールサイン Dynasty |
設立日 | 1959年 | |
ハブ空港 | 台湾桃園国際空港 | |
マイレージサービス | Dynasty Flyer | |
会員ラウンジ | Dynasty Lounge | |
同盟 | 非加盟 | |
保有機材数 | 66機 | |
目的地 | 47都市 | |
親会社 | China Airlines Ltd. | |
本拠地 | 台湾台北市 | |
代表者 | Wei, Philip Hsing-Hsiung | |
ウエブ: http://www.china-airlines.co.jp/ |
チャイナエアライン(China Airlines)は、中華民国(台湾)の航空会社。現地名中華航空公司(略して「華航」とも呼ばれる)。
目次 |
[編集] 概要
日本では、以前より中華航空とされていたが、現在でもそう呼ばれる。なお、名称の似ている中国国際航空(Air China)は、中華人民共和国の民用航空総局系の航空会社であって、中華民国の会社ではない。
中華航空で特徴的なものに、機体の白い尾翼が挙げられる。かつては真ん中に中華民国の国旗(青天白日満地紅旗)が小さく描かれていたが、中華人民共和国が返還後の香港乗り入れを盾に圧力をかけたため、現在では台湾の国花である梅の花びらが大きく描かれている。
中華航空は、マンダリン航空(現地名は華信航空)を子会社に持つ。
[編集] 日本における中華航空
[編集] 長らく続いた羽田空港発着
成田空港開港後、国際線の定期便は羽田空港から成田空港に移転した。その中で、ただひとつ中華航空のみ、外交的な事情(中華人民共和国政府と日本政府の航空交渉の席上で「主権問題で対立する中華民国の航空会社を同じ空港に乗り入れさせないように」という依頼が来た)から、成田へ移転せず羽田に残った。この結果は、東京都心に近いゆえに東京と台湾との往来には便利であり、空港旅客サービス料も無料であった一方で、他の国際線と接続しない点では不便であったという、まさに一長一短ではあった。その後台湾に発足した長榮航空(エバー航空)も同じく成田ではなく羽田で発着するようになった。しかし、成田空港の暫定第2滑走路の供用が開始された2002年4月18日に、中華航空・エバー航空ともども、羽田空港から成田空港に移転した。
福岡空港では以前から中華航空と中華人民共和国の航空会社の両方が乗り入れているが、ダイヤ上は中華人民共和国の航空会社が中華航空と同時に地上にいることがないように配慮されていた。
[編集] 名古屋空港での事故
- 詳細は中華航空140便墜落事故を参照。
1994年4月26日、台北・中正国際空港(現・台湾桃園国際空港)発名古屋空港行きの中華航空機CI140便(エアバスA300-600R型機・登録番号B-1816)が、名古屋空港で着陸に失敗して墜落、乗客乗員271人のうち264人が死亡し7人が負傷した。
この事故は、名古屋空港34滑走路に向けて着陸体制中に、副操縦士が誤ってゴー・アラウンド(着陸復行、着陸を一旦中止してやり直すこと)スイッチを作動させたことで機体が上昇、さらにゴー・アラウンドモードの解除に失敗したうえ自動操縦に逆らった操作をしてしまうなど、いくつもの人為的なミスが重なった結果、機体が急角度で上昇して失速、失速点からほぼ垂直に落下するような形で墜落に至ったというものであった。この事故ではごく短時間のうちに機長と副操縦士の双方が誤操作を連発した上、司法解剖の結果二人の胸腔からエタノールが検出されたため、飲酒操縦疑惑などの憶測報道も出たが、当時の航空事故調査委員会の報告書は、遺体が腐敗してゆく過程でエタノールが生成されていった可能性も否定できないとし、二人に飲酒の事実があったとは断定しなかった。
なお、当時台北~名古屋線(日本側の日本アジア航空も)は不定期便という形での運行だった。同年12月に晴れて定期運行となった。
[編集] 32年ぶりの大阪
2006年4月4日関西国際空港の06年夏ダイヤが発表され、中華航空は2006年7月より関西国際空港(大阪)に台北線を就航させた。内訳は旅客便が週5便、貨物便が週2便となる。 伊丹空港に国際線が就航していた頃(1974年4月20日)から数えて約32年ぶりとなる大阪線。昨年の日台航空協議での発着枠拡大により、今回の中華航空大阪再就航が実現した。
参考:[1]
[編集] 就航都市
[編集] 日本
[編集] アジア
[編集] オセアニア
[編集] ヨーロッパ
[編集] 北米
[編集] 保有機材
チャイナエアラインの機材は以下の航空機で構成される (2006年4月30日現在):
- ボーイング747-400型機 15機
- ボーイング747-400F型機 18機
- ボーイング737-800型機 12機
- エアバスA300-600R型機 4機
- エアバスA340-300型機 7機(1機はマンダリン航空の塗装)
- エアバスA330-300型機 10機
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- China Airlines(英語版)
- チャイナエアライン(日本語版)
- China Airlines Fleet Age(英語版)
- China Airlines Fleet Detail(英語版)
- China Airlines Passenger Opinions(英語版)
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