アイヌ語
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アイヌ語 Aynu itak [ai̯nu itak̚] |
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話される国 | 日本・ロシア |
地域 | 北海道・樺太・千島列島 |
話者数 | |
順位 | |
言語系統 | 孤立した言語 アイヌ語 |
公的地位 | |
公用語 | |
統制機関 | |
言語コード | |
ISO 639-1 | - |
ISO 639-2 | ain |
ISO/DIS 639-3 | |
SIL | AIN |
アイヌ語(アイヌご)とは、アイヌ(アイヌ民族)の言語である。「アイヌ」とはアイヌ語で「人間」という意味である。主に北海道や樺太、千島列島のアイヌを中心に話されている(あるいは、いた)言語。元来アイヌ語は音声による口承をもってのみ語り継がれてきたものとされ、言語として特定の文字で表記する方法は定まってはいなかった。アイヌ語の文字による記録は、16世紀以降、西洋人によってローマ字やキリル文字で書かれたものや、和人によってカナで記録されたものにはじまる。明治以降は、イギリス人宣教師のジョン・バチェラーや、和人の研究者・金田一京助らによって、まとまった形で本格的に記録されるようになった。また、明確に記録をたどれる範囲では、大正時代にアイヌ自身がローマ字などを用いてアイヌ語を書き残したのが始めとされている。地方によって多くの方言がある。
アイヌ語と日本語は地理的に近い位置で話されてきたにもかかわらず、語彙の借用を除いてお互いの間にはそれほど共通点が見いだせない。専門家の間では、アイヌ語を日本語の基盤となったいくつかの言語の内の一つから発展した言語であるとする見方が一般的であるが、現段階ではアイヌ語は特定の語族に属することのない、言語分類上では孤立した言語とされている。
目次 |
[編集] アイヌ語の現状
現在、アイヌ語を継承しているアイヌは大変少なく、近いうちに消滅してしまうことが懸念されている言語の一つである。1996年の推定では、約15,000人のアイヌの中で、アイヌ語の流暢に話せる人 (Active speakers) は15人しかいなかった([1])。さらに厳しい推定もある([2])。そこでは母語話者 (Native speakers) は千島列島では既に消滅し、樺太でもおそらく消滅していて、残る北海道の話者も平均年齢が既に80を越え、数も10人以下となっている。アイヌ語の消滅危惧のレベルは「おそらく消滅した言語」と「消滅の危機に厳しくさらされる言語」の間の「消滅に近い言語」となっている。
しかし1980年代以降、萱野茂らアイヌ語を残そうとするアイヌ自身の努力の結果、アイヌ語教室が各地に開設され、現在、北海道内14箇所にアイヌ語教室が設置され、多くの人がアイヌ語を学んでいる。また関東圏にも、関東在住のアイヌまたは和人がアイヌ語を学ぶ集まりがいくつか存在する。 アイヌ文化振興財団主催のアイヌ語弁論大会(イタカンロー)には毎年多くの人が参加し、アイヌ語による弁論や口承文芸の披露が行われている。 また、1990年代から、アイヌではない日本人の中にもアイヌ語を勉強しようとする人が増えてきている。またアイヌ語の辞典も各種出版されている。
ちなみに2004年から北海道で開催されている世界的モータースポーツイベント、世界ラリー選手権のイベントの一つラリージャパンにおいて、コース(SS、スペシャルステージ)の名前は原則的にアイヌ語で付けられており(例、キムンカムイ、ヤムワッカなど)、世界的にアイヌ語のごく一部であるが知れ渡ったとも言えるであろう。
[編集] アイヌ語の研究
アイヌ語の話者の寡少に比して、アイヌ語は活発に研究されてきた。研究者として有名なのは、日本では金田一京助とその弟子である久保寺逸彦と知里真志保らがまず挙げられる。
上に挙げた3人の研究者のあと、田村すず子、浅井亨、村崎恭子、キースティン・レフシン(デンマーク人)、中川裕、切替英雄、佐藤知己、奥田統己らの研究者がそれぞれ研究を進めてきてた。 また、最近は、アイヌ自身の中からアイヌ語の研究に取り組む人材が何人か現れてきている。
[編集] 発音
母音は /a/, /i/, /u/, /e/, /o/ の五つであり、子音は /p/, /t/, /k/, /c/, /n/, /s/, /r/, /m/, /n/, /w/, /y/, /h/ /'/の12種が数えられる。
日本語にはほとんど現れない、閉音節が多く存在し、北海道方言では音節末には/c/,/h/,/'/以外の子音が立つことができる。樺太方言では/p/,/t/,/k/,/r/が文末に立たず、/h/が文末につくことができる。無声音と有声音の区別は存在しない。音節構造としてはCVCかCVの形をとる。原則として子音群からなる音節/はない。
/u/ は、日本語の「ウ」と発音が異なり、日本語を母語とする者には「オ」のようにも聞こえることもある。そういったこともあり、かつてはaynuがアイノ、inawがイナオと書かれることが多かった。
子音/t/を伴った音節/tu/は特に際立って日本語の「トゥ」と違いがある発音で、アイヌ語をカタカナで表記するとき/tu/を表現するために、トに半濁点がついた「ト゚」(ト゜)、あるいはツに半濁点がついた「ツ゚」(ツ゜)というアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナ(括弧内は代用表記)を利用することもある。
/c/はチャ、チなどにあらわれる破擦音で濁って発音されることもある。
/s/はシやスの摩擦音。方言によってはシャと発音されることもある。また、有声で発音されることはない(無声音)。
/'/は声門閉鎖音で、たとえばteetaで母音の連続を回避するために、はっきりと区切ってテエタと発音するときテとエの間にはいる音である。
音節/ti/は存在せず、/t/と/i/が結びつくと必ず/ci/に変わる(kot + -ihi→kocihi)。
音節/wi/はごく少数の擬音語・擬態語にしか現れない。(siwiwatki 風がビュウビュウ吹く。siw-iwは風の音を表す語根の反復)。
音節/yi/,/wu/を/'i/,/'u/と別の音節/として認めるか否かは研究者によって異なる。(yairayke/yayirayke, aun/awun, ya(y)inkarpirkare <yay-inkar-pirkare 自分の・見る(こと)・を良くする)。
開音節の/'i/や/'u/は他の母音の後に来たとき、母音の連続を回避するため軽く発音され、/y/,/w/となることがある。表記としてはukoytakのように/y/,/w/になる。閉音節の場合はこの変化は起きない。
母音/i/や/u/の後に他の母音が来たときは、母音の連続を回避するため渡り音/y/,/w/が挿入されることが多い。この/y/,/w/は表記される場合とされない場合がある。例えば、uepekerという語はしばしばuwepekerと書かれる。ただし、/u/の後に/i/が来た場合だけは*/uwi/とはならず、/u'i/または/uy/となる。
音節末の子音は日本語にはない音で注意が必要である。音節末の/t/,/k/,/p/,/s/,/m/はそれぞれ、「ッ」、「ㇰ」 (ク)、「ㇷ゚」(プ)、「ㇱ」(シ)、「ㇺ」(ム)のアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナ(括弧内は代用表記)で表記される。
- /p/はたとえば英語でUpと発音したときのpと同じような音となり、和製英語的な発音でのアップでは、プの直前で息を詰めたときの「ッ」のような感じの音になる。
- /k/も同様にカ行の前で詰まる音である。
- /s/もシの前で詰まる音に近いが場合によりスの前で詰まる音のように聞こえる場合もあり、アイヌ語カナ表記用の拡張カタカナ(括弧内は代用表記)では多くの場合「ㇱ」 (シ)と表記するが、発音の状態によって「ㇲ」 (ス)と分別して表記される。
- /m/は日本語ではマ行やパ行の前に来る場合の「ン」の発音に近く、音節末でも/n/とは区別して発音しなければならない。
音節末の/r/については直前の母音の音色が影響し、/ar/のrは口の中で発音されたあいまいなラのように、/ir/のrは軽いリのような音となる。そのためカナ表記する際には直前の母音に則した書き分けをし、それぞれ「ㇻ」(ラ)、「ㇼ」 (リ)、「ㇽ」 (ル)、「ㇾ」(レ)、「ㇿ」(ロ)のアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナ(括弧内は代用表記)で分別表記される。
北海道方言は高低アクセントを持ち、樺太方言は長短の区別を持つ。
[編集] 文法
基本的な文型は SOV(主語・目的語・動詞)の順で、この点では日本語と同じであるが、形態論的には膠着語である日本語と異なり、抱合語というイヌイットやアメリカ先住民族らの言語(エスキモー諸語、インディアン諸語など)の間でしか見られない、アジアでは珍しい分類に属するとされる。これは動詞に主語および目的語――授与動詞では間接目的語も――の人称および数を示す接辞が付けられ、さらにその他の意味を加える接辞(動詞の相や態、先行名詞との関係を示す関係詞的なものなど)が付加されて、動詞だけでも文に相当する表現が可能なためである。なお名詞でも、特に個人と切り離せない関係にあるもの(体の部分など)には所有者を示す接辞が必須的に付加される。
たとえば1つの例として、
- usa-oruspe a-e-yay-ko-tuyma-si-ram-suy-pa
これを直訳すれば
- いろいろ-うわさ 私(主語)-について-自分-で-遠く-自分の-心-揺らす-繰り返し
つまり「いろいろのうわさについて、私は遠く自分の心を揺らし続ける=思いをめぐらす」という意味になる(知里真志保による。出典:平凡社世界大百科事典)。これは単語としては2つしか含まないが長い文に相当する意味を表している。2番目の動詞は語根"suy"に主語などを示す接辞、副詞、さらには目的語やそれを限定する接辞がついて1つの長い単語になっているのである。
[編集] アイヌ語の文章
[編集] 文章化の試み
アイヌ語には文章語がなかったが、近年はカタカナやローマ字による文章化の試みが浸透しつつある(例えばアイヌタイムズ)。
しかし、統一国家をもったことのない民族の言語であるアイヌ語には多くの方言が存在しており、文章の規範となる標準語がなく困難が伴っているものの、アコロ イタク(北海道ウタリ協会編アイヌ語テキスト)で範示されている文章表記に基づいた、各方言としてのカタカナやローマ字での文章化が多くなされている。
また、日本語に慣れ親しんでいるアイヌやアイヌ語を学ぶ和人の多くは、英語などを通じてローマ字に慣れ親しんでいる人たちを除いて、ローマ字よりはカタカナによるアイヌ語表記が好むが、カタカナ表記は、出版物やワープロやパソコン上での表記で、音節末子音を表記するための小さいカタカナを表記する際、わざわざ活字の大きさを小さくしなければならないなど、煩雑さがあった。
[編集] 文字(カナ表記)
2000年1月にJIS規格としてJIS第三水準漢字(記号類を含む)・JIS第四水準漢字が新規に制定され、このうちのJIS第三水準漢字にアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナ(日本語の文章に通常使用される範囲外での小文字カタカナや半濁音付きカタカナ)も含まれている。
ISO規格などに準拠したUnicodeでは、2002年3月に改定されたUnicode 3.2からアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナも追加され、世界中のパソコンでアイヌ語カナ表記が扱えるグローバルスタンダードな枠組みが整えられた。
- アイヌ語カナ表記用の拡張カタカナ(※):
- ㇰ (ク)、ㇱ(シ)、ㇲ(ス)、ㇳ(ト)、ㇴ(ヌ)、ㇵ(ハ)、ㇶ(ヒ)、ㇷ(フ)、ㇸ(ヘ)、ㇹ(ホ)、ㇺ(ム)、ㇻ(ラ)、ㇼ(リ)、ㇽ(ル)、ㇾ(レ)、ㇿ(ロ)、セ゚(セ゜)、ツ゚ (ツ゜)、ト゚(ト゜)、ㇷ゚(プ)
- ※ 括弧外の文字はUnicode 3.2準拠表記
- ※ 括弧内の文字は代用表記 (小文字カタカナは通常サイズのカタカナの縮小表示、半濁音は通常の全角半濁音記号を付与)
パソコンでアイヌ語カナ表記(Unicode 3.2準拠)を扱う場合、
- Macintoshでは、2001年のMac OS X 10.1“Puma”以降でのOS標準フォントはアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナにも対応している他、2003年のMac OS X 10.3“Panther”以降でのOS標準文字入力システムのことえり4からはアイヌ語入力モードも採用された。
- Windowsでは、2007年(予定)のWindows Vista以降のOS標準フォント(※)がアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナにも対応する事になっている。
- ※ 2001年のWindowsxp と2003年のWindows Server 2003についてもOS標準フォントの無償バージョンアップが計画されており、将来的にMicrosoft Updateによってアイヌ語カナ表記用の拡張カタカナにも対応する予定。
- 2006年現在Windowsの標準状態ではアイヌ語カナ表記入力機能を備えていないものの、カナ表記入力を可能にするためのユーティリティなどが有志により作成公開([3]や[4]など)されており、アイヌ語カナ表記用の拡張カタカナにも対応する商用フォントやフリーフォントも増えつつある。
- (対応フォント一覧はainu_exchangeの取扱説明書内で記述されている)
[編集] 文字(ローマ字表記)
基本的にアルファベットの小文字が用いられ、アクセント表記にはアキュート・アクセント付きラテン文字のáíúéóを使用する。
場合により、通常アクセントを省略して簡略化表記(例外アクセントのみ表記)されたり、全てのアクセントを省略して超簡略化表記(アルファベットのみで表記)される事もある。
[編集] 文学
アイヌ語で文字使用が試みられる以前のアイヌの文学は全て口承のものである。しかし民話・神話には非常に富んでいる。アイヌ語の叙事詩はユカラまたはユーカラと呼ばれる。ユーカラの内容は、動物の神があらわれて体験を語るものや、人間の世界の恋愛や戦いを歌うものなど多様である。叙事詩のほかに、いわゆる昔話のような散文による伝承文学もある。
[編集] アイヌ語由来の地名
北海道には、アイヌ語由来の日本語地名が多い。アイヌ語の発音を写し取ってカタカナで表記するもの(ニセコ)と、それに漢字をあてたもの(札幌:サッポロ、サツポロベツ→サッ・ポロ・ベッ「乾いた=水が少ない・大きい・川」という諸説もある)があるが、北海道の地名のほとんどには漢字があてられている。漢字の読みにうまくあてはまらない難読地名も多く(稚内:ワッカナイ←「稚」わかい)、漢字にあわせて元の読みを変更してしまったもの(月寒:ツキサップ→ツキサム)、アイヌ語の語義をそのまま和名にあてたもの(長沼:タンネトー→細長き沼)がある。
本州以南にも、アイヌ語を起源とする地名が、かつて住んでいたアイヌの痕跡として残っているという説がある。この説は、北海道から東北地方北部(太平洋側は仙台付近、日本海側は秋田県・山形県境付近まで)にかけての多数の地形を実地に検分して共通点を調べあげた山田秀三の業績によって、学界に広く受け入れられた。東北南部以南については同様の方法での裏づけがないので、そのあたりがいつかの時代の文化的境界線ではないかと考えられており、これについては続縄文式土器(古墳時代頃)の分布南限に近いとの指摘もある。
一例としてこれらの地名で「……内」「……別」が語尾につくもの(幌加内、岩内、登別、江別など)はそれぞれアイヌ語の意味で沢または川がその近隣に存在しているところから由来する。
[編集] アイヌ語の語彙
[編集] 代表例
- アイヌ(aynu) - 人
- アペ - 火
- イヨマンテ - 熊送り(の儀式) - アイヌの最大の祭
- エサマン - カワウソ
- カムイ(kamuy) - 神
- カパッチリカムイ - (鷲の神)オオワシ
- カント - 天空、空
- キムンカムイ - (山ノ神)ヒグマ
- クトロンカムイ - (岩場の神)エゾナキウサギ
- クンネチュプ - 月
- コタン(kotan) - 村
- コタンコロカムイ - (村の神)シマフクロウ
- コタンコロクル - むらおさ
- コロポックル(korpokkur) - (フキの葉の下の)小人
- コンル - 氷
- サロルンカムイ - (湿原の神)タンチョウ
- スマリまたはシュマリ - キツネ
- セタまたはシタ - 犬
- トノト - 酒
- ノンノ - 花
- フチ - おばあさん
- ユカラまたはユーカラ(yukar) - 叙事詩
- レプンカムイ(repunkamuy) - (沖の神)シャチ
- レラ - 風
- ピリカ - 美しい、可愛い
- ポネ - 骨
- ライ - 死ぬ
- ワッカ - 水
- チセ - 家
- ミナ - 笑う
- トまたはトー - 湖・沼
[編集] 日本の地名となったアイヌ語
北海道の地名で、アイヌ語に起源を持つ例。
- 札幌 < サッポロペッ < sat poro pet(乾いた広大な河)
- 苫小牧 < トマコマナイ < to mak oma nay(沼の奥にある川)
- 稚内 < ワッカナイ < yam wakka nay(冷水のある沢)
- 知床 < シレトク、シレトコ < sir etok(地の果て)
- 遠軽< インカルシ < inkar ush (眺望する所)[前述の(大きな岩) は、ポロシララporo sirarとなる。]
- 紋別、門別< モペッ < (小さな、または静かな川)
- 富良野 < フラヌィ < huranuy(臭い匂いのする所)
- 室蘭 < モルラン(小さな坂のあるところ)
上記の例のようにアイヌ語の音に漢字を当てたもののほか、意味を漢字で表現したものも含めて北海道中に多数存在する。
北海道以外の地名
[編集] 日本語に溶け込んだアイヌ語
- 動物
- 野鳥
- エトピリカ(etupirka)
- 魚介類
- その他
[編集] 参考文献
[編集] 入門書
- 『CDエクスプレス アイヌ語』中川裕・中本ムツ子 白水社 ISBN 4560005990 2004年
- 1997年刊の『エクスプレス アイヌ語』にCDが付いた新装版。
- 『アコロ イタク』北海道ウタリ協会 ISBN 4905756219 C0086 1994年
- 『アイヌ語入門』『アイヌ語基礎語彙』『アイヌ語入門解説』田村すず子 早稲田大学語学研究所 1983年-
- カムイトラノ協会、片山言語文化研究所などがビデオ教材やテキストを作成している。
[編集] 辞書
- 『萱野茂のアイヌ語辞典』萱野茂 三省堂 ISBN 4385170509 1996年(初版)・ISBN 4385170525 2002年(増補版)
- 『萱野茂のアイヌ語辞典 CD-ROM』三省堂 ISBN 4385613060 1999年。
- 上記(初版)のCD-ROM版。全例文に著者自身の発音による音声が付いている。
- 『アイヌ語沙流方言辞典』田村すず子 草風館 ISBN 4883230937 1996年
- 『アイヌ語千歳方言辞典』中川裕 草風館(普及版) ISBN 4883230783・(机上版) ISBN 4883230775 1995年
- 『アイヌ語イラスト辞典』知里高央・横山孝雄
- 『アイヌ語絵入り辞典』知里高央・横山孝雄
- 『分類アイヌ語辞典』知里真志保
- 『アイヌ語方言辞典』服部四郎
[編集] 解説書、特定分野の辞典
- 『日本列島の言語』亀井孝・河野六郎・千野栄一編 三省堂 ISBN 4385152071
- 『アイヌ語入門-特に地名研究者のために』知里真志保
- 『地名アイヌ語小辞典』知里真志保 北海道出版企画センター ISBN 4832888021
- 原本は1956年に発行された。地名に出てくるアイヌ語の解説書。
[編集] 読み物
[編集] 関連項目
- アイヌ用語一覧
- アイヌ語方言
- 知里真志保
- 知里幸恵
- 萱野茂
- 山田秀三
- 田村すず子
- 村崎恭子
- 金田一京助
- 久保寺逸彦
- アイヌ語ラジオ講座
- アイヌタイムズ
- 苫小牧駒澤大学
- 日本語
- アイヌ
- 危機に瀕する言語
[編集] 外部リンク
- アイヌ語学習者のためのアイヌ語基本文献・音声資料リスト 田村すず子(早稲田大学語学教育研究所)編、奥田統己(札幌学院大学人文学部)増補
- 初心者のためのアイヌ語文法解説
- 白老のアイヌ語単語集
- 北海道のアイヌ語地名
- アイヌ語ラジオ講座(札幌テレビ放送 STV)
- アイヌ文化振興・研究推進機構
- 北海道立アイヌ民族文化研究センター
- 千葉大学文学部ユーラシア言語文化論講座(アイヌ語やニヴフ語などを含む北方諸民族の言語や文化を研究)
- 0から始めるアイヌ語入門
- ROM作成物サポートページ(Windows用のアイヌ語カナ表記用拡張カタカナ対応化拡張フォントやアイヌ語カナ表記入力/変換ユーティリティ)