野辺地町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
野辺地町(のへじまち)は、青森県下北半島の基部陸奥湾の湾頭に位置する町である。気候はヤマセの影響を受け一年を通じて冷涼であり、冬は県内でも有数の豪雪地帯である。
目次 |
[編集] 地理
下北半島の付け根に位置し、北にむつ湾、南に烏帽子岳に囲まれる。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
野辺地の名の由来は、アイヌ語の「ノンベチ」から、「野中を流れる清い川」の意味といわれている。古くから交通の要衝として栄えた。また現在では、下北・上北地域の広域交流の中核都市として、その機能発揮と繁栄の期待がある。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 産業
上北郡北部地域(東北町の千曳以北地域、横浜町、六ヶ所村)及び東津軽郡平内町の政治、商業の中核を担っていたが、情報化による官庁・事業所の再編、道路の高規格化に伴う町の重要度の低下を主因として過疎化が急速に進んでいる。
[編集] 漁業
主要海産物はホタテ養殖である。
- 野辺地漁港
- 有戸漁港
[編集] 酪農
- 有戸地区
[編集] 商業
マエダストア、マックスバリュ等の食品スーパー、かんぶん、サンデー等のホームセンター
備考:マックスバリュ野辺地店はかつて営業していたジョイバリュー野辺地店を経営破たんした亀屋みなみチェーンより譲り受けた店舗である。
[編集] 地域
[編集] 所轄警察署
[編集] 所轄消防署
- 北部上北広域事務組合消防本部
- 北部上北広域事務組合野辺地消防署
[編集] 所轄郵便局
- 野辺地郵便局
[編集] 教育
- 高等学校
- 青森県立野辺地高等学校
- 光星学院野辺地西高等学校
- 中学校
- 野辺地町立野辺地中学校
- 小学校
- 野辺地町立野辺地小学校
- 野辺地町立若葉小学校
- 野辺地町立馬門小学校
- その他学校
- 野辺地工学専門学校
[編集] 金融機関
[編集] その他主要機関
- それまで受信環境がよくなかった野辺地地区に2000年1月に開設された。
[編集] 交通
[編集] 路線バス
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] 港湾
- 野辺地港:現在定期航路は存在せず。
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 常夜燈:現存するものでは国内最古(1827年建立)
- 愛宕公園:町を一望する事が可能である。公園内には石川啄木歌碑、明治天皇の東北巡幸の際、町内にて絶命した愛馬花鳥号の像、忠魂碑が存在する。
- 藩境塚:南部藩、津軽藩の藩境の目印として造られたもの。
- 野辺地戦争墓所:戊辰戦争の一つ、官軍についた津軽藩が藩境を越え幕軍であった南部藩領に攻め込んだ。この戦いは南部藩側の勝利で終わったが、津軽軍27名、南部軍6名の戦死者を出した。
- 十符ヶ浦海水浴場(とふがうらかいすいよくじょう)
- 野辺地防雪原林:国内最初の鉄道防雪林
- 馬門温泉:一軒宿のまかど温泉富士屋ホテル、まかど温泉スキー場がある。
- 野辺地祇園祭(その起源は上方にあるとされ、*北前船交易とともに運ばれてきた祭事。名称は京都の祇園祭に由来するものと考えられる。)
- ホットジャズINのへじ
[編集] 特産品
[編集] 郷土料理
[編集] 野辺地を舞台にする作品
- 文芸作品
[編集] 出身著名人
- 江口隆哉(ドイツのモダンダンスを日本に紹介、日本女子体育大学(旧二階堂短大)に舞踊科設置。日本最初のダンスの高等教育機関。1999年、生誕100年祭が新国立劇場で行われた)
- 江口乙矢(隆哉の弟、関西洋舞界の功労者、2004年没、息子の舞踊家江口満典は2002年没)