LAST ALLIANCE
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LAST ALLIANCE | |
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出身地 | 東京都 |
活動期間 | 2002年- |
ジャンル | ロック |
レーベル | TEARS LIBRARY(2003~2005) One-Coin records(2004~) |
メンバー | 安斉龍介 松村孝彦 佐野森吾 小澤浩史 |
LAST ALLIANCE(ラスト・アライアンス)は日本のロックバンドである。略称『ラスアラ』。 S★CREATERSとBERMUDAの2バンドが解散後、それぞれのメンバーが合体し作られた。残りのメンバーは現在discordというバンドで活動中。
ツーボーカルという独特なバンド編成もさることながら、エモコア・メロコアの中に異質なまでのポップさを見出した楽曲や文学的・コミカル・メッセージ性のある歌詞などで人気を呼んでいる。ロックの概念を持ちながら万人に受けやすい楽曲スタイルなので、ロック初心者やポップス趣向者にも聴きやすいということから、それらを主に好むリスナーからも多く支持されている。ELLEGARDENに並ぶ人気のインディーズロックバンドである。
目次 |
[編集] メンバー
- 安斉龍介(Vo.&G.)
- 松村孝彦(Vo.&B.)
- 佐野森吾(G.)
- 小澤浩史(Dr.)
メンバー全員東京都町田市出身。メンバー個人の生年月日等詳細なプロフィールは非公開。
[編集] 略歴
- 6月、既に解散したS★CREATERSより安斉と小澤、同じく同時期に解散したBERMUDAより松村と佐野の4人で結成する。
- 7月7日、新宿ACBで初ライブを行う。それ以降はライブハウスで主に活動を行う。その頃配布されたDEMO CD-R(現在入手不可)は結成間もないとは思えないほど完成度が高い仕上がりとなっている。
- 6月18日に1stシングル「LAST ALLIANCE」を500円・1000枚数量限定・タワーレコード店舗限定で発売。限定されたリリースだったにもかかわらず発売から数日で完売(現在入手困難)。
- 7月19日に1stアルバム「TEARS LIBRARY」をリリース。スマッシュヒットする。
- リリースを受けて9月より初の全国ツアー「TEARS LIBRARY TOUR 2003」を行い、全国にその存在感を見せ付ける。
- 2月18日に2ndシングル「YGサービス」をリリース。ポップさを押し出した作品で幅広いファン層を獲得する。
- リリースを受けて4月よりツアー「YGサービス TOUR 2004 SPRING」を行う。
- 7月21日に3rdシングル「IO」を2000枚限定でリリース・即完売(現在入手困難)。
- リリースを受けて9月より2ヶ月にも及ぶ「一葉落ちて天下の秋を知る TOUR」で全国30ヶ所を回る。
- 12月8日には待望の2ndアルバム「UNDERGROUND BLUE」をリリース。オリコンインディーズチャート初登場7位・ロングセールスを記録、その人気を不動のものにする。
- リリースを受けて2月よりツアー「UNDERGROUND BLUE TOUR」を行う。
- 10月5日、4thシングル「Re:frain」をリリース。最初から最後までを一連の流れとして繋げるコンセプチュアルなつくりになっている。
- 5月17日、5thシングル「DAZE&HOPE」をリリース。リードトラック「疾走」は、日本テレビ系アニメ「桜蘭高校ホスト部」エンディングテーマに起用、初のタイアップとなる。アニメ効果を受けて一気に知名度が上昇し、総合オリコンウィークリーシングルチャートで38位を記録、初のトップ50位入りを果たした。
- リリースを受けて6月よりツアー「DAZE&HOPE TOUR」を行う。
[編集] その他
- 安斉、松村、佐野は中学のころからの友人関係である。
- メンバーの中で既婚者は安斉のみで、娘がひとりいる。
- メンバーの中で喫煙者は現在は小澤のみである。
- CDデビューの際に、自主レーベル『TEARS LIBRARY』を安斉を中心として設立。代表取締役も安斉が務めていた。2004年リリースの限定シングル「IO」までは同レーベルのみでの運営活動であったが、同年リリースのアルバム「UNDERGROUND BLUE」より『One-Coin records』レーベルとの業務提携となり、2006年リリースのシングル「DAZE&HOPE」からは完全に『One-Coin records』レーベルに業務委託となった。また、「疾走」のタイアップのためバップとも業務提携をなされるようである。
- CDデビュー前にライブで披露され、当時ライブ会場にて配布されていたDEMO CD-Rにも収録されていた「一握りの青」は名曲。しかし、メンバー内の事情により、ライブで演奏されることもCD化の予定も一切ない、現在では幻の名曲である。
- 1stシングル、アルバムの1曲目「BOYS DON'T CRY」はもともとはBERMUDAの楽曲である。
- 2ndシングル「YGサービス」のタイトルの由来は、卓球のサーブ名“ヤング・ジェネレーション・サービス”より、佐野と安斉が取っている。リリース時に雑誌のインタビューで2人は卓球好きをアピールしている。
- 佐野のアーティストネームはSANO(デビュー前~「TEARS LIBRARY」)→SARUGO45(「YGサービス」~「IO」)→45 or SANO45(「UNDERGROUND BLUE」)→SS(「Re:frain」)→3045(「DAZE&HOPE」)→SHINGO STAR(「Me and Your Borderline」))とリリースの度に変えている。
- 「IO」を限定生産にしたのはただ単に収録曲「Melancholy」「TRUTH IN MY ARMS」をやりたかっただけという理由から。
- 「Re:frain」収録の「astrogate-0」では、収録を終えたにも関わらず佐野は安斉の歌い方が気に入らないという理由で歌いなおしをさせたエピソードがある。
- 「Re:frain」収録の「KONOYUBITOMARE」では、“稲中”(古谷実 「行け!稲中卓球部」)という単語が出てくる。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] シングル
- タワーレコード500枚限定販売・完売
- BOYS DON'T CRY/LAST ALLIANCE/EQUAL REASON
- CD-EXTRA仕様(「EQUAL REASON」プロモーションビデオ収録)
- Sketch/スロースターター/MABOROSHI MEMORY
- 2000枚完全限定生産・完売
- ソリチュード/夢想時代/Melancholy/TRUTH IN MY ARMS
- 初回プレス盤のみステッカー封入
- COLOR DESERT/流星涙/astrogate-0/KONOYUBITOMARE
- CD-EXTRA仕様(「GREENS SUNLIGHT」プロモーションビデオ収録)、初回プレス盤のみステッカー封入
- 疾走(日本テレビ系アニメ「桜蘭高校ホスト部」エンディングテーマ)/Fly again, hero/一刀旅団/One Drop Of Tear
[編集] アルバム
- BOYS DON'T CRY/RUN INTO THE FREEDOM/偽りのオレンジ/LAST ALLIANCE/REBEL FIRE/beautiful/プラネタリウム/SEE YOU AGAIN/SKY IS CRYING/ヒダリムキ/EQUAL REASON
- 初回プレス盤のみステッカー封入
- South Wind Knows/CLONE/ソリチュード/フィルター/One Hot Second/夢想時代/urge/GREENS SUNLIGHT(日本テレビ系「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」サビNAVIオンエア曲)/時空TRIP/置き去りエース/ラッキー・ルチアーノに射たれる前に/TRUTH IN MY ARMS/漂う夕暮れに、消えてゆく日々/Letter
- 初回プレス盤のみステッカー封入
- Break a mirror/KONOYUBITOMARE/疾走/赤い花/エイミーシンドローム/音の無い世界/SPIRAL WORLD(日本テレビ系「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」エンディングテーマ)/ゼンマイ/gray end/FANTASIA/Lie of eternity, Paint it blue/プロメテウス/シェアリングスカイ/浄化
[編集] 参加作品
- タワーレコード新宿店500枚限定販売、完売
- M-20「BOYS DON'T CRY」収録
- M-3「REBEL FIRE」、M-4「プラネタリウム」収録
- 新星堂店舗5000枚限定販売
- DISC2・M-5「GREENS SUNLIGHT」収録
- M-8「LAST ALLIANCE」収録
- M-1「疾走(TVサイズ)」収録
[編集] 自主制作盤
- DEMO CD-R (2002年)
- デビュー前ライブ会場限定配布
- LAST ALLIANCE/REBEL FIRE/一握りの青/BOYS DON'T CRY/EQUAL REASON
[編集] ラジオ
- LAST ALLIANCEの聞いたもん勝ち(ラジオ日本・毎週土曜日24:00~24:30)
[編集] リンク
- オフィシャルサイト
- hiroshi's 猿の惑星HIROSHI オフィシャルブログ