駅ナカ
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駅ナカとは、鉄道会社が駅構内に店舗を出している商業スペースのこと。
駅構内における商業スペースというと、駅そばやキヨスクなどの小規模、単独店舗が主流であった。しかし、駅という施設が持つ集客力や利便性の良さに注目し、1995年に阪急電鉄が十三駅のホーム上に直営コンビニエンスストア「アズナス」を設置したのが最初と言われている。
2000年代に入ってから各社とも駅ナカ事業に力を入れて事業展開しており、現在でも増加傾向にある。
利用者にとっては駅から外へ出ることなく買い物や食事が出来るため、利便性の向上に繋がっている。しかし、従来は駅周辺の商店へ流れていた客を取ってしまうなどの問題も指摘されており、中には訴訟問題にまで発展した例もある(久我山駅参照)。また、入居するテナントが大手チェーン店に偏りやすく、地域性に合わななかったり、「どこの駅でも同じ」だと飽きられてしまうなどの弊害も出ている。
また、駅という公共性から税制面でも優遇されている面があり、これが出店側にとっても1つのメリットとなっている。が、東京都、総務省では公平性に欠けるとの点から課税強化に踏み切る方針を打ち出している。
[編集] 関連項目
- 駅ビル
- デパ地下
- エキュート
- エチカ (商業施設)(地下鉄版の「駅ナカ」。「駅チカ」とも)
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