顔射
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顔射(がんしゃ)とは性行為の最後に男性が相手の顔に向けておこなう射精。「顔面射精」、若しくは「顔面シャワー」の略。
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[編集] 概要
顔射は、アダルトビデオ等で多く見られる行為であり、これは性器部分がモザイクにより修正されるために、性行為を行なっていない、という批判を払拭する行為として人気を博した。またこの行為により女性の美しさの象徴の一つである「顔」に射精することによって女性が恥辱感に陥り、愛する女性の顔を自らの精液で彩る破壊感と征服感・独占感が男性の性的興奮を誘う行為である。サディズム的嗜好を満足させる行為の一つとして認識されている。同様の理由でアダルトゲームや成人向け漫画、同人誌などフィクションの世界でも多用される傾向にある。
女性にとってはメリットがほとんど無く、化粧が崩れるほか後処理が面倒など、デメリットが多いため好む女性は少ない。
アダルトビデオにおける顔射は、次の二通りに大別される。
また、女優が口を開けて射精を待ち、その開いている口へ目掛けて射精することもあるが、これは顔面射精ではなく口内射精の変形とも考えられる。
丸谷才一の短編小説「鈍感な青年」では、恋人どうしの初めてのセックスで、男が早漏して思いがけず女に顔射してしまうシーンがあり、芸術性高い顔射描写を読むことができる。
[編集] 実際の行為について
近年、若年層世代にはアダルトビデオを性行為の手本にしている男性が少なからず存在し、顔面射精を本当に全ての女性が喜ぶ行為と思い込んで行ったり、男女の性行為で当然に行なうものと誤解していたりするケースがあるとされる[要出典]。また、顔面射精をスムーズに行なうためにはコンドームを着用しないほうが良いため、避妊しない性行為の誘発となる可能性もある。
一般的には顔面射精の行為によって女性の得られる快感は少ないこと、衛生的な懸念からこうした行為を嫌う女性が多い。ごく少数、好奇心や愛する男性の精液を受け止めたい、またはマゾヒスティックな性向を持つ、あるいは男性と同じく思い込みにより顔面射精を受け入れる女性も存在するとされる。
[編集] 注意点
顔面射精に及ぶ時には、事前に女性に射精の場所を相談し、もし女性が嫌がる場合は無理強いをしないのはマナーである。また、顔面射精後は女性の顔に掛かった精液を親切丁寧に愛情を持って綺麗に濡れティッシュや乾いたティッシュで拭き取り、優しく抱擁や接吻をしたり愛情の篭った言葉をかけるのが礼儀である。 男性の精液は粘膜を冒す性質があるため目に入ると非常に沁みるだけでなく、結膜炎を患う場合があるので、女性は絶対に目を開けない事。 男性は速やかに精液を拭き取る事。また性行為感染症の感染率が高まるために、不特定多数との性行為が認められるパートナーとはこうした行為は慎むことがのぞましい。
[編集] 顔射をメインにしたAVのシリーズ
- ドリームシャワー ワープエンタテインメント
- ドリームウーマン MOODYZ
- ドリームアイドル MOODYZ
- ジーザス栗と栗鼠スーパースター V&Rプランニング、V&Rプロダクツ
[編集] 関連項目
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