面堂終太郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
面堂終太郎(めんどう しゅうたろう)は高橋留美子の漫画およびそれを原作としたアニメ『うる星やつら』の登場人物。アニメでの声優は神谷明。
4月1日生まれ。強大な財力(本人曰く「たかだか資産5兆円」)と軍事力(私設軍隊)を持つ面堂財閥の跡取り息子で、彼の一族は国土の51%を所有する。作中で友引高校へ転入してくる。容姿端麗かつ秀才で女性にはモテるが、男に対しては非常に性格が悪い。登校の際は自家用の飛行機を使ってパラシュートで降りてくることもある。
ラムに惚れ、紳士らしく彼女を「ラムさん」と呼ぶ。だがラムはあたるに心底惚れており、そのためあたるを目の敵にしているが、本質はあたると同じ。しかしその事は互いに認めたがらない。「上げ底」しているが、脚の長さもほとんど変わらない。
諸星あたるに馬鹿にされる度に日本刀(アニメでは刀名は村雨)で何の遠慮も無しに斬りかかるが、真剣白刃取りされる等して一度も成功したことはない。
部下として従えている黒メガネ部隊(私設軍隊)はあたるにも同情される程のマヌケ集団。ラムが黒メガネの格好をしていても、女と見抜けなかったほど。
面堂家の家紋にもなっているタコをペットとして大切に飼っている。なお本人の前でたこ焼きを食べると怒られる。
暗所恐怖症・閉所恐怖症で、よく狭くて暗い場所に閉じ込められては「暗いよ狭いよ怖いよーっ」と叫び錯乱状態に陥る(ただし女性が近くにいる場合は平気)。恐怖症を克服しようと特訓を重ね、結局直らなかったものの、鍛え上げられた腕力を元に秘技「釣鐘割り」をあみ出した。実はこの恐怖症は、自分が過去の自分に抱かせてしまったものである。ある意味自業自得と言えよう。
名前は元々作者が「トラブルシューター役」を彼に努めさせる為に「トラブル = 面倒 = 面堂」「シューター = 終太郎」からつけた。しかし実際にはあたると共に結構なトラブルメーカーだった。
家族は両親と妹の了子、および祖父がいる。特技はつり鐘割り。秘技はつり鐘捕り。