霜降
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霜降(しもふり)については霜降りを参照のこと。
霜降(そうこう)は二十四節気の1つ。10月23日ごろ。および、この日から立冬までの期間。
太陽黄経が210度のときで、露が冷気によって霜となって降り始めるころ。九月中。『暦便覧』では、「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説明している。
楓や蔦が紅葉し始めるころ。この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼ぶ。
[編集] 七十二候
霜降の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 霜始降(しも はじめて ふる):霜が降り始める(日本)
- 豺乃祭獣(さい すなわち けものをまつる):山犬が捕らえた獣を並べて食べる(中国)豺は{豸才}
- 次候
- 霎時施(こさめ ときどき ふる):小雨がしとしと降る(日本)
- 草木黄落(そうもく こうらくす):草木の葉が黄ばんで落ち始める(中国)
- 末候
- 楓蔦黄(もみじ つた きばむ):もみじや蔦が黄葉する(日本)
- 蟄虫咸俯(ちっちゅう ことごとく ふす):虫がみな穴に潜って動かなくなる(中国)