カエデ
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カエデ | ||||||||||||
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分類 | ||||||||||||
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学名 | ||||||||||||
Acer | ||||||||||||
英名 | ||||||||||||
Maple |
カエデ(楓)とはカエデ科(APG植物分類体系ではムクロジ科に含める)カエデ属Acer の木の総称。カエデの名称の由来は葉がカエルの手に似ていることからとされている。
モミジとも言うが、その場合、様々な樹木の紅葉を総称している場合もある。主に童謡などで愛でられるものはそれである。赤、黄、緑など様々な色合いを持つ為、童謡では色を錦と表現している。
もっとも一般にカエデとして見かけるものは、イロハカエデ(Acer palmatum Thunb. )である。本州中部以南の山野に普通に自生しているほか、古くから栽培も行われている。複数の品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するもの、最初から紫色に近い葉を持ったものがある。
一般に高木になる。落葉樹が多いが、日本では沖縄に産するクスノハカエデが常緑樹である。
葉は対生する。葉の形は掌状に切れ込んだものが多いが、3出複葉(メグスリノキ)や普通の単葉(チドリノキ)のものもある。
花は花弁が目立たない、小さなものである。果実は二つの種子が密着した姿で、それぞれから翼が伸びる。脱落するときは、翼があるので、風に乗ってくるくる回って落ちる。
これらカエデのうち、サトウカエデといわれる種は樹液が甘いので、これを採集し煮詰めてメープルシロップを作ることで知られている。又このサトウカエデは、その葉っぱがカナダの国旗にデザインされていることでも有名。
メグスリノキ(目薬木)(別名でチョウジャノキ(長者の木)と呼ばれる)は、苦味成分のロドンデール(視神経を活発化させる作用がある)が多く含まれている。また、古来より漢方薬として利用されており、葉や樹皮を煎じて飲用したり洗眼薬にしていたのでこの名前がついている。なお、山地に自生している。
漢字「楓」は本来本種ではなくフウを指す。日本で「かえで」と読むのは慣用。
目次 |
[編集] 主な種
- トウカエデ A. buergerianum Miq
- ヒトツバカエデ, A. distylum
- ハウチワカエデ, A. japonicum
- イタヤカエデ, A. mono
- トネリコバノカエデ(ネグンドカエデ)A. negundo
- アメリカハナノキ(ルブラカエデ、アカカエデ、ベニカエデ) A. rubrum
- イロハモミジ A. palmatum Thunb.
- ヤマモミジ, A. palmatum var. matsumurae
- ウリハダカエデ, A. rufinerve
- サトウカエデ, A. saccharum
[編集] 木材としての利用
カエデは木材として用いられ、その際にはメープル材と呼ばれることが多い。メープル材は、ハードメープルとソフトメープルに分けられる。ハードメープルはソフトメープルよりも25%硬いとされる。
- ハードメープル
- サトウカエデのこと。北米、カナダ産出。重硬で肌目は緻密で衝撃にも強い。心材は硬く、辺材が用いられることが多い。鳥眼目(バーズアイ・メープル)が現れることがある。建築材、家具、ボウリングのレーンやピン、楽器、バット(バリー・ボンズが使用していたことは有名)に使用される。
- ソフトメープル
- レッドメープル、シルバーメープル、ボックスエルダーなどの総称。加工性が良く、狂いも少ないが虫害に弱い。だが時に虫穴からゴミが入った為に暗い縞模様を呈したものは賞用に用いられる。用途はハードメイプルとほぼ同じ。
[編集] 参考
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[編集] 関連項目
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