長尾寺
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長尾寺 | |
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境内 |
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所在地 | 香川県さぬき市長尾西653 |
山号 | 補陀洛山 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 聖観音 |
創建年 | 天平11年(739年) |
開基 | 行基 |
別称 | |
文化財 | 経憧(国重文) |
長尾寺(ながおじ)は、香川県さぬき市長尾西にある寺院。四国八十八箇所霊場の第八十七番札所。本尊は聖観世音菩薩。宗派は天台宗(かつては真言宗だったが、天海により天台宗に改められた)。
目次 |
[編集] 歴史
天平11年(739年)、行基が当地で霊感を得て聖観音菩薩像を刻み、堂宇に安置したのが始まりとされる。
空海が渡唐前、当地に滞在し、年頭7日目の夜に護摩符を丘の上より人々に投げ与えたとの伝説があり、これは毎年1月7日の「福奪い」として今に伝わっている。天長2年(825年)、唐より帰朝した空海によって霊場と定められた。幾度かの兵火により堂宇は失われたが、その都度歴代藩主によって再建されている。
なお、静御前が源義経と別れた後、母の磯禅師と共に当寺を訪れ、得度したとの言い伝えもある。
[編集] 境内
[編集] 交通
- 鉄道
- 高松琴平電気鉄道長尾線 - 長尾駅から東へ200m。
- 同線は高松から当寺への参拝目的で長尾線の前身、高松電気軌道によって敷設された。
- 道路
[編集] 関連項目
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