鈴鹿峠
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鈴鹿峠(すずかとうげ)は、三重県(旧伊勢国)亀山市(旧関町)と滋賀県(旧近江国)甲賀市(旧土山町)の境に位置する東海道(国道1号)の峠。標高は357m。
三重県側と滋賀県側との高低差が急激なものである事から、現在でも箱根峠に次ぐ「国道1号有数の難所」と言われるほど、険しい区間が多い。東海道本線や東海道新幹線、名神高速道路もその険しさによる難工事が予想された為に、このルート採用を断念した経緯がある。現在ではこの峠を越える第二名神高速道路の建設計画が進行中である。
[編集] 歴史
鈴鹿山脈のなかで最も低い位置にある峠で、古くから東国からの京都への重要なルートとして機能している。
かつては峠を挟んで、滋賀県側には土山宿、三重県側には坂下宿が所在し、東海道の旅人たちの憩いの場となっていた。
自動車社会の急速な進行に対応すべく国道整備が進み、 旧街道は東海自然歩道の一部として残っている。
[編集] 交通
峠付近では、国道1号のバイパス整備が進んでいる。
※荒天時は鈴鹿峠バイパス三重県側区間は徐行もしくは通行止めになる。また、冬場は路面凍結に注意を要する。
[編集] 関連項目
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