進研ゼミ小学講座
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進研ゼミ小学講座(しんけんぜみしょうがくこうざ)とは、進研ゼミの小学生向け通信教育。なお、本項目では、「チャレンジ」と表記する。
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[編集] 概要
1980年に「進研ゼミ小学講座」が開講。通信教育業界の売上げ1位となり、会員数が増えてきた。通称「チャレンジ○○生」。毎月、「教材」として、ドリルだけでなく、付録が届くのも特徴。有料オプションドリル「国語算数発展ワーク」「漢字計算くりかえしドリル」も販売している。各学年には、取り組む会員と同じ学年のキャラクターが登場する。4年生からは、それぞれの学年の編集室の先生がキャラクターとして登場する。
[編集] 赤ペン先生の問題
テキストに全て取り組みその月の後半に、「赤ペン先生の問題」と呼ばれる添削サービスがある。「赤ペン先生」と呼ばれる素人の教師が採点する。内容は、かつては社会と理科もあったが現在はどの学年も国語と算数だけである。夏休みなどは理科社会もある.提出目標日は月末であるが、あくまでも目標のため、いつ提出しても採点可能である。提出すると、毎月「がんばりシール」と呼ばれる、努力賞をもらうために必要なシールが8枚もらえる。16枚の時も時々ある.
[編集] 実力診断テスト
「実力診断テスト」と呼ばれる実力テストが3年生から、年に3回、7月号・12月号・3月号で実施する。取り組む目標日も設定されている。ちなみに、3年生は取り組む時間も設定されている。問題冊子に書かれてあるテストに取り組み、答えの番号をマークシートに塗り潰し、赤ペン先生の問題と一緒に提出するというもの。マークシートを塗る際、テストの答えが間違っていても訂正してはいけない。教科は、3年生の12月号からは4教科。およそ半月後、テストの結果とがんばりシール、「個別復習ドリル」と言う会員のテストの結果に合わせたドリルが届く。
[編集] 毎月届く内容
- テキスト
- 学校で習う大切な4教科(1・2年生は2教科)を学習するための、進研ゼミ小学講座の中心となるドリル。3年生までは1回分2ページ(国語・算数のみ)であり、1日に2教科取り組む、という問題配分が、4年生からは、1回分4〜6ページとなり、1日に1教科だけ取り組む、という内容である。1回分取り組むと、シールを貼るというおまけもある。答え合わせ(まるつけと呼ぶのが普通)は、3年生までは保護者がやるが、4年生からは子供自身でやる。
- 答えの本(こたえのほん)
- 4年生から届く、子供向けのまるつけ専用冊子。詳しい解説もあるため、しっかり理解できる。ちなみに、3年生までは、答えは保護者向け情報誌に掲載されている。
- コース別教材(こーすべつきょうざい)
- 3年生から届く別冊ドリル。問題内容は前学年の冬に、子供自身に合ったコースを選ぶ。漢字計算中心のコースと、読解や文章題中心のコースがある。毎月しっかり取り組む方法と、夏休みなどの長期休みに取り組む方法がある。4月に4〜7月分のドリル、9月に9〜12月分、1月に1〜3月分と言う風に、定期的にまとめて届く。
- 教具(きょうぐ)
- 学習に役立つ、玩具系の教材。
- ビデオ
- 保護者向け情報誌(ほごしゃむけじょうほうし)
- 会員の保護者向けに作られた、教育関連、チャレンジの情報などについての情報誌。3年生までは、子供向けのテキストの答えと解説も掲載されている。表紙には、「おうちのかたにわたしてください」などと書かれた、会員に提示する注意がある。保護者に渡してください、と言う意味である。
- 子供向け情報誌(こどもむけじょうほうし)
- 子供向けに作られた情報誌。身近な事についての特集や、1・2年は物語、3年生からは漫画や小説などの連載、星座占いやお便りなどの内容である。1・2年生は「はてな?はっけん!ブック」、3年生は「なんで!?本」4年生は「わくわく発見BOOK」、5年生は「未来アドベンチャー5年生」、6年生は「未来アドベンチャー6年生」である。
[編集] オプション教材
進研ゼミ小学講座には、有料で申し込めるオプションドリルが用意されている。一部の書店でも販売されている。
[編集] 1〜4年生
- 国語算数発展ワーク(こくごさんすうはってんわーく)
- 通常の「チャレンジ」より難易度が高い問題が豊富な発展ワーク。春・夏・秋・冬の全4号である。「知識を使いこなす力」(リテラシー)を身につける問題も用意されている。1・2年生は、国語算数各12回だが、3・4年生は、国語算数各14回と確認テストである。4年生は、通常のチャレンジ同様、自分で答え合わせをする。
- 漢字計算くりかえしドリル(かんじけいさんくりかえしどりる)
- 基礎となる漢字・計算の問題が掲載されているドリル。夏休み・冬休み・春休みの全3号。1〜4年生共に、漢字計算各30回分である。
[編集] 5年生
- 国語算数ハイレベルテキスト(こくごさんすうはいれべるてきすと)
- 国語算数発展ワーク同様、難易度の高い問題が豊富なテキスト。春・夏・秋・冬の全4号。
- 漢字計算くりかえしドリル(かんじけいさんくりかえしどりる)
- 内容は1〜4年生の漢字計算くりかえしドリルと同じ。春・夏・秋・冬の全4号。
[編集] 主なキャラクター
小学講座(3年まで)は、以下のキャラクターが登場する。以降学年ごとに人間のキャラクターが変わり、各教科ごとのキャラクターが登場する。
- コラショ(妖精・キッズのランドセル/声優:大谷育江)
- キッズ(本名:井上きずな/声優:岡村明美)
- ラッキー(本名:村木こすも・女の子・キッズとは幼なじみ/声優:遠藤勝代)
- いけのカンがえる(頭に缶をのせているカエル/声優:大川透)
- キッズの部屋のベランダに住む。読書が趣味。
- うさぎのめめ(ウサギ/声優:増田ゆき)
- ラッキーの家に住む。元々はラッキーが大事にしていたぬいぐるみだった。泣き出すと止まらない。
1997年(コラショ等に交代)まで登場していたキャラクター
- ブッチ(犬)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- チャレンジランド小学生向け公式ホームページ
- 進研ゼミ小学講座保護者向け公式ホームページ
- キャスフィ 進研ゼミ小学講座 掲示板
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