袴田茂樹
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袴田 茂樹(はかまだ しげき、1944年3月17日-)は、青山学院大学国際政治経済学部教授。専門は、ロシア社会論。
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[編集] 略歴
広島県福山市生まれ。広島県立福山誠之館高校~東京大学文学部卒業。東京大学大学院およびモスクワ大学大学院修了。芦屋大学教授を経て、1988年から現職。
父は昭和15年にソ連に政治亡命した袴田陸奥男。 伯父は日本共産党幹部の袴田里見。異母妹のイリーナ・ハカマダは、現在ロシア下院議員。
ロシア問題の権威であり、外務省のプレインとして対露政策決定にも影響力をもつ。しかし、佐藤優の著書の中で、保身のため佐藤や鈴木宗男議員に不利となる虚偽の供述をしたとして批判されている。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『ソ連――誤解をとく25の視角』(中央公論社[中公新書], 1987年)
- 『深層の社会主義――ソ連・東欧・中国こころの探訪』(筑摩書房, 1987年)
- 『ソビエト・70年目の反乱――現地から検証する出口なきゴルバチョフ・ソ連』(集英社, 1990年)
- 『ロシアのジレンマ――深層の社会力学』(筑摩書房, 1993年)
- 『文化のリアリティ――日本・ロシア知識人:深層の精神世界』(筑摩書房, 1995年)
- 『沈みゆく大国――ロシアと日本の世紀末から』(新潮社, 1996年)
- 『プーチンのロシア――法独裁への道』(NTT出版, 2000年)
- 『現代ロシアを読み解く――社会主義から「中世社会」へ』(筑摩書房[ちくま新書], 2002年)
[編集] 共著
[編集] 編著
- 『もっと知りたいソ連』(弘文堂, 1988年)