袋麺
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袋麺(ふくろめん)とは、インスタントラーメンでも特にプラスチックの袋状パッケージに封入されて販売されているもの。主にラーメンをインスタント化した食品が多い中、例外的に焼きそば・うどん・蕎麦などの他の麺類にも見られる。
[編集] 概要
この食品は、鍋に500cc程度の湯を沸かし、この中にパッケージ中の乾燥麺を投入、3分ほど茹で、そこへ粉末スープ・液体調味料などの付属調味料を加えて食べる。具体的な調理方法は製品によって異なるが、普通はパッケージに記載されている。大抵は食べる前に丼等の食器に盛り付ける。この茹で調理の際に適時食材を加え、消費者の好みでアレンジする事も可能である。
加えられる食材には卵、なると、ハム・叉焼などの肉類、海苔、若布、生の野菜(茹でる前に加えられ、一緒に煮られる)、茹で野菜・炒め野菜(盛り付け後に乗せられる)など多岐に渡り、消費者の好みさえ合えば、特に載せるものは限定されない。
これに類する安価な製品では、日本国内でも店頭での実売価格で一食あたり50円を切るものも多いが、その一方で高価な食材をレトルトで同梱した高級感をセールスポイントとする製品も見られる。調理には鍋を必要とする物がほとんどであり、カップ麺に比べて手間が掛かる物が多いことから1989年11月には生産量でこれを下回り、インスタント食品に占める市場は減少傾向にある。
ただパッケージが簡単でごみが少なくて済み、また各家庭で肉や野菜類を加えて調理する余地が多分にあることから、これを好む消費者も見られ、毎年のように新製品が登場している。特売商品として、5食単位でまとめ売りされる場合も多く見られ、広く大衆食として普及している。
日本ではインスタント食品としてやや程度の低い食糧に見なされる事もある袋麺だが、大量生産の製造技術自体は古くから完成されている事もあり、また保存期間も乾燥させてある事から6ヶ月(常温保存)と比較的扱い易いため、アジア地域を中心に広く消費されている。
[編集] 関連項目
- 災害に備え、これを大量に備蓄する所も見られる。
- 鍋で湯を沸かせさえすれば調理が出来、また軽量で携帯に便利な事から屋外でこれを調理して食べるアウトドア愛好家も多い。
- 同作品には度々この食品が「手軽なオヤツ」として登場する。