舎人糠虫
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舎人糠虫(とねりのぬかむし、生年不明 - 天武天皇11年(682年2月)は、日本の飛鳥時代の人物である。旧仮名遣いでの読みは同じ。姓(カバネ)は造、後に連。672年の壬申の乱で大海人皇子(天武天皇)の側についた。贈大錦上。
『日本書紀』が壬申の乱について述べるくだりに糠虫の名は現れないが、後述の贈位記事によって大海人皇子側で何らかの活躍をしたことが知られる。
天武天皇10年(681年)12月29日、舎人造糠虫は連の姓を与えられた。翌年1月9日、大山上舎人連糠虫は、小錦下の位に進んだ。その年の2月に小錦下の舎人連糠虫は死んだ。壬申の年の功によって、大錦上の位が贈られた。