竹下貴浩
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竹下貴浩（たけした たかひろ 男性 1961年 - ）は、司法書士、行政書士、早稲田セミナー専任講師。長崎県出身。
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[編集] 経歴
長崎県立長崎北高等学校卒、1983年一橋大学法学部卒。
大卒後、企業に就職するも長続きせず、退職して学習塾の講師、家庭教師となる。その間、宅建、行政書士などの資格を取得する。
キャリアを広げようと司法書士試験を志し、早稲田法科専門学院の司法書士コースに通学するも、その予備校と相性が合わず、 定評のある基本書を用いた独学に転向し、1987年に司法書士試験に2度目で合格する。
（なお、この時の独学で自分で調べながら勉強した経験から、受験生の予備校に頼る姿勢には否定的である。）
1989年（平成元年）に早稲田セミナーが司法書士講座を開講する際に、専任講師に就任し、現在に至る。
[編集] 人物・講義STYLE
司法書士試験ついての著書を数多く執筆している。現在は、司法書士としての業務はしておらず、講師業、執筆業をメインに活動している。
司法試験や公務員試験に比べ、マイナーだった司法書士試験を、早稲田セミナーの看板講座にまで引き上げたカリスマ講師であり、同予備校で最も多くの受講生を集めるドル箱である。早稲田セミナーの司法書士1年合格コースの受講生の9割以上が竹下クラスが占めている状況である。
受験界での影響力は絶大で、「竹下貴浩著」とついた書籍は飛ぶように売れる。受験界では、民法、不動産登記法、商法、商業登記法を主要科目、刑法、憲法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法をマイナー科目と呼んでいるが、これらの科目の総称として主要科目、マイナー科目と名づけたのも竹下貴浩である。また、司法書士試験受験指導で同一講師による全科目一貫指導を初めて実施したのも竹下貴浩である。
独特の容姿と語り口、テンポよく進む講義は、受講生をひきつけてやまない。
講義スタイルはテキストを口頭で読みあげ、要点を端的に指摘していくもの。長年の受験指導から過去問の傾向を熟知しており、どこまで出て、どれが重要なのか、ズバリ言っていく。
これに対して、制度趣旨や原理原則の説明、何故そうなるのかという理由説明をあまりしないので覚えにくいとの批判的な声もある。
自身は基本書を用いた学習をしていたが、司法書士試験に対して受験生が基本書を読むことには否定的であり、講義においても
「基本書を読んだほうがいいですか、と質問されたんですけどそんな暇があるのか、ちゅーことですよ。やりたい人は、やってもいいんですよ、私は止めませんからね。」
と述べられている。その理由は、講義テキストは、基本書から司法書士受験に必要な事項を抜き出して作ったものなのでテキストをやれば十分だからということである。
2005年から合格コースの一貫指導を止めて、記述式対策のブリッジ講座を手塚宏樹専任講師に、2006年にはブリッジ講座に加えて、基礎講座マイナー科目編の1部を手塚宏樹専任講師に任せるようになった。
「言ってる意味、わかります？」、「よろしいですか」、「～ねぇ」、「えぇ～」が講義中の口癖。
[編集] 毒舌
見た目は冴えない窓際係長風だが、大変な毒舌家である。主な発言に、
- 「この程度のことが覚えられないようでは受験生と言えません」
- 「人生相談のような訳の分からない質問はしないでください」
- 「受かりたいのなら死ぬ気でやってください」
- 「社会人の方は仕事を言い訳にしないでください」
- 「明日やると言ってる人の明日は一生こないっすよ。今日やることは今日のうちにやってください」
- 「予備校の講師ちゅーのは、毎年、毎年、同じことの繰り返しで生きてる気がしないっすよ」
- 「私の対応が冷たいと言ってる人がいますが、冷たいのはそう言ってるあんたの脳ミソっすわなぁ」
- 「推論問題なるものが出ると抜かしている人わぁ～、まず受かりませんわなぁ」
- 「この試験は、1回で受かるのが当然っすからねぇ～」
- 「これだけ受かるちゅーのに、落ちるほうがおかしいって感じですかね」
- 「一生懸命勉強していて1年で筆記試験に受からなかったつー人は、私、十数年講師してますけど1人もいないっすよ、えぇっー」
- 「択一の基準点超えられないってのは、全く勉強してないちゅー感じですかね」
- 「択一の基準点未満の人は受験生ではなく、お金を払って試験会場に遊びにきた暇人ちゅーことですわ」
- 「講義で触れたところをもう忘れているような方は来年の試験は諦めてください」
- 「算数がわからない人は、人生をやり直してください。」
- 「日本語がわからない人は、小学生からやり直してください。」
- 「こんなことも未だにわからない人います？いましたら今まで何しに来てたんっすか？」
- 「受かりたい人は受かる試験っすよ。受かりたい人は６０以上は最低限取ってください。私から言わせると、その程度も解けない連中は、本気で受かりたいとは思っていないんでしょうな」
- 「試験に受からないちゅーのは、やるべきことをやっていない不誠実な性格の現れです。」
- 「この試験をキツイと抜かして逃げるようでは、この先の人生を生き抜いていけないっすよね？人生はもっと厳しいですからね」
- 「もう試験のためだけに勉強するなんて、こんなくだらないところに帰ってこないようにしてください」
などがある。
時には、録音できないほど過激に言い過ぎることもあり、年に数回程度、始末書を書かされているとのこと。
しかし、辛口の竹下節は、一部の熱烈な信者にとってはたまらないものらしい。
また、この毒舌とは裏腹に、生講義を受講できない地方ビデオ講義受講生を気遣い、カメラ目線でビデオ生に話しかけたりと、おちゃめな一面も備えてる。
[編集] 担当講座
[編集] 現在の担当講座
竹下クラスとは基礎講座主要科目編・基礎講座マイナー科目編・ブリッジ講座・過去問分析講座の４講座を合わせたパックである新1年合格コースの総称である。尚、ブリッジ講座は、手塚宏樹専任講師が担当する。
[編集] 過去の担当講座
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[編集] 作品
[編集] 入門書
- 『司法書士竹下流合格バイブル』 早稲田経営出版
- 『司法書士竹下流合格ロード』 早稲田経営出版
- 『司法書士最短最速合格法』 日本実業出版社
- 『司法書士ナビゲーションブック』シリーズ 早稲田経営出版
- （廃刊）『資格で人生の選択肢を増やせ！』 早稲田経営出版
- （廃刊）『人気講師が教える 司法書士試験スクランブル学習法』 日本実業出版社
[編集] 学習テキスト
- 『司法書士デュープロセス』シリーズ 早稲田経営出版
- 『司法書士直前チェック』シリーズ 早稲田経営出版
- 『司法書士新会社法対策ノート』 早稲田経営出版
- （廃刊）『司法書士ベーシック民法・不動産登記法』 Ｗセミナー刊
- （廃刊）『司法書士商法・商業登記法スクランブルノート』 Ｗセミナー刊
- （廃刊）『申請パターン115』 Ｗセミナー刊
- （廃刊）『司法書士択一完成』シリーズ Ｗセミナー刊
- （廃刊）『司法書士速報新不動産登記法（権利編）』 早稲田経営出版
- （廃刊）『司法書士技ありシリーズ 不動産登記法―実戦基本書』 早稲田経営出版
- （廃刊）『司法書士技ありシリーズ 直前チェック２８ 不動産登記法』 早稲田経営出版
- （廃刊）『司法書士技ありシリーズ 直前チェック２８ 商法・商業登記法』 早稲田経営出版
[編集] 問題集
- 『司法書士択一・記述 ブリッジ』シリーズ 早稲田経営出版
- 『司法書士過去問分析ノート』シリーズ 早稲田経営出版
- 『解説不動産登記書式』 住宅新報社
- （廃刊）『書式ワークブック』 Ｗセミナー刊
- （廃刊）『口述試験対策問題集』 Ｗセミナー刊
- （廃刊）『司法書士書式ブリッジ』シリーズ 早稲田経営出版
- （廃刊）『合格三番勝負―司法書士試験問題集』 早稲田経営出版
[編集] 実務書
- 『問答式不動産登記手続の実務』 税務経理協会
[編集] 視聴教材
- 『CD 司法書士直前チェック』シリーズ 早稲田経営出版
- 『CD 竹下ベストレクチャー』シリーズ 早稲田経営出版
- （廃刊）『カセット司法書士直前チェック』シリーズ 早稲田経営出版
[編集] 主な受講生
竹下クラス出身者
- 荒井康弘 早稲田セミナー専任講師（東京本校）
- 磯島良彦 早稲田セミナー専任講師（梅田校）
- 臼杵裕美 早稲田セミナー専任講師（札幌校）
- 甲斐田誠義 早稲田セミナー専任講師（福岡校）
- 今健一 早稲田セミナー専任講師（立川校）
- 戸井洋木 司法書士、行政書士、司法書士になろう！監修
- 西川浩之 早稲田セミナー専任講師
- 藤岡隆男 早稲田セミナー専任講師（京都校）
- 村山宏行 早稲田セミナー専任講師（渋谷校）
- 山下一佳 早稲田セミナー専任講師（神戸校）
- 山田巨樹 早稲田セミナー専任講師（東京本校）
- 山本浩司 早稲田セミナー専任講師（お茶の水校）
竹下クラス以外の受講生
- 常川郁代 早稲田セミナー専任講師（渋谷校）
- 土屋武大 早稲田セミナー専任講師（東京本校）
- 手塚宏樹 早稲田セミナー専任講師（東京本校・池袋校）
- 星野文仁 早稲田セミナー専任講師（東京本校・渋谷校）
など
