祭主
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祭主(さいしゅ)とは、伊勢神宮にのみ置かれている神職の役職。かつては、いわゆる令外官のひとつであった。近代以前は、代々、中臣氏(大中臣氏)が任命され、神祇大副が兼任した。伊勢神宮の祈年祭・月次祭・神嘗祭において、奉幣使として参向し、祝詞を奏上して、天皇の意思を祭神に伝えることを主たる役目とする。式年遷宮に際しては造神宮使・奉遷使を務めた。 伊勢神宮のほかにも同名の役職が置かれる場合があったが、それらとは明確に区別される。現在の祭主は池田厚子氏。
[編集] 近代
近代以降、社家の世襲が廃止されると、藤波家の世襲は廃されて、華族をもって祭主に任じた。のち皇族をもって任じることとなり、神宮司庁官制で法制化された。現在は女性の元皇族が任じられている。 最初の皇族祭主が久邇宮朝彦親王であることから、その子孫が任命されていることが多い。 熱田神宮にも祭主を置く動きがあったが、実現しなかった。
- 藤波教忠
- 近衛忠房
- (祭主心得)三条西季知
- 三条西季知
- 久邇宮朝彦親王
- 有栖川宮熾仁親王
- 賀陽宮邦憲王
- (臨時祭主)多嘉王
- 多嘉王
- (臨時祭主)久邇宮邦彦王
- (臨時祭主)梨本宮守正王
- 梨本宮守正王
- 北白川房子(内親王)
- 鷹司和子
- 池田厚子(現職)
[編集] 関連項目
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